Casio ID29J ID 29J
User Manual: Casio ID-29J ID-29J | 取扱説明書 | 時計 | お客様サポート | CASIO
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Operation Guide ID-29J
1
MA0809-A
●電波時計とは
正確な時刻情報[日本標準時]をのせた長波標準電波(JJY)を受信することに
より、正しい時刻を表示する時計です。
日本標準時:日本の時刻のもとになるもので、テレビの時報などに利用されて
います。
この標準時は「セシウムビーム型原子周波数標準器」等により制
御されています。
電波時計は正確な日本標準時を受信していますが、時計内部の時刻演算処理
等により、時刻表示に 1 秒未満のズレが生じます。
●標準電波
標準電波は独立行政法人情報通信研究機構(NICT)が運用しており、福島県田
村郡の「おおたかどや山標準電波送信所」(40kHz)および佐賀県と福岡県の
境の「はがね山標準電波送信所」(60kHz)から送信されています。
この標準電波はほぼ 24 時間継続して送信されていますが、保守作業や雷対策
等で一時送信中断されることもあります。
●電波の受信範囲の目安
条件の良いときは、送信所からおよそ1000km離れた場所でも受信することが
できます。
•ただし、約 500km を超えると電波が弱くなるので、受信しにくくなること
があります。
※ 受信範囲内であっても、地形や建物の影響を受けたり、季節や天候、使用場
所、時間帯(昼/夜)などによって受信できないことがあります。
※ 電波の特性により、夜間の方がより受信しやすくなります。
※一般的に送信所からの距離が近い方の電波が受信しやすいと考えられますが、
電波環境や使用場所によっては、送信所からの距離が遠い方の電波が受信し
やすい場合があります。
1000km
〈送信所の位置〉
はがね山
(60kHz)
おおたかどや山
(40kHz)
500km
1000km
500km
●電波受信について
本機は「おおたかどや山標準電波送信所」(40kHz)と「はがね山標準電波送
信所」(60kHz)の 2 局より受信しやすい方の電波を自動的に選択し受信を行
ないます(自動選局機能)。通常は毎日、電波受信を自動的に行ないます(自動
受信)。
●使用場所について
本機は、テレビやラジオなどと同様に、電波を受信するものです。本機を使用
するときは、「電波を受けやすい」部屋の窓際などでご使用することをおすすめ
します。
以下のような場所では、電波受信しにくくなりますので、このような場所は避
けて本機をお使いください。
電波時計について
●正しく電波受信するために
•電波受信できる場所でお使いください(「使用場所について」参照)。
•本機を電波送信所方向に向けると、受信しやすくなります(本機に内蔵されて
いる受信アンテナと電波送信所が垂直方向になるようにすると、最も受信しや
すくなります)。
・ 時計表示部または裏面を電波送信所に
向かい合うようにする
・金属板の上などを避けて窓際で行なう
最も受信しやすい設置のしかた
送信所
•受信中(受信インジケーター表示中)に時計を動かしたりボタン操作をしない
でください。
•ボタン操作で現在時刻を修正すると、以後 24 時間自動受信は行ないません。
ただし、この間に手動受信を行なうと、その時点で解除されます。
•電波受信を行なわない間は、平均月差± 30 秒以内の精度で計時します。
•電波障害により、誤った信号を受信することがあります。
マンションやビルなどの鉄筋、
鉄骨の建物の中およびその
周辺(ビルの谷間など)
※ 但し、窓ぎわで使用すると受
信しやすくなります。
高圧線、架線の近く 乗り物の中
(自動車、電車、飛行機など)
電波障害の起きるところ
工事現場、空港のそば、交通
量の多いところなど
()
山の裏側…など
家庭電化製品、OA機器のそば、
金属板の上
テレビ、スピーカー、FAX、
パソコン、携帯電話など
( )
•電池の残量が残っている場合でも1年に1回は全部の電池を交換してください。
•電池が消耗しますと一般的に以下のようなことが起こります。このようなときは長時間放置せず、速やかに新しい電池と交換してください(定期的な交換をおすすめします)。
➟誤動作(時刻やアラーム等のリセット、報音の停止、時刻狂いなど)することがあります。
➟液晶表示は「薄くなったり」「消えたり」します。
➟アナログ時計は「時計が遅れたり」「針が止まったり」します。
•付属の電池は充電式ではありません。絶対に充電しないでください。
•お買い上げ時に付属している電池はモニター用電池 * のため、電池新品時の電池寿命に満たないうちに切れることがあります。
*モニター用電池とは時計の機能や性能をチェックするための電池のことで、時計本体価格に電池代は含まれておりません。
※ 電池が液漏れを起こした場合は液に触れずにすぐにふきとってください。
電源に関するご注意
Operation Guide ID-29J
2
各部の名称と表示の見方
11
11
1ボタン(+)
22
22
2ボタン(−)
カレンダー、現在時刻、快適温湿度などを合わせるときに使います。
33
33
3ボタン(リセット)
電池交換後、必ず押します。
※リセット操作がしにくい場合は先端の細いもので押してください
(製品を傷つけないようご注意ください)。
※ボタンやスイッチなどを操作するときは落下によるケガ、および器物の破損を防止するためにも、必ず本機を壁から取り外して操作してください。
※図は操作説明用ですので、実際の製品とはデザインなどが異なることがあります。
44
44
4ボタン(セット)
カレンダー、現在時刻、快適温湿度などを合わせるときに使います。
55
55
5ボタン(電波受信)
すぐに電波を受信したいときに使います。
(裏面) ● 電池交換のしかた
壁掛け用穴
電池ブタ
単3形マンガン乾電池(R6P)×2本
電池ブタの開け方
電池の入れ方
起こしたスタンドを押し込んでください
裏面のスタンドを起こしてください
フック
矢印の方向へ開けてください
※スタンドを使用しないときは元の位置に収納してください。
電池ブタのフックを押しながら
マーク
マーク
受信インジケーター
(受信中のみ使用)
時刻(時・分・秒 )
温度
湿度
(表面)
午後マーク
(午前、24時間制のとき、消灯)
カレンダー(月・日・曜 日 ) 快 適 ア イコ ン
● デジタル表示部の見方
Operation Guide ID-29J
3
「各部の名称と表示の見方」も一緒にご参照ください。
1「表示用シール」を取り外します
機種によりデジタル表示部に「表示用シール」をつけて出荷しております。
ご使用の前に必ずこの「表示用シール」を取り外してください。
2
電池を入れます
電池ブタを開き、++
++
+ --
--
-の向きに注意して、電池を正しく入れます(「電池交換
のしかた」参照)。
3
リセット操作を行ないます
33
33
3ボタンを押します。
デジタル表示部が「午後 12:00 00」になります。
「午後 12:01 00」になると自動的に電波受信を開始します。
※電池を入れた時点で時計としての動作が始まっていますが、そのままリセット
操作をしてください。
※先端の細いもので押してください(製品を傷つけないようご注意ください)。
※リセット操作が終わったら電池ブタを閉じます。
4
電波受信の様子を見ます
(使用したい場所の近くに置きます)
●本機を取り付ける場所の近
くに置きます(図 11
11
1)。
取り付ける
場所
取り付ける場所 の
近くに置いて
様子を見る
図1
受信しにくい 受信しやすい
図2
●取り付ける場所が電波受信
しやすいかどうかを受信イ
ンジケーターで確認します
(図 22
22
2)。
•
電波を受信中は受信インジケーターで受信状態をお知らせします。電波を受信し
やすいと多く点灯します(最大5個)(図
22
22
2
)。
•
受信インジケーターは使用場所を決める際の目安としてお使いいただけます。
※1回の電波受信は約 2 ∼ 16 分間です。
※電波を受信中はボタン操作をしないでください(電波受信を終了します)。
5電波受信の結果を見ます
電波の受信に成功すると“ ”マークと“ ”マークが点灯します(図 33
33
3)。
1日1回以上、電波の受信に成功し
ていることを表します。
図
3
最新の電波の受信に成功している
ことを表します 。
マーク
マーク
•“ ”マークと“ ”マークは正しい時刻が表示されているかどうかの目安に
なります。
※マークは、電波の受信に成功していても午前2 時と午前 3 時になると一度
消灯します。その後、電波の受信に成功すると再び点灯継続します。
●受信できなかった場合
➟数分後に電波の受信を終了します(そのままの時刻で計時されます)。
➟受信状態が不安定で、時刻や月日の一部が修正されることがあります(
マーク不灯)。
上記のような場合は「電波を受信しにくい場合」をご参照ください。
●1∼2週間電波受信の様子を見ます
電波受信は地形や建物の影響を受けたり、季節や天候、使用場所、時間帯(昼/
夜)などによって変わります。
1∼2週間様子を見ることをおすすめします。
はじめてお使いになるときは
(電池交換時もご覧ください)
“ ”マークが常に点灯している、または点灯している時が多い
➟そのまま、その場所でお使いになれます。
“ ”マークが全く点灯しない、またはときどきしか点灯しない
➟その場所では電波受信しにくいので、向きや場所を変えてください。
➟その場所で使用する場合はボタン操作で時刻を合わせてご使用ください
(「電波を受信しにくい場合」参照)。
そして受信可能な別の場所でときどき電波受信を行なってください。
6本機を取り付けます
•電波受信の様子を見た場所と取り付ける場所で、電波受信に差が出る場合があ
ります。
•時計を取り付ける場合、壁や時計を汚したり痛めることがありますのでご注意
ください。
●ネジを壁に取り付けます(図 44
44
4、図 55
55
5)。
照明の
当たる場所
10mm
梁または柱
壁材
ネジ
図4図5
取り付ける前に壁の材質・構造をご確認ください。付属のネジは指定の場所(梁、
木の柱、木質の厚い壁)以外に使用しないでください。指定の場所以外に使用し
た場合、落下によりケガをする場合があります(石膏ボード・コンクリート・薄
い化粧ベニヤ板などには使用できません)(図 55
55
5)。
●時計をネジに掛けます(図 66
66
6∼図 88
88
8)。
図7図8
壁掛け用穴
(裏面)
壁に取り付けたネジ
図6
時計を取り付けた際、上下左右そして手前に軽く動かし正しく取り付けられてい
ることを確認してください。正しく取り付けられていない場合、落下によりケガ
をしたり、器物を破損する場合があります(図 77
77
7、図 88
88
8)。
●スタンドの使い方
本機は置いて使用することもできます。
起こしたスタンドを
押し込 んでください
裏面のスタンドを
起こしてください
※スタンドを使用しない
ときは元の位置に収納
してください。
ネジを梁が通っている壁面または
柱にしっかりねじ込みます(図55
55
5)。
取り付ける場所は部屋の照明があたる
場所をおすすめします(図 44
44
4)。
Operation Guide ID-29J
4
●電波を受信しにくい場合
電波受信は地形や建物の影響を受けたり、季節や天候、使用場所、時間帯(昼/夜)などによって変わります。
「使用場所について」および「正しく電波受信するために」もご参照の上、<電波受信の方法>を試して1∼2週間様子
を見てください。
<電波受信の方法>
本機の向きや場所を変えて 55
55
5ボタンを押してください(再度、電波受信を行ないます)(図 99
99
9)。
●電波を受信しにくい状態がつづく場合
カレンダーや時刻等をボタン操作でセットして使用します(「各部の名称と表示の見方」も一緒にご参照ください)。
1
セット表示に切り替えます(44
44
4ボタンを使います)
44
44
4ボタンを押すごとに以下の順で表示が切り替わります(「各部の名称と表示の見方」参照)。
※ カレンダー及び時刻等のセットは、<年セット表示>∼< 12 / 24 時間制セット表示>のセット表示になります。
<年セット表示>
年セット範囲2000年∼2069年まで
ボタンボタン
<通常表示>
例 2008年 6月30日 月曜日
午後10時58分50秒(12時間制表示)
ボタン ボタン ボタン
ボタン
ボタンボタン
ボタン
<月・日セット表示>
曜日自動計算機能付きフルオートカレンダー
<最低快適湿度セット表示>
設定範囲 : 20%∼89%、−− %
<最高快適湿度セット表示>
設定範囲 : 21%∼90%、−−%
<最低快適温度セット表示>
設定範囲 : 0℃∼40℃、−−.−℃
<最高快適温度セット表示>
設定範囲 : 0℃∼40℃、−−.−℃
<12/24時間制セット表示>
24時間制のときは「24H」マークが点灯します
<現在時刻セット表示>
電波を受信しにくい場合
2
カレンダーや時刻等をセットします
(11
11
1ボタン、
22
22
2ボタンを使います)
44
44
4ボタンを押してセットしたい表示に切り替えます
(「各部の名称と表示の見方」参照)。
➟各表示の点滅箇所がセットできます。
11
11
1ボタンを押します・・・点滅箇所の数字が進みます。
22
22
2ボタンを押します・・・点滅箇所の数字が戻ります。
•<12/24 時間制セット表示>以外で、それぞれ押し続けると早送り/戻し
ができます。
•<現在時刻セット表示>のときにボタンを押して分を進めた(戻した)タイミ
ングで 00 秒になります。
3
通常表示に戻します(44
44
4ボタンを使います)
44
44
4ボタンを押して<通常表示>に戻します(「各部の名称と表示の見方」参照)。
➟通常表示に戻ったときに点滅は終了します。
➟テレビや電話サービス等の時刻と照合してください。
※セット表示で何も操作しないと、約5分後に自動的に<通常表示>に戻ります。
4
再度、電波受信を行ないます(55
55
5ボタンを使います)
55
55
5ボタンを押して電波受信を行ないます(「各部の名称と表示の見方」参照)。
※ ボタン操作で現在時刻等を修正すると、以後24時間は自動受信を行ないませ
ん。ただし、この間に 55
55
5ボタンを押して電波受信を行なうと、通常の自動受
信を行なうようになります。
※電波受信しにくい状態で使い続ける場合は、受信可能な別の場所でときどき電
波受信を行なってください。
部屋
部屋を上から見たところ
送信所
図9
Operation Guide ID-29J
5
快適温湿度表示の使い方
●快適温湿度表示
快適と感じる温湿度を設定し、その範囲内にあるときアイコンでお知らせします。
以下の場合に便利です。
•エアコンなどの温度調節の目安
一般的に快適と考えられる温度(20℃∼ 28℃)と湿度(40%∼ 60%)が初期値
として設定されています。
そのままでもご使用になれます。
上限マーク・・・ 現在の温度または湿度が快適温湿度表示の設定範囲よ
り高い場合、点灯します。
下限マーク・・・ 現在の温度または湿度が快適温湿度表示の設定範囲よ
り低い場合、点灯します。
1セット表示に切り替えます(44
44
4ボタンを使います)
44
44
4ボタンを押すごとに以下の順で表示が切り替わります(「各部の名称と表示の見方」参照)。
※快適温湿度表示の範囲設定は、<最高快適温度セット表示>∼<最低快適湿度セット表示>の表示になります。
<年セット表示>
年セット範囲2000年∼2069年まで
ボタンボタン
<通常表示>
例 2008年 6月30日 月曜日
午後10時58分50秒(12時間制表示)
ボタン ボタン ボタン
ボタン
ボタンボタン
ボタン
<月・日セット表示>
曜日自動計算機能付きフルオートカレンダー
<最低快適湿度セット表示>
設定範囲 : 20%∼89%、−−%
<最高快適湿度セット表示>
設定範囲 : 21%∼90%、−−%
<最低快適温度セット表示>
設定範囲 : 0℃∼40℃、−−.−℃
<最高快適温度セット表示>
設定範囲 : 0℃∼40℃、−−.−℃
<12/24時間制セット表示>
24時間制のときは「24H」マークが点灯します
<現在時刻セット表示>
2
温湿度の範囲を設定します
(11
11
1ボタン、
22
22
2ボタンを使います)
44
44
4
ボタンを押して温湿度の設定表示に切り替えます(「各部の名称と表示の見方」参照)。
➟各表示の点滅箇所が設定できます。
11
11
1ボタンを押します・・・点滅箇所の数字が進みます。
22
22
2ボタンを押します・・・点滅箇所の数字が戻ります。
※上限値と下限値の間に「−− . −℃」、「−−%」表示があります。この表示を
選んだ場合は範囲を設定しないという扱いになります(最高または最低のどち
らかが設定されている場合は設定範囲内で「快適アイコン」が表示されます)。
最高、最低の両方に「−− . −℃」かつ「−−%」を設定すると快適温湿度表
示は使用しないという扱いになります。
※最高快適温度セット表示
➟セット操作上では、ー 18℃∼ 49℃まで設定可能ですが本機の使用温度範囲
内でご使用ください。
設定範囲から外れた場合
→快適アイコン消灯
快適な温湿度の場合
→快適アイコン点灯
上限マーク
下限マーク
快適アイコン
※最低快適温度セット表示
➟最高快適温度設定値以上はセットできません。
➟セット操作上では、ー 19℃∼ 48℃まで設定可能ですが本機の使用温度範囲
内でご使用ください。
※最低快適湿度セット表示
➟最高快適湿度設定値以上はセットできません。
•それぞれ押し続けると早送り/戻しができます。
3通常表示に戻します(44
44
4ボタンを使います)
44
44
4ボタンを押して<通常表示>に戻します(「各部の名称と表示の見方」参照)。
➟通常表示に戻ったときに点滅は終了します。
※セット表示で何も操作しないと、約5分後に自動的に<通常表示>に戻ります。