Yamaha MGP32X/MGP24X 取扱説明書 Mgp32x Ja Om D0
User Manual: Yamaha MGP32X/MGP24X 取扱説明書
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MGP32X/MGP24X 取扱説明書
2
はじめに
主な特長
D-PRE
(ディスクリートClass-Aマイクプリアンプ)
モノラル入力チャンネルにディスクリート方式Class-Aマ
イクプリアンプを搭載しています。そのヘッドアンプ部に
高級オーディオで使用されるインバーテッドダーリントン
回路*を採用して、音楽的なキャラクターを持った豊かな
低音と、伸びやかな高音を実現しました。+48Vファンタ
ム電源、26dB(PAD)はチャンネルごとに独立してオン/
オフできます。
* インバーテッドダーリントン回路:増幅素子の非線形特性を
解消し、歪みの発生を抑制した増幅方式です。音楽的な位相
特性を持つのが特長です。
X-pressive EQ
モノラル入力チャンネルのシェルビングEQ(LOW/HIGH)
に、ヤマハのアナログ回路モデリング技術であるVCM
(VirtualCircuitry Modeling/仮想回路モデリング)テクノ
ロジーを応用したXpressive EQを搭載しています。ヴィ
ンテージEQのアナログ回路を分析し、MGP用に再設計
することによって、音楽的な変化特性を持つEQを実現し
ました。また、SRシステムの発展に合わせてカットオフ
周波数を調整し、音質を制御できる範囲を広げています。
USBデバイスレコーダー
ミックスした音声をUSBデバイスにオーディオファイル
として録音したり、USBデバイスに保存した曲をチャン
ネル出力やバス出力へ割り当てて再生できるUSBデバイ
スレコーダー機能を搭載しています。
対応ファイルフォーマットは、録音がWAVとMP3
(MPEG-1 Audio Layer-3)、再生がWAV、MP3および
AACです。
ステレオマスター COMP、GEQ
出力信号の音圧を調整するコンプレッサー (COMP)/マル
チバンドコンプレッサーや、ハウリング防止などの音質補
正をするグラフィックイコライザー (GEQ)をステレオマ
スターに搭載しています。
REV-X、SPX の2系統のデジタルエフェクト
REV-Xアルゴリズム(8種類)とSPXアルゴリズム(16種
類)の2系統のエフェクトを搭載しています。
REV-Xは、高密度で豊かな残響の音質、なめらかな減衰、
原音を生かす広がりと奥行き、といった特長を持つリバー
ブです。SPXはリバーブ、ディレイ、モジュレーション系
エフェクト、複数のエフェクトを組み合わせた複合エフェ
クトなど、さまざまな用途に対応したエフェクトです。
イベントSRやパーティー会場での使用に便利な
ダッカー (Ducker)、 レベラー (Leveler)、 ステ
レオイメージ(Stereo Image)機能
本機はステレオ入力チャンネルにダッカー、レベラー、ス
テレオイメージ機能を搭載しています。
ダッカーは、BGM(バックグラウンドミュージック)再生
中に司会が話し始めると、BGMの音量を自動的に下げる
機能です。
レベラーは、マスタリングレベルの異なる音源の使用時に
音量を一定にそろえる機能です。
ステレオイメージは、ステレオ音源のPANバランスを狭
めたり、モノラル化したりする機能です。飲食店などで離
れた位置にLとRのスピーカーを設置する場合や、Lチャ
ンネルに伴奏を入力してRチャンネルにボーカルを入力す
る場合に、効果的にお使いいただけます。
iPod/iPhoneの再生と充電に対応したUSBポート
再生ソースとしてiPod/iPhoneの音声をデジタル信号の
まま直接本機に入力できます。
MGP32XとMGP24Xの違い
MGP32XとMGP24Xは、モノラル入力チャンネル数と
COMPノブ(1ノブコンプ)数に違いがあります。モノラル
入力チャンネル数はMGP32Xが24チャンネル、
MGP24Xが16チャンネルです。またCOMPノブは、
MGP32XがCH9∼24の16チャンネルに、MGP24X
がCH9∼16の8チャンネルに用意されています。
本書の表記
・MGP32XとMGP24Xで、チャンネル数や同じ機能の
チャンネル番号が異なる場合、MGP24Xについては{ }
でくくって表記します。たとえば、CH1∼24{CH1∼
16}はMGP32XではCH1∼24、MGP24XではCH1
∼16を意味します。
*「CH」はチャンネルの略です。
・パネル上のコントロールノブは、すべて「ノブ」と呼ん
でいます。ノブには、最小値から最大値まで回転するも
のと、エンドレスで回転するものとがあります。
MGP Editor
MGPシリーズのDSPパラメーターを緻密にコントロール
できる、iPhone、iPod touch、iPad用のアプリケー
ションです。アプリケーションのダウンロードについて
は、以下のウェブサイトをご参照ください。
http://www.yamahaproaudio.com/japan/ja/
products/peripherals/applications/mgp_editor/
付属品
• 電源コード (1)
• 本書 (1)
* 保証書は裏表紙にあります。
このたびはヤマハミキシングコンソールMGP32X、
MGP24Xをお買い求めいただきまして、まことにあ
りがとうございます。ミキシングコンソールの優れた
機能を十分に発揮させるとともに、末永くご愛用いた
だくため、ご使用前に必ず取扱説明書をお読みくださ
い。また、お読みになったあとも、大切に保管してく
ださい。

MGP32X/MGP24X 取扱説明書 3
目次
はじめに ............................................................2
主な特長............................................................2
安全上のご注意................................................. 4
準備.................................................................... 7
電源の準備........................................................7
接続する............................................................7
電源を入れる....................................................7
スピーカーから音を出す.................................7
セットアップ例(接続例).................................8
各部の名称と機能.......................................... 10
トップパネル.................................................10
リアパネル.....................................................10
チャンネルコントロール部.......................... 11
モノラル入力セクション....................................11
ステレオ入力セクション....................................11
マスターコントロール部.............................. 15
USBデバイスレコーダーセクション ............... 15
iPod/iPhoneセクション .................................. 15
ディスプレイセクション....................................16
メーターセクション............................................ 16
FX RTN(エフェクトリターン)セクション ..... 17
SEND MASTER(センドマスター )セクション
.....18
MATRIX(マトリックス)セクション ................18
USB IN/iPod INセクション ............................19
PHONES/MONITOR
(ヘッドフォン/モニター )セクション .......19
TALKBACK(トークバック)セクション ......... 20
GROUP(グループ) セクション......................... 20
MONOマスターセクション .............................. 21
STEREOマスターセクション ..........................21
リア入出力部.................................................22
チャンネル入出力端子セクション .................... 22
マスター入出力端子セクション ........................ 22
電源セクション ...................................................23
画面と基本操作.............................................. 24
ディスプレイの見方 ..................................... 24
画面の操作方法 .............................................25
エフェクト(FX)を使う ................................ 26
エフェクトをかける ..................................... 26
エフェクトの詳細設定をする......................26
2つのエフェクトを同時にかける............... 27
FX1とFX2を同時に表示する....................27
グラフィックEQを使う................................28
グラフィックEQ(GEQ)について................28
グラフィックイコライザーの設定をする...28
ハウリングポイントを探して除去する.......29
GEQプログラムを呼び出す/保存する ......30
コンプレッサーを使う .................................. 31
マスターコンプレッサー
(MASTER COMP)について....................31
コンプレッサーの設定をする ......................31
コンプレッサープログラムを
呼び出す/保存する.....................................32
録音する/再生する ....................................... 33
USBデバイスを使った録音/再生について
....33
USBデバイスに録音する ............................33
USBデバイスの曲を再生する.....................34
iPod/iPhoneの曲を再生する.....................36
録音、再生に関する設定をする ..................36
その他の機能を使う ......................................37
ローパスフィルター (LPF)をかける ..........37
ダッカー (Ducker)機能を使う ...................37
レベラー (Leveler)機能を使う ...................38
工場出荷時の状態に戻す
(ユーザーメモリーの初期化) ....................39
困ったときは?..............................................40
資料 .................................................................42
画面のメッセージ一覧..................................42
エフェクトプログラムリスト ......................43
パラメーターリスト......................................44
端子の極性(ピン配列)一覧..........................46
寸法図.............................................................47
仕様一覧.........................................................48
索引.................................................................51
ブロックダイアグラムとレベルダイアグラム
...52
アフターサービス .........................................55
保証書.............................................................56

MGP32X/MGP24X 取扱説明書
4
安全上のご注意
ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様やほかの方々への危害や財産への
損害を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。
お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
■ 記号表示について
この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。
■「警告」と「注意」について
以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示する
ために、「警告」と「注意」に区分して掲載しています。
この製品の内部には、お客様が修理/交換できる部品はありません。点検や修理は、必ずお買い上げの販売店ま
たは巻末のヤマハ修理ご相談センターにご依頼ください。
警告
電源コードをストーブなどの熱器具に近づ
けたり、無理に曲げたり、傷つけたりしな
い。また、電源コードに重いものをのせない。
電源コードが破損し、感電や火災の原因になります。
電源はこの機器に表示している電源電圧で
使用する。
誤って接続すると、感電や火災のおそれがあります。
電源コードは、必ず付属のものを使用す
る。また、付属の電源コードをほかの製品
に使用しない。
故障、発熱、火災などの原因になります。
ただし、日本国外で使用する場合は、付属の電源コー
ドを使用できないことがあります。お買い上げの販売
店または巻末のヤマハ修理ご相談センターにお問い合
わせください。
電源プラグにほこりが付着している場合
は、ほこりをきれいに拭き取る。
感電やショートのおそれがあります。
• 接地接続を確実に行なう。
• アース線を外す場合は、必ず電源プラグ
をコンセントから抜いたあとに行なう。
電源コードには、感電を防ぐためのアース線がありま
す。必ずアース線を接地接続してから、電源プラグを
コンセントに差し込んでください。確実に接地接続し
ないと、感電や火災、または故障の原因になります。
この機器の内部を開けたり、内部の部品を
分解したり改造したりしない。
感電や火災、けが、または故障
の原因になります。異常を感じ
た場合など、点検や修理は、必
ずお買い上げの販売店または
巻末のヤマハ修理ご相談セン
ターにご依頼ください。
「ご注意ください」という注意喚起を示します。
∼しな いでくださいという「禁止」を示します。
「必ず実行」してくださいという強制を示します。
警告
この表示の欄は、「死亡す
る可能性または重傷を負
う可能性が想定される」
内容です。
注意
この表示の欄は、「傷害を
負う可能性または物的損
害が発生する可能性が想
定される」内容です。
電源/電源コード
禁止
必ず実行
必ず実行
必ず実行
必ず実行
分解禁止
禁止
PA-1 1/3

MGP32X/MGP24X 取扱説明書 5
この機器の上に花瓶や薬品など液体の入っ
たものを置かない。また、浴室や雨天時の
屋外など湿気の多いところで使用しない。
内部に水などの液体が入ると、感電や火災、または故
障の原因になります。入った場合は、すぐに電源スイッ
チを切り、電源プラグをコンセントから抜いた上で、
お買い上げの販売店または巻末のヤマハ修理ご相談セ
ンターに点検をご依頼ください。
ぬれた手で電源プラグを抜き差ししない。
感電のおそれがあります。
この機器の上にろうそくなど火気のあるも
のを置かない。
ろうそくなどが倒れたりして、火災の原因になります。
下記のような異常が発生した場合、すぐに
電源スイッチを切り、電源プラグをコンセ
ントから抜く。
• 電源コード/プラグがいたんだ場合
• 製品から異常なにおいや煙が出た場合
• 製品の内部に異物が入った場合
• 使用中に音が出なくなった場合
そのまま使用を続けると、感電や火災、または故障のお
それがあります。至急、お買い上げの販売店または巻末
のヤマハ修理ご相談センターに点検をご依頼ください。
この機器を落とすなどして破損した場合
は、すぐに電源スイッチを切り、電源プラ
グをコンセントから抜く。
感電や火災、または故障のおそれがあります。至急、
お買い上げの販売店または巻末のヤマハ修理ご相談セ
ンターに点検をご依頼ください。
注意
電源プラグを抜くときは、電源コードを持
たずに、必ず電源プラグを持って引き抜
く。
電源コードが破損して、感電や火災の原因になること
があります。
長期間使用しないときや落雷のおそれがあ
るときは、必ずコンセントから電源プラグ
を抜く。
感電や火災、故障の原因になることがあります。
不安定な場所に置かない。
この機器が転倒して故障したり、お客様やほかの方々
がけがをしたりする原因になります。
この機器の通風孔(放熱用スリット)を
ふさがない。
内部の温度上昇を防ぐため、この機器の側面と底面に
は通風孔があります。特に、この機器をひっくり返し
たり、横倒しや前後逆さまにしたりしない。機器内部
に熱がこもり、故障や火災の原因になることがありま
す。
塩害や腐食性ガスが発生する場所に設置し
ない。
故障の原因になります。
この機器を移動するときは、必ず接続ケー
ブルをすべて外した上で行なう。
ケーブルをいためたり、お客様やほかの方々が転倒し
たりするおそれがあります。
この機器を電源コンセントの近くに設置す
る。
電源プラグに容易に手の届く位置に設置し、異常を感
じた場合にはすぐに電源スイッチを切り、電源プラグ
をコンセントから抜いてください。また、電源スイッ
チを切った状態でも微電流が流れています。この製品
を長時間使用しないときは、必ず電源プラグをコンセ
ントから抜いてください。
ほかの機器と接続する場合は、すべての電
源を切った上で行なう。また、電源を入れ
たり切ったりする前に、必ず機器の音量
(ボリューム)を最小にする。
感電、聴力障害または機器の損傷になることがありま
す。
この機器の手入れをするときは、必ずコン
セントから電源プラグを抜く。
感電の原因になることがあります。
水に注意
禁止
禁止
火に注意
禁止
異常に気づいたら
必ず実行
必ず実行
電源/電源コード
必ず実行
必ず実行
設置
禁止
禁止
禁止
必ず実行
必ず実行
接続
必ず実行
手入れ
必ず実行
PA-1 2/3

MGP32X/MGP24X 取扱説明書
6
この機器の通風孔/パネルのすき間に手や
指を入れない。
お客様がけがをするおそれがあります。
この機器の通風孔/パネルのすき間から金
属や紙片などの異物を入れない。
感電、ショート、火災や故障の原因になることがあり
ます。入った場合は、すぐに電源スイッチを切り、電
源プラグをコンセントから抜いた上で、お買い上げの
販売店または巻末のヤマハ修理ご相談センターに点検
をご依頼ください。
この機器の上にのったり重いものをのせた
りしない。また、ボタンやスイッチ、入出
力端子などに無理な力を加えない。
この機器が破損したり、お客様やほかの方々がけがを
したりする原因になります。
大きな音量で長時間ヘッドフォン/スピー
カーを使用しない。
聴覚障害の原因になります。
使用後は、必ず電源スイッチを切りましょう。
注記(ご使用上の注意)
製品の故障、損傷や誤動作、データの損失を防ぐため、以下の内
容をお守りください。
■製品の取り扱い/お手入れに関する注意
• テレビやラジオ、ステレオ、携帯電話など他の電気製品の近く
で使用しないでください。この機器またはテレビやラジオなど
に雑音が生じる原因になります。
• 直射日光のあたる場所(日中の車内など)やストーブの近くなど
極端に温度が高くなるところ、逆に温度が極端に低いところ、
また、ほこりや振動の多いところで使用しないでください。こ
の機器のパネルが変形したり、内部の部品が故障したり、動作
が不安定になったりする原因になります。
• この機器上にビニール製品やプラスチック製品、ゴム製品など
を置かないでください。この機器のパネルが変色/変質する原
因になります。
• 手入れするときは、乾いた柔らかい布をご使用ください。ベン
ジンやシンナー、洗剤、化学ぞうきんなどを使用すると、変色/
変質する原因になりますので、使用しないでください。
• 機器の周囲温度が極端に変化して(機器の移動時や急激な冷暖
房下など)、機器が結露しているおそれがある場合は、電源を入
れずに数時間放置し、結露がなくなってから使用してください。
結露した状態で使用すると故障の原因になることがあります。
• イコライザーやフェーダーをすべて最大には設定しないでくだ
さい。接続した機器によっては、発振したりスピーカーを破損
したりする原因になることがあります。
• フェーダーに、オイル、グリスや接点復活剤などを補給しない
でください。電気接点の接触やフェーダーの動きが悪くなるこ
とがあります。
• スピーカーの故障を防ぐために、電源を入れるときは、最後に
パワーアンプの電源を入れてください。また、電源を切るとき
は、最初にパワーアンプの電源を切ってください。
■データの保存に関する注意
USBデバイスレコーダーでご使用になるUSBデバイスに保存さ
れている大切なデータはコンピューターや予備のUSBデバイス
にバックアップとして保存されることをおすすめします。
■コネクターに関する注意
XLRタイプコネクターのピン配列は、以下のとおりです。
(IEC60268規格に基づいています)
1:グラウンド(GND)、2:ホット(+)、3:コールド(−)
INSERT I/O端子のフォーンジャックのピン配列は以下のとおり
です。
Tip:OUT、Ring:IN、Sleeve:GND
お知らせ
■データの著作権に関するお願い
ヤマハ(株)および第三者から販売もしくは提供されている音楽/
サウンドデータは、私的使用のための複製など著作権法上問題に
ならない場合を除いて、権利者に無断で複製または転用すること
を禁じられています。ご使用時には、著作権の専門家にご相談さ
れるなどのご配慮をお願いします。
■製品に搭載されている機能/データに関するお知らせ
この製品は、JIS C 61000-3-2に適合しています。
■取扱説明書の記載内容に関するお知らせ
• この取扱説明書に掲載されているイラストや画面は、すべて操
作説明のためのものです。したがって、実際の仕様と異なる場
合があります。
• 本書中のイラストはすべてMGP32Xです。
• 本書に記載されている会社名および商品名等は、各社の登録商
標または商標です。
iPodTM, iPhoneTM
iPhone、iPod、iPod classic、iPod nano、iPod touchは、米国
およびその他の国々で登録されているApple Inc.の商標です。
「Made for iPod/iPhone」とは、iPodおよびiPhoneモデル専用に
接続するよう設計され、アップルが定める性能基準を満たしている
とデベロッパによって認定された電子アクセサリであることを示し
ています。アップルは、これらの機器操作または、安全規制基準に
関する一切の責任を負いません。一部のアクセサリは、iPodおよび
iPhoneのワイヤレスパフォーマンスに影響する場合があります。
取り扱い
禁止
禁止
禁止
禁止
● データが破損したり失われたりした場合の補償はいたしかねますので、ご了承ください。
● 不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいたしかねます。
機種名 ( 品番 )、製造番号 ( シリアルナンバー )、電源条件などの
情報は、製品のリアパネルにある銘板または銘板付近に表示され
ています。製品を紛失した場合などでもご自身のものを特定して
いただけるよう、機種名と製造番号については以下の欄にご記入
のうえ、大切に保管していただくことをお勧めします。
機種名
製造番号
(rear_ja_02)
PA-1 3/3

MGP32X/MGP24X 取扱説明書 7
準備
電源の準備
1. 本機の電源スイッチが「 」側に倒れていること(オ
フ)を確認します。
2. 付属の電源ケーブルのソケットを本機のAC IN端子に
接続します。
3. 電源ケーブルのプラグをコンセントに奥までしっかり
差し込みます。
注意
• 長時間本機を使用しないときや落雷のおそれがあるとき
は、必ずコンセントから電源コードのプラグを抜いてく
ださい。
接続する
1. すべてのフェーダーとGAINノブを最小に設定します。
2. 楽器、マイク、スピーカーなどを接続します。
接続について詳しくは、8∼9ページのセットアップ
例(接続例)をご参照ください。
電源を入れる
スピーカーから大きなノイズが発生しないように、周辺機
器(楽器、マイク、iPodなど)→MGP本体→パワーアン
プ(パワードスピーカー )の順番で電源をオンにします。
電源をオフにするときは、逆の順番で行ないます。
注意
• 毎回必ずこの手順で電源をオン/オフしてください。大
音量が出て、聴力障害または機器の損傷になることがあ
ります。
スピーカーから音を出す
1. 楽器やマイクで音を出しながら、最大入力時にPEAK
インジケーターが一瞬点灯する程度にGAINノブを調
整します。
NOTE
• 各チャンネルのPFLスイッチをオンにすると、より正確な
信号のレベルをレベルメーターに表示できます。PFL/AFL
レベルメーターの「0」の位置をときどき超えるように、
入力信号をGAINノブで調整してください。
• USBデバイスのオーディオファイルはゲイン(音量)が大きい
場合があります。音量の調節は35ページのNOTEをご参照く
ださい。
• PFLスイッチをオンにしたチャンネルの信号を、PHONES
端子やMONITOR OUT端子からモニターできます。
2. 使用するチャンネルのONスイッチとST(ステレオ)ス
イッチをオン( )にします。
3. すべてのPFLスイッチとAFLスイッチがオフ( )に
なっていることを確認します。
4.
STEREOマスターのONスイッチをオン( )にします。
5. STEREOマスターフェーダーを「0」の位置まで上げ
ます。
6. 各チャンネルフェーダーを上下させて音量のバランス
を調整します。
7.
STEREOマスターフェーダーで全体の音量を調整します。
ヘッドフォンの音量は、PHONESノブで調整してく
ださい。
NOTE
レベルメーターのPEAK LEDが頻繁に点灯してしまう場合
は、各チャンネルフェーダーを少しずつ下げ、信号が歪まな
いように調整してください。
フェーダー
GAINノブ
電源スイッチ
(リアパネル)
1 GAINノブ
3
AFLスイッチ
チャンネル STEREOマスター
4 ONスイッチ
5 STEREO
マスター
フェーダー
2
ONスイッチ
1
PEAKイン
ジケーター
2 STスイッチ
6 フェーダー
3
PFLスイッチ
AFLスイッチ
1, 7
レベルメーター

準備
MGP32X/MGP24X 取扱説明書
8
セットアップ例(接続例)
DJ ミキサー
DVDプレーヤー (音声)
CDプレーヤー
パワードモニタースピーカートークバック用マイク
ランプ
(ヤマハLA-1L)
コンピューター /
オーディオインターフェース
パワード
サブ
ウーファー
パワードモニタースピーカー
(演奏者モニター用)
パワーアンプ
スピーカー パワードスピーカー シンセサイザー
マイク
CH24{CH16} (MC用)
ステージ側
ホワイエなど

MGP32X/MGP24X 取扱説明書
10
各部の名称と機能
トップパネル
リアパネル
チャンネル入出力端子セクション(22ページ)
マスター入出力端子セクション(22ページ)
電源セクション(23ページ)
FX RTN(エフェクトリターン)
セクション(17ページ)
GROUP(グループ)セクション(20ページ)
MONOマスターセクション(21ページ)
STEREOマスターセクション
(21ページ)
TALKBACK(トークバッ
ク)セクション
(20ページ)
PHONES/MONITOR
(ヘッドフォン/モニター )
セクション(19ページ)
USB IN/iPod IN
セクション(19ページ)
MATRIX(マトリックス)
セクション(18ページ)
SEND MASTER(センド
マスター )セクション
(18ページ)
メーターセクション(16ページ)
iPod/iPhoneセクション(15ページ)
ディスプレイセクション (16ページ)
USBデバイスレコーダーセクション (15ページ)
モノラル入力セクション
(11ページ)
ステレオ入力セクション
(11ページ)
マスターコントロール部(出力部)チャンネルコントロール部(入力部)

MGP32X/MGP24X 取扱説明書 11
各部の名称と機能
チャンネルコントロール部
モノラル入力セクション
ステレオ入力セクション
q26dB(PAD)スイッチ
スイッチをオン( )にすると、モノラルチャンネル
のINPUT端子からの入力信号が26dB減衰します。
マイクなど入力レベルの低い機器を接続した場合はオ
フ( )、ラインレベルの機器を接続した場合はオン
( )にします。
w+48Vスイッチ/インジケーター
ファンタム電源をオン/オフするスイッチです。スイッ
チをオン( )にすると、+48Vインジケーターが点灯
し、INPUT AのXLR入力端子にDC+48Vが供給され
ます。コンデンサーマイクを使用するときは、このス
イッチをオンにしてください。
注意
• ファンタム電源が不要な場合、スイッチをオフ()
にしてください。
• ファンタム電源をオン()にする場合、本体/外部
機器の故障やノイズを防ぐために、次の内容にご注
意ください。
•INPUT A(XLR入力端子)にファンタム電源非対応
の機器を接続するときは、スイッチをオフにする。
•スイッチをオンにしたまま、チャンネル1∼24{1∼
16}でケーブルの抜き差しをしない。
•ファンタム電源のオン/オフは、STEREOマスター
フェーダーやGROUPフェーダーなどの出力コント
ロールを最小にした状態で行なう。
eGAINノブ
入力信号の感度を調整します。モノラルチャンネルに
は26dBスイッチqがあり、調節範囲を変更できます。
調整できる感度の範囲は以下のとおりです。
モノラルチャンネル
NOTE
ステレオチャンネルは−34dB∼+10dB固定です。
r(ハイパスフィルター )スイッチ
スイッチをオン( )にするとハイパスフィルターがか
かり、100Hz以下の信号レベルを12dB/octのス
ロープで減衰させます。
t
COMPノブ/インジケーター (チャンネル9∼24{9∼16})
コンプレッサーのかかり具合を調節します。COMPノ
ブを右に回すと、圧縮効果だけでなく出力レベルも自動
的に調整されます。過大入力を圧縮して信号を歪ませず
に全体の音圧を上げることができます。コンプレッサー
が作動すると、COMPインジケーターが点灯します。
NOTE
COMPノブのレベルを上げすぎると、出力レベルが上がるため
ハウリングしやすくなります。少し抑えて設定してください。
→次のページに続く
モノラルチャンネル
1∼24 (MGP32X)
1∼16 (MGP24X)
ステレオチャンネル
25∼32 (MGP32X)
17∼24 (MGP24X)
チャンネル番号
チャンネル番号
*y∼!0はCH29/30、
CH31/32{CH21/22、
CH23/24}のみ。
26dBスイッチ 調節範囲
オン −34dB∼+10dB
オフ −60dB∼−16dB

各部の名称と機能
MGP32X/MGP24X 取扱説明書
12
yDUCKER SOURCEインジケーター
選択されている入力ソース(CH24{CH16}または
GROUP1)のインジケーターが点灯します。入力ソー
スの選択はディスプレイで行ないます(→37ページ)。
uDUCKERスイッチ
スイッチをオン( )にすると、スイッチが点灯し、入力
ソース(CH24{CH16}またはGROUP1)に一定レベルよりも
大きい信号が入力されている間、音量が自動的に下がります。
iLEVELERスイッチ/インジケーター
スイッチをオン( )にすると、マスタリングレベルが
異なる音源を使用するときに、音量を一定にそろえる
ことができます。オンの状態でLEVELERインジケー
ターが点灯します。
oインプットセレクトスイッチ
入力信号のソースを切り替えます。アナログ( )にす
ると、CH29/30、31/32 {CH21/22、23/24}端
子が入力ソースになります。USB IN ( )やiPod IN
( )にすると、USBデバイスやiPod/iPhoneからの
信号が入力ソースになります。USBデバイスからの信
号はCH29/30{21/22}に、iPod/iPhoneからの信号
はCH31/32 {23/24}に入力されます。
NOTE
iPod/iPhoneの音量はGAINノブの影響を受けません。
フェーダー調整前の音量レベルを調整したい場合は、36ペー
ジをご覧ください。
!0 STEREO IMAGEスイッチ
入力されたステレオ信号をどの信号で出力するかを決めます。
• MONO:モノラル信号
• BLEND:LとRの入力をそれぞれ一定の比率でミッ
クスし、パンをコントロールしたステレオ信号
• STEREO:入力されたそのままのステレオ信号
!1 EQ(イコライザー:HIGH、MID、LOW)
高域(HIGH)、中域(MID)、低域(LOW)の音色を変化さ
せます。ノブを右に回すとその周波数帯域が増幅(ブー
スト)され、左に回すと減衰(カット)されます。ノブを
「▼」の位置にするとフラットな特性となります。中域
(MID)は、上のノブで基本周波数を設定し、下のノブで
増幅/減衰量を設定します。CH25/26とCH27/28
{CH17/18とCH19/20}は、基本周波数2.5kHz固定
で増幅/減衰量のみ設定します。各帯域のイコライザー
タイプ、基準周波数、可変幅は下記のとおりです。
* 250Hz∼5kHzで調整できます。ノブの位置を中央に合わ
せたときは、2.5kHzになります。
モノラルチャンネル
1∼24 (MGP32X)
1∼16 (MGP24X)
ステレオチャンネル
25∼32 (MGP32X)
17∼24 (MGP24X)
チャンネル番号
チャンネル番号
*y∼!0はCH29/30、
CH31/32{CH21/22、
CH23/24}のみ。
バンド タイプ 基準周波数 可変幅
HIGH シェルビング 8kHz
±15dBMID ピーキング 2.5kHz*
LOW シェルビング 125Hz

MGP32X/MGP24X 取扱説明書 13
各部の名称と機能
!2 AUXノブ(1∼4)
各チャンネルからAUX1∼4バスに送られる信号のレベ
ルをそれぞれ調整します。ステレオチャンネルの場合は、
LINE L(奇数チャンネル)とLINE R(偶数チャンネル)の信
号がミックスされて各AUXバスへ送られます。ノブの
「▼」(ノミナル)の位置を目安に調整してください。
NOTE
• AUX5、6を使用するときは、AUX5、AUX6スイッチ!5
をオン( )にしてください。
• AUX1∼4は、PREスイッチ!3でプリフェーダーまたはポ
ストフェーダーに切り替えることができます。AUX5、6
はポストフェーダー固定です。
!3 PREスイッチ
AUX1∼4バスに送られる信号の取り出し位置を、プ
リフェーダーまたはポストフェーダーに切り替えます。
切り替えはAUX1と2、3と4をペアで行ないます。
スイッチをオン( )にすると、プリフェーダー信号が
送られ、スイッチをオフ( )にすると、ポストフェー
ダー信号が送られます。
!4 FX(エフェクト)ノブ(1、2)
各チャンネルからFX1、2バスに送られるポスト
フェーダーの信号のレベルを調整します。ステレオ
チャンネルの場合は、LINE LとRの信号がミックスさ
れて、FXバスへ送られます。ノブの「▼」の位置を目
安に調整してください。
NOTE
AUX5、6スイッチ!5がオンの( )のときは、AUX5、6
バスのレベルを調整します。
!5 AUX5、AUX6スイッチ
ポストフェーダーの信号をFX1、2バスまたはAUX5、
6バスのどちらへ送り出すかを切り替えます。スイッ
チをオン( )にすると、信号はAUX5、6バスへ送ら
れ、スイッチをオフ( )にすると、信号はFX1、2バ
スへ送られます。
!6 PANノブ(モノラルチャンネル)
BALノブ(ステレオチャンネル)
音を左右(L、R)に定位させたり(割り振ったり)、左右の
音量バランスを決めます。「L」または「R」に振り切る
と、振り切った側のチャンネルからのみ音が出ます。
PANノブは各モノラル信号をL、Rのどの位置に定位
させるかを決め、BALノブはステレオチャンネルのL、
Rの音量バランスを決めます。
!7 ONスイッチ
スイッチをオン( )にすると、スイッチが点灯し、
チャンネルが有効になります。スイッチがオフ( )の
場合、そのチャンネルに入力された信号はAUXバス、
GROUPバスなどのバスには一切送られません。
NOTE
• PFLスイッチ@1は、ONスイッチの影響は受けません。ON
スイッチがオフの状態でも、各チャンネルのPFL信号は
PHONES端子からモニターできます。
• ノイズ減少のために、使用しないチャンネルのONスイッ
チはオフにしてください。
!8 PEAKインジケーター
イコライザー後のピークレベルを検出し、クリッピン
グの手前3dBに達すると赤く点灯します。
!9 SIG(シグナル)インジケーター
各チャンネルに信号が入力されると点灯します。
@0 バスアサインスイッチ
各チャンネルの信号をどのバスに送るかを決めます。
スイッチをオン( )にすると、該当するバスに信号を
出力します。
• 1-2、3-4スイッチ:各チャンネルの信号をGROUP
バス(1∼4)に出力します。
• STスイッチ:各チャンネルの信号をSTEREOバス
(L/R)に出力します。
NOTE
信号を各バスに出力するには、ONスイッチ!7をオン( )に
してください。
@1 PFL(Pre-Fader Listen)スイッチ/インジケーター
PFLスイッチをオン( )にすると、インジケーターが
点灯し、チャンネルフェーダー調整前の信号を
MONITOR OUTとPHONESでモニターできます。
@2 チャンネルフェーダー
インプットチャンネルの信号の出力レベルを調整し、
チャンネル間の音量のバランスを調整します。
NOTE
ノイズ減少のために、使用しないチャンネルのフェーダーは
下げてください。

各部の名称と機能
MGP32X/MGP24X 取扱説明書
14
AUX1
AUX2
ST
1–2
3–4
AUX3
AUX4
● モノラルチャンネル
● ステレオチャンネル

MGP32X/MGP24X 取扱説明書 15
各部の名称と機能
マスターコントロール部
USBデバイスレコーダーセクション
USBデバイスを接続し、曲の録音/再生を行ないます。
(→33ページ)
qUSB IN端子
USBデバイスを接続します。
wUSB ACCESSインジケーター
USBデバイスにアクセスしている間、点灯します。
■ トランスポートセクション
eREWボタン
前の曲へ移動します。再生中に押し続けると早戻しし
ます。
rPLAYボタン/インジケーター
再生を開始/一時停止します。インジケーターは再生時
に点灯し、一時停止時に点滅します。
tFWDボタン
次の曲へ移動します。再生中に押し続けると早送りし
ます。録音中に押すと、現在の録音を完了し、続けて
新しいファイルの録音を開始します。
yRECボタン/インジケーター
録音を開始/停止します。録音中はインジケーターが点
灯します。
iPod/iPhoneセクション
iPod/iPhoneを接続し、曲の再生(→36ページ)やiPod/
iPhoneの充電を行ないます。本機に認識されている間は
iPod/iPhoneの充電を行ないます。
qiPod/iPhone IN端子
USBケーブルを使ってiPodやiPhoneを接続します。
wiPodインジケーター
本機にiPod/iPhoneが認識されると点灯します。
注意
• iPod/iPhoneの接続には、純正のApple Dockコネク
タUSB ケーブルを使用してください。
• 本機の電源オン/オフやUSBケーブルの抜き差しは、
6秒以上間隔を空けて行なってください。
• USBハブは使用しないでください。
• iPod/iPhone IN端子はiPod/iPhone専用です。その
他のUSB機器は接続しないでください。
NOTE
iPhoneを接続している場合、電話やメールを受信すると、そ
の通知音が出力されますので、iPhoneの「機内モード」をオ
ンにしておくことをおすすめします。
● USBデバイスの容量とフォーマット
USBデバイスの容量は、64GBまで動作確認済みです(ただ
し、すべてのUSBデバイスの動作を保証するものではあり
ません)。サポートしているフォーマット形式はFAT32で
す。1ファイルの最大サイズは2GBです。
注記
• ファイルの録音/再生/保存中はUSB IN端子からUSB
デバイスを抜いたり、本機の電源を切ったりしないで
ください。USBデバイスが故障したり、本機および
USBデバイスのデータが破損したりするおそれがあり
ます。
• USBデバイスは挿入方向や表裏に注意し、確実に奥ま
で差し込んでください。また無理な挿入はしないでく
ださい。
ert y
トランスポート
セクション

各部の名称と機能
MGP32X/MGP24X 取扱説明書
16
ディスプレイセクション
ディスプレイに表示される画面の操作/設定をするセク
ションです。ディスプレイの詳しい説明は、24∼25
ページをご覧ください。
qディスプレイ
使用中の機能に応じて、さまざまなメッセージや各種
設定を表示します。
wノブ1、ノブ2
画面に表示される機能やパラメーターを選択/設定しま
す。ノブ1は画面左下、ノブ2は画面右下に表示され
る機能を操作します。
eHOMEボタン
機能の設定状態を一覧する画面を表示します。このボ
タンで設定や変更はできません。
rFX1、FX2ボタン
FX1、FX2(エフェクト1、エフェクト2)のプログラム
切り替えやパラメーター調節をする画面を表示します。
tGEQボタン
グラフィックイコライザー (GEQ)を設定する画面を表
示します。
yCOMPボタン
コンプレッサー (COMP)を設定する画面を表示します。
uUSBボタン
USBデバイスでの録音、再生に関する画面を表示します。
iSETUPボタン
ディスプレイの明るさ調節、DUCKER、LEVELERな
どの各種設定をする画面を表示します。
メーターセクション
STEREO OUT L/R端子、GROUP OUT1∼4端子およ
びPFL/AFLの信号のレベルを表示するメーターです。
PFL/AFLレベルメーター
e
に表示される信号は、
MONITOR OUT端子やPHONES端子でモニターできます。
qMETER SELECTボタン/インジケーター
レベルメーターの表示をSTEREO OUT L/R端子およ
びPHONES端子に出力される信号のレベル、または
GROUP OUT1∼4端子に出力される信号のレベルに
切り替えます。選択された信号表示のインジケーター
が点灯します。
wSTEREOレベルメーター
STEREO OUT L/R端子またはGROUP OUT 1、 2端
子に出力される信号のレベルを表示します。「0」の位
置が規定レベルを示し、クリッピングレベルに近づく
と PEAK が赤く点灯します。
ePFL/AFLレベルメーター
PHONES端子またはGROUP OUT 3、4端子に出力
される信号のレベルを表示します。「0」の位置が規定
レベルを示し、クリッピングレベルに近づくと PEAK
が赤く点灯します。
NOTE
インプットチャンネルのPFLスイッチを1つでもオンにしてい
ると、PFLの信号がAFLの信号より優先して表示されます。
ノブ2ノブ1

MGP32X/MGP24X 取扱説明書 17
各部の名称と機能
FX RTN(エフェクトリターン)セクション
2系統のエフェクトリターン(FX1、FX2)をオン/ オフし、
エフェクト信号のレベルやどのバスに送るかを決めます。
qAUX(PRE)ノブ(1∼4)
AUX1∼4バスに送られるエフェクト音のレベルを調
整します。
wFX TO FX BLENDノブ
FX1からFX2 、およびFX2からFX1へ信号を送るこ
とができます。センター位置「OFF」から右に回すと
FX1からFX2へ、左に回すとFX2からFX1へのセン
ドレベルを調整できます。プリフェーダー固定です。
eTAPボタン/インジケーター
FX2でエフェクトプログラム(→26ページ)の
,DELAYまたは.SINGLE DELAYを選択していると
き、ディレイタイムを任意に設定できます。タイミン
グを取りながらTAPボタンを繰り返し押すと、押した
間隔の平均値からディレイタイムを算出し設定します。
TAPインジケーターは、エフェクトプログラムを
,DELAYまたは.SINGLE DELAYに設定していると
き、設定されたディレイタイムに同期して点滅します。
NOTE
• ボタンを押した間隔の平均値が、ディレイタイムの可変範
囲内に収まるように補正します。
• ディレイタイムの可変範囲は、44ページをご覧ください。
rONスイッチ
スイッチをオン( )にすると、スイッチが点灯し、
FX RTN(エフェクトリターン)が有効になります。
tSIG(シグナル)インジケーター
エフェクト信号が入力されると点灯します。
yバスアサインスイッチ
内蔵デジタルエフェクトの信号をどのバスに送るかを
決めます。スイッチをオン( )にすると、該当するバ
スに信号を送ります。
• 1-2、3-4スイッチ:GROUPバス(1∼4)に送られ
ます。
• STスイッチ:STEREOバス(L/R)に送られます。
uPFL(Pre-Fader Listen)スイッチ/インジケーター
PFLスイッチをオン( )にすると、インジケーターが
点灯し、FX(1、2)RTNフェーダー前の信号を
MONITOR OUT端子とPHONES端子でモニターでき
ます。
iFX1/FX2 RTN(エフェクトリターン)フェーダー
内蔵デジタルエフェクトからGROUPバス(1∼4)、
STEREOバス(L/R)に送られるエフェクト音のレベル
を調整します。
ab c
各間隔の平均がディレイタイムに設定される(a、b、cの平均)
1回目の
タッピング
2回目の
タッピング
3回目の
タッピング
4回目の
タッピング

各部の名称と機能
MGP32X/MGP24X 取扱説明書
18
SEND MASTER(センドマスター )セク
ション
AUX1∼6バスの信号を調整するセクションです。
AUX1∼6バスの信号は、SEND(AUX1∼6)端子からそ
れぞれ出力されます。
qAUXノブ(1∼6)
SEND端子(AUX1∼6)に出力されるAUX1∼6バス
の信号レベルを調整します。「▼」がノミナルレベル(0
dB)です。
wAFL(After-Fader Listen)スイッチ/インジケーター
AFLスイッチをオンにすると、インジケーターが点灯
し、qのAUX1∼6ノブ調整後の信号をMONITOR
OUT端子とPHONES端子でモニターできます。
NOTE
• PFLスイッチとAFLスイッチの両方がオンになっている場
合、PFLスイッチが有効になります。AFLの信号をモニ
ターする場合、すべてのPFLスイッチをオフにしてくださ
い。
• PFLが有効(優先)になっている場合、AFLスイッチをON
にしてもAFLインジケーターは点灯しません。
MATRIX(マトリックス)セクション
GROUP OUTおよびSTEREO OUTからMATRIX OUT
端子に送られる信号を調整するセクションです。
MATRIX(1、2)バスの信号は、MATRIX(1、2)端子から
それぞれ出力されます。
qGROUPノブ(1∼4)
GROUP OUT1∼4からMATRIX OUT端子に送られ
る信号レベルを調整します。
wSTEREOノブ(L、R)
STEREO OUT L/RからMATRIX OUT端子に送られ
る信号レベルを調整します。
eMATRIXマスターノブ(1、2)
MATRIX OUT端子に出力する信号全体のレベルを調
整します。
NOTE
q
∼
e
ともに「▼」がノミナルレベル(0 dB)です。
rAFLスイッチ/インジケーター
AFLスイッチをオンにするとインジゲーターが点灯し、
MATRIXマスターノブ調整後の信号をMONITOR
OUT端子とPHONES端子でモニターできます。

MGP32X/MGP24X 取扱説明書 19
各部の名称と機能
USB IN/iPod INセクション
接続されたUSBデバイスやiPod/iPhoneからの信号の出力
先を決めたり、信号のレベルを調整するセクションです。
qUSB INノブ
接続されたUSBデバイスからの再生レベルを調整します。
wTO STEREO/TO MONITORスイッチ
接続されたUSBデバイスからの信号の出力先を決めます。
• TO STEREO( ): STEREOバス(L/R)に出力します。
• TO MONITOR( ): MONITOR OUT端子や
PHONES端子に出力します。
eiPod INノブ
接続されたiPod/iPhoneからの再生レベルを調整します。
rTO STEREO/TO MONITORスイッチ
接続されたiPod/iPhoneからの信号の出力先を決めます。
• TO STEREO( ): STEREOバス(L/R)に出力します。
• TO MONITOR( ): MONITOR OUT端子や
PHONES端子に出力します。
NOTE
USBデバイスやiPod/iPhoneからの信号の出力先として、
CH29/30、31/32{CH21/22、23/24}を選ぶことができ
ます(→34、36ページ)。
PHONES/MONITOR(ヘッドフォン/モニ
ター )セクション
ヘッドフォンを接続したり、PHONES端子やMONITOR
OUT端子に出力される信号のレベルを調整するセクショ
ンです。
qPHONES端子
ヘッドフォンを接続する、TRSフォーン出力端子です。
MONITOR OUT端子と同じ信号が出力されます。
wPHONESノブ
PHONES端子に出力される信号のレベルを調整します。
eMONITORノブ
MONITOR OUT端子に出力される信号のレベルを調整
します。
NOTE
STEREOバス、MONOバス、GROUPバスの出力信号をモニ
ターしたい場合は、各バスのAFLスイッチをオンにしてくださ
い。

各部の名称と機能
MGP32X/MGP24X 取扱説明書
20
TALKBACK(トークバック)セクション
トークバックは、主にオペレーターからの指示を演奏者や
スタッフに伝える目的で利用します。
TALKBACK MIC IN端子から入力されたマイク信号のレベ
ルを調整したり、出力先のバスを決めるセクションです。
qトークバックノブ
トークバックのレベルを調整します。
wAUX1-4スイッチ/インジケーター
スイッチをオン( )にすると、TALKBACK MIC IN端
子から入力された信号がAUX1∼4バスへ送られます。
eSTEREOスイッチ/インジケーター
スイッチをオン( )にすると、TALKBACK MIC IN
端子から入力された信号がSTEREOバス(L/R)へ送ら
れます。
GROUP(グループ)セクション
GROUP1∼4バスの信号を調整するセクションです。
GROUP1∼4バスの信号は、GROUP OUT1∼4端子からそ
れぞれ出力されるほか、STスイッチやAFLスイッチの設定に
応じて、STEREOバスやAFLバスに送ることができます。
qPANノブ
ONスイッチwをオン( )にしているときに、
GROUP1∼4バスの信号を、STEREOバスのL、Rの
どの位置に定位させるかを決めます。
wONスイッチ
スイッチをオン( )にすると、スイッチが点灯し、
GROUPフェーダーが有効になります。
eST(ステレオ)スイッチ
スイッチをオン( )にすると、GROUPフェーダー
tでレベル調整された信号がPANノブqを経由して、
STEREOバス(L/R)へ送られます。
rAFL(After-Fader Listen)スイッチ/インジケーター
AFLスイッチをオンにすると、インジケーターが点灯
し、GROUPフェーダー tでレベル調整された信号を
MONITOR OUT端子とPHONES端子でモニターでき
ます。
tGROUPフェーダー (1∼4)
GROUP OUT 1∼4端子に出力される信号のレベルを
それぞれ調整します。
NOTE
• PFLスイッチとAFLスイッチの両方がオンになっている場合、
PFLスイッチが有効になります。フェーダー調整後の信号をモニ
ターする場合、すべてのPFLスイッチをオフにしてください。
• PFLが有効(優先)になっている場合、AFLインジケーター
はAFLスイッチが押されていても点灯しません。

MGP32X/MGP24X 取扱説明書 21
各部の名称と機能
MONOマスターセクション
STEREOバスの信号をモノラルにミックスした信号のレ
ベルを調整するセクションです。
qONスイッチ
スイッチをオンにすると、スイッチが点灯し、MONO
マスターフェーダーが有効になります。
wLPFインジケーター
ディスプレイのSETUP画面でLPF ONをONに設定す
ると、点灯します。
eAFLスイッチ/インジケーター
スイッチをオンにすると、インジケーターが点灯し、
MONOマスターフェーダー調整後の信号をPHONES
端子とMONITOR OUT端子でモニターできます。調
整後の信号をモニターする場合は、PFLスイッチをす
べてオフにしてください。
rMONOマスターフェーダー
STEREOバスからMONO OUT端子にモノラル出力さ
れる信号のレベルを調整します。
STEREOマスターセクション
メイン出力となるSTEREOバスの信号のレベルを調整す
るセクションです。
qONスイッチ
スイッチをオンにすると、スイッチが点灯し、
STEREOマスターフェーダーが有効になります。
wCOMPインジケーター
ディスプレイのCOMP画面でCOMP(コンプレッサー )
をONに設定すると、点灯します。
eGEQインジケーター
ディスプレイのGEQ画面でGEQ ONをONに設定する
と、点灯します。
rAFLスイッチ/インジケーター
スイッチをオンにすると、インジケーターが点灯し、
STEREOマスターフェーダー調整後の信号をPHONES
端子とMONITOR OUT端子でモニターできます。調整
後の信号をモニターする場合は、PFLスイッチをすべて
オフにしてください。
tSTEREOマスターフェーダー
STEREOバスからSTEREO OUT端子に出力される信
号のレベルを調整します。

各部の名称と機能
MGP32X/MGP24X 取扱説明書
22
リア入出力部
チャンネル入出力端子セクション
qモノラルインプット
• INPUT A:バランス型のXLR-3-31入力端子です
(1:グラウンド、2:ホット、3:コールド)。
• INPUT B:バランス型のTRSフォーン端子です。ア
ンバランス型フォーンプラグを接続することも
できます。
NOTE
ひとつのチャンネルで両方の端子を同時に使用することはで
きません。
• INSERT:フォーンタイプのアンバランス型入出力端
子です。お手持ちのグラフィックイコライザー
やノイズフィルターなどをチャンネルごとに接
続できます。INSERT端子は、TRS(チップ、リ
ング、スリーブ)型のフォーン端子を利用した双
方向の接続になります。
NOTE
接続には、下図のような特殊なインサートケーブルが必要で
す。別売のヤマハインサートケーブルYIC025/050/070
などをご使用ください。
wステレオインプット
• LINE:
CDプレイヤーなどのラインレベル機器を接続
するステレオ入力端子です。フォーンとRCAピン
の2種類のアンバランス型ライン入力端子です。
NOTE
ひとつのチャンネルで両方の端子を同時に使用することはで
きません。
マスター入出力端子セクション
eMATRIX OUT (1、2)
インピーダンスバランス型(*)のTRSフォーン出力端子
です。MATRIXセクションの各ノブで調整された信号
を出力します。
rMONITOR OUT (L、R)
モニターシステムなどを接続するインピーダンスバラ
ンス型(*)のTRSフォーン出力端子です。この端子は、
各バスのフェーダー調整前またはフェーダー調整後の
信号を出力します。出力される信号は、各セクション
のPFLインジケーターやAFLインジケーターで確認で
きます。
NOTE
PFLスイッチとAFLスイッチの両方がオンになっている場
合、PFLスイッチが有効になります。フェーダー調整後の信
号をモニターする場合、すべてのPFLスイッチをオフにして
ください。
CH1∼24{CH1∼16}
チャンネル入出力端子セクション
マスター入出力端子セクション
CH25/26∼31/32
{CH17/18∼23/24}
電源セクション
INSERT端子へ
外部プロセッサーの
入力端子へ
外部プロセッサーの
出力端子へ
チップ:OUT
チップ:IN
スリーブ(グラウンド)
リング:IN
チップ:OUT
* インピーダンスバランス型
ホットとコールドの出力インピーダンスを同じ値にして
あるため、誘導ノイズの影響を受けにくくなります。

MGP32X/MGP24X 取扱説明書 23
各部の名称と機能
tネジ穴(2箇所)
各種デバイス用のスタンドを取り付けるためのネジ穴
です(間隔87mm)。スタンドとネジはお客様ご自身で
ご用意ください。ネジはM5サイズ20mm以下のもの
をお使いください。
ySTEREO INSERT (L、R)
フォーンタイプのアンバランス型入出力端子です。お
手持ちの外部エフェクターやグラフィックイコライ
ザーなどを接続します。この端子は、TRS(チップ、リ
ング、スリープ)型のフォーン端子を利用した双方向の
接続になります。接続には特殊なインサートケーブル
が必要です。詳しくはqモノラルインプットの
INSERTのNOTEをご覧ください(→22ページ)。
uTALKBACK MIC IN
トークバックマイクを接続するアンバランス型XLR-3-
31入力端子です。
iLAMP
別売のグースネック式のランプ(ヤマハLA1Lを推奨)
に電源を供給する、XLR-4-31出力端子です。
NOTE
端子の異なるランプを接続したり、誤ってショートさせた場
合、自動的にLAMP電源だけが切れる保護回路が作動しま
す。LAMP電源を復帰するには、電源スイッチをオフにした
あと、10秒以上待ってから、再度オンにしてください。
oGROUP OUT (1∼4)
GROUP1∼4バスの信号が出力する、インピーダンス
バランス型(*)のTRSフォーン出力端子です。MTRや
外部ミキサーの入力端子などに接続します。
!0 STEREO OUT (L、R)
ミックスされた信号をステレオ出力するバランス型の
XLRおよびTRSフォーンの出力端子です。
STEREOマスターフェーダーでレベル調整された信号
が出力されます。メインスピーカーを駆動するパワー
アンプなどを接続します。
!1 MONO OUT
MONOマスターフェーダーでレベル調整した信号を出
力するバランス型XLR-3-32出力端子です。STEREO
バス(L/R)の信号がミックスされモノラルで出力されま
す。サブウーハースピーカーや拡張SRシステムなどに
接続します。
!2 SEND (AUX1∼6)
バランス型のXLR-3-32出力端子です (1: グラウンド、
2: ホット、3: コールド)。AUX1∼6バスの信号が、
それぞれの端子に出力されます。モニターシステムや
エフェクターなどを接続します。
電源セクション
!3 AC IN端子
付属の電源コードを接続します。まず、本機と電源
コードを接続し、次に電源プラグをコンセントに差し
込みます。
!4 電源スイッチ
本機の電源をオン/オフします。スイッチを「 」側
に倒すと、電源がオンになります。スイッチを「 」
側に倒すと、電源がオフになります。
注意
• 電源スイッチのオン/オフを連続してすばやく切り替
えると、誤動作の原因になることがあります。電源
スイッチをオフにしてから再度オンにする場合は、6
秒以上の間隔を空けてください。
• 電源スイッチがオフの状態でも微電流が流れていま
す。長時間使用しないときは、必ず電源コードをAC
コンセントから抜いてください。

MGP32X/MGP24X 取扱説明書
24
画面と基本操作
ここでは、ディスプレイの見方、画面の操作/設定方法な
どの基本操作について説明します。
ディスプレイの見方
ディスプレイには本機を操作するために必要な各種パラ
メーターが表示されます。
■ 設定画面
ディスプレイセクションの各ボタンを押して、目的の画面
を表示します。
例:COMPボタンを押したときの画面表示
■ HOME画面
ディスプレイセクションのHOMEボタンを押すと表示さ
れます。
設定状態を一覧できる画面です。HOME画面では設定や
変更はできません。
qFX1、FX2ステータス表示
FX1 RTN(またはFX2 RTN)チャンネルのオン(反転
表示)/オフ(通常表示)状態や、選択中のプログラムを
表示します。
例:
wGEQステータス表示
GEQのオン(反転表示)/オフ(通常表示)状態や、グラ
フィックを表示します。HOMEボタンを押すとLとR
の表示が切り替わります。
eUSBステータス表示
USBデバイスの挿入 (反転表示)/未挿入(通常表示)状
態、再生中(>)などのステータス表示、再生/録音時
間、オーディオファイルのタイトル(16文字まで)を
表示します。
rCOMPステータス表示
COMP(コンプレッサー )のオン(反転表示)/オフ(通常
表示)状態を表示します。
また、GR(ゲインリダクション)インジケーターで実際
に信号が圧縮されている(反転表示)/圧縮されていない
(通常表示)の状況を表示します。
tiPodステータス表示
iPod/iPhoneの接続(反転表示)/未接続(通常表示)状
態を表示します。
■ ダイアログ画面
直前に行なった操作に対して確認が必要なときや、何らか
の問題が生じたときに表示されます。
●確認画面
確認が必要なときに表示されます。操作を実行するときは
ノブ2、取り消すときはノブ1を押します。
●メッセージ画面
MGP32X/MGP24Xに異常が発生した場合、警告のため
に下記のレベルに応じてメッセージ画面が表示されます。
例:WARNING(ワーニング)画面
・ MESSAGE(メッセージ)
条件が整わなかったために、操作が実行できなかった
場合や、ユーザーメモリーを初期化した場合。
・ WARNING(ワーニング)
不適切な機器がUSB端子に接続された場合や、異常終
了するような操作をした場合。
画面名 ページ番号 ページ名
機能表示(ノブ1) 機能表示(ノブ2)
パラメーター
設定エリア
HOMEボタン
q
w
er
t
FX1 オン時
FX1 オフ時
ノブ2
ノブ1

MGP32X/MGP24X 取扱説明書 25
画面と基本操作
・ ERROR(エラー )
MGP32X/MGP24X内部の接続の異常を発見した場
合。
ノブ2を押すと画面が閉じます。
MESSAGEの場合はノブ2を押さなくても数秒後に画面
が自動的に閉じます。
画面の操作方法
■ ページを切り替える
各ボタンの設定画面は複数のページで構成されています。
ディスプレイセクションの各ボタン(FX1、GEQ、
SETUPなど)を繰り返し押してページを切り替えます。
例:SETUPボタンを押したときの各ページ
■ 値を変更/設定する
通常、パラメーター値を変更/設定するときは、ノブ1を
回して目的のパラメーターを選んでから、ノブ2を回して
パラメーター値を変更/設定します。
■ リストを表示/選択する
FX1(またはFX2)画面ではエフェクトのプログラムリスト、
USB画面では曲のタイトルリストを表示できます。それぞ
れの画面のトップページ(1ページ目)でノブ1を回すか押す
と、リストが表示されます。ノブ1を回して目的のプログラ
ム/タイトルを選び、ノブ1を押して確定します。
■ 画面から抜ける
現在表示されている画面からHOME画面に戻りたい場合
は、HOMEボタンを押します。
■ 画面のコントラストを調節する
1. SETUPボタンを何度か押して、(1/4)LCDページを
表示します。
2. ノブ1で「Contrast」を選び、ノブ2でコントラスト
を調節します。
0∼10の範囲で設定できます。
NOTE
HOMEボタンを押しながら、ノブ2を回してコントラストを
調節することもできます。
■ 画面のバックライトの明るさを調節する
1. SETUPボタンを何度か押して、(1/4)LCDページを
表示します。
2. ノブ1で「Backlight」 を選び、ノブ2で明るさを調節
します。
0∼3の範囲で設定できます。
ノブ1
パラメーター選択
ノブ2
パラメーター値変更

MGP32X/MGP24X 取扱説明書
26
エフェクト(FX)を使う
MGP32X/MGP24Xには、FX1とFX2の2つのエフェ
クトが用意されています。FX1にはREV-Xリバーブ(8種
類)が、FX2にはSPXマルチエフェクト(リバーブ、ディ
レイ、エコーなど全16種類)が内蔵されています。エ
フェクトをかけると、ミックスに磨きをかけることができ
ます。
エフェクトをかける
1. ディスプレイの下にあるFX1(またはFX2)ボタンを何
度か押して、(1/2)MAINページを表示します。
2.
ノブ1を回すか押して、プログラムリストを表示します。
NOTE
エフェクトプログラムの詳しい内容は、資料をご参照くださ
い(→43ページ)。
3. ノブ1を回して目的のプログラムを選び、ノブ1を押し
て確定します。
選択したプログラムが呼び出されます。
4. 入力チャンネルのONスイッチをオンにし、FX1(また
はFX2)ノブを回して、FX1 RTN(またはFX2 RTN)
に信号を送ります。
5.
入力チャンネルのフェーダーを「0」の位置に合わせます。
6. FX1 RTN(またはFX2 RTN)
チャンネルのONスイッチを押
してオンにします。
7. FX1 RTN(またはFX2 RTN)
フェーダーを「0」の位置に合
わせます。
8. ノブ2を回してエフェクトのかかり具合を調節します。
ディスプレイ上では、画面右下の数値が変わります。
NOTE
FX2のプログラムが、06 VOCAL ECHO, 07 KARAOKE
ECHO, 08 DELAY, 09 SINGLE DELAYの場合は、ノブ2を
押しながら回すことで0.1ms単位でDelayの設定ができます。
(2/2) PARAMETERページやFX1、FX2を同時に表示してい
る画面でも同様に設定ができます。
9. FX1 RTN(またはFX2 RTN)フェーダーで全体のかか
り具合を調節します。
エフェクトの詳細設定をする
1.
ディスプレイの下にあるFX1(またはFX2)ボタンを何度
か押して、(2/2)PARAMETERページを表示します。
2. ノブ1で目的のパラメーターを選び、ノブ2で数値を設
定します。
FX1の各パラメーターでは以下の設定ができます。
・Rev Time: リバーブの残響音の長さ
・Diffusion: 左右の広がり
・Ini Delay: リバーブ部分の前につける遅延
・Room Size: 空間の広さ
NOTE
FX2 はエフェクトプログラムごとにパラメーターが異なりま
す。各パラメーターの詳しい内容は、資料をご参照ください
(→44∼45ページ)。
MAINページ
ノブ1 ノブ2
オン
「0」
FX1の場合

MGP32X/MGP24X 取扱説明書 27
エフェクト(FX)を使う
2つのエフェクトを同時にかける
FX2からFX1(またはFX1からFX2)に信号を送って、2つ
のエフェクト(効果)を同時にかけることができます。ディ
レイの音に対してリバーブをかけるときなどに使います。
ここではFX2からFX1に信号を送る手順を説明します。
1. ディスプレイの下にあるFX2ボタンを押して、(1/2)
MAINページを表示します。
2.
ノブ1を回すか押して、プログラムリストを表示します。
3. ノブ1を回して「08 DELAY」または「09 SINGLE
DELAY」を選び、ノブ1を押して確定します。
プログラムが呼び出されます。
4. 入力チャンネルのONス
イッチをオンにしたあと、
FX2ノブを回して、FX2
RTNに信号を送ります。
5. FX TO FX BLENDノブを
左に回し切ります。
FX2の信号がFX1に送ら
れます。
6. FX1 RTNチャンネルのONスイッチをオンにしたあと、
FX1 RTNフェーダーを上げて、かかり具合を調節しま
す。
FX1とFX2を同時に表示する
FX1とFX2の選択中のプログラムとパラメーターを同時
に表示できます。プログラムの選択や、パラメーターの操
作も同じ画面でできます。
1. FX1ボタンとFX2ボタンを同時に押します。
FX1とFX2の両方が1つの画面に表示されます。
NOTE
プログラムモードとパラメーターモードを切り替えるには、
FX1またはFX2ボタンを押します。
● プログラムの選択方法
1. FX1(またはFX2)ボタンを何度か押して、画面下部に
「PGM」が表示されている画面(プログラムモード画
面)を呼び出します。
2. FX1はノブ1、FX2はノブ2を回すか押します。
プログラムリストが表示されます。
3. FX1はノブ1、FX2はノブ2で目的のプログラムを選
び、それぞれのノブを押して確定します。
プログラムが呼び出されます。
● パラメーターの選択方法
1. FX1(またはFX2)ボタンを何度か押して、画面下部に
「PARAM」が表示されている画面(パラメーターモー
ド画面)を呼び出します。
2. ノブ1でFX1、ノブ2でFX2のパラメーターを設定し
ます。
● 画面の抜け方
ディスプレイセクションのHOME、GEQ、COMP、
USB、SETUPボタンのいずれかを押すと、該当画面に表
示が切り替わります。
オン
「t」位置
左に
回しきる
プログラムモード パラメーターモード
プログラムモード
パラメーターモード

MGP32X/MGP24X 取扱説明書
28
グラフィックEQを使う
グラフィックEQ(GEQ)について
グラフィックEQは、STEREOバス(L/R)にインサートさ
れています。14バンドGEQまたはFlex9GEQが選択で
きます。Flex9GEQでは、31バンドに分割した周波数帯
域の中から9バンドまで選択してゲインを調節できます。
グラフィックイコライザーの設定
をする
初期状態では、GEQがONになっています。また、GEQ
のType(タイプ)は14バンドGEQが設定されています。
1. ディスプレイの下にあるGEQボタンを何度か押して、
GEQ MODEページを表示します。
2. ノブ1で「GEQ ON」 を選び、ノブ2で「ON」に設定
します。
3. ノブ1で「Type」を選び、ノブ2で「14BandGEQ」
または「Flex9GEQ」に設定します。
現在の設定と異なるタイプを選ぶと、パラメーター値
が点滅します。
4. パラメーター値が点滅している間にノブ2を押します。
14BandGEQとFlex9GEQのパラメーターは互換性
がないため、ゲインのリセットを確認する画面が表示
されます。
5. ノブ2を押して「OK」を選びます。
GEQのタイプが切り替わります。
NOTE
切り替えをキャンセルする場合は、ノブ1を押して
「CANCEL」を選んでください。
■ 周波数とゲインを設定する
1. ディスプレイの下にあるGEQボタンを何度か押して、
EDITページを表示します。
L/R Link がONの場合は EDIT L/R ページが、L/R
LinkがOFFの場合はEDIT LchページまたはEDIT
Rchページが表示されます。
2.
ノブ1を回して、カーソルを目的の周波数に合わせます。
画面のFは周波数を表示します。たとえば、F=1.25k
は1.25kHzになります。
3.
ノブ2を回して、選択中の周波数のゲインを設定します。
画面のGはゲインを表示します。たとえば、G=+4.5
は+4.5dBになります。
設定を行なったあとは、再度利用できるようにプログ
ラムのひとつに保存しておくとよいでしょう(→30
ページ)。
● 選択中の周波数のゲインのリセット方法
ノブ1を2秒以上押します。
● 全周波数帯域のゲインのリセット方法
1. ノブ1とノブ2を同時に押します。
「Reset GEQ Gains?」(GEQゲインをリセットしま
すか? )という確認画面が表示されます。
2. ノブ2を押して「OK」を選びます。
全周波数帯域のゲインがリセットされます。
NOTE
キャンセルする場合は、ノブ1を押して「CANCEL」を選ん
でください。
ノブ1 ノブ2
ゲイン
周波数
14BandGEQ
ゲイン
周波数
Flex9GEQ

MGP32X/MGP24X 取扱説明書 29
グラフィックEQを使う
■ ステレオ信号の左右(L/R)をリンクさせる
ステレオ信号の左右をリンクさせることで左右両チャンネ
ルを同時にエディットできます。
初期状態ではリンクがONに設定されています。
リンクを解除すると、左右のチャンネルごとにパラメー
ターを設定できます。
1. ディスプレイの下にあるGEQボタンを何度か押して、
GEQ MODEページを表示します。
2. ノブ1で「L/R Link」 を選び、ノブ2で「ON」に設定
します。
パラメーター値が点滅し始めます。
3. パラメーター値が点滅している間にノブ2を押します。
ゲインのリセットを確認する画面が表示されます。
4. もう一度ノブ2を押して「OK」を選びます。
ゲインがリセットされ、リンク動作の設定が実行され
ます。GEQ EDITおよびGEQ SWEEP画面の右上の
表示が「L/R」に切り替わります。
NOTE
リンク動作をキャンセルする場合は、ノブ1を押して
「CANCEL」を選んでください。
● リンクの解除方法
1. 手順2でパラメーター値を「ON」から「OFF」に変更
します。
2.
パラメーター値が点滅している間に、ノブ2を押します。
確認画面「Break Link?」(リンクを解除しますか? )
が表示されます。
3. もう一度ノブ2を押して[OK]を選びます。
リンク解除されます。
ハウリングポイントを探して除去
する
オフセットゲインを利用してハウリングしやすいポイント
をあらかじめ探し、GEQで補正しておくことで、ハウリン
グを抑えることができます。
1. ディスプレイの下にあるGEQボタンを何度か押して、
SWEEPページを表示します。
L/R Link がONの場合は SWEEP L/R ページが、L/R
LinkがOFFの場合はSWEEP LchページまたはSWEEP
Rchページが表示されます。
2. ノブ2でおおよそのオフセットを設定します。
オフセットで一時的にゲインを上げて、ハウリングマージ
ンがない状態を作り、ハウリングポイントを見つけます。
3. ノブ1を回しながら、ハウリングポイントを探します。
ハウリングしやすい周波数に近づくと、少しずつハウ
リングが始まります。
4. ハウリングポイントが見つかったら、ハウリングを抑
えるためにノブ2でオフセットをマイナス値まで下げ
ます。
5. 調整が終わったら、ノブ2を押します。
調整した周波数の設定値にだけオフセットが加算され
ます。
6. 必要に応じて手順2∼5を繰り返してGEQを調整しま
す。
オフセット
周波数
14BandGEQ
周波数
Flex9GEQ
*実際のゲイン
-4.0dB=
-10dB +6.0dB
*実際のゲイン=設定値(設定されたゲイン)+オフセット
オフセット
*実際のゲイン
+4.5dB=
-1.5dB +6.0dB

グラフィックEQを使う
MGP32X/MGP24X 取扱説明書
30
GEQプログラムを呼び出す/保存
する
MGP32X/MGP24Xには、ユーザーが自由に編集/保存
できるユーザープログラムが8つ用意されています。
■ プログラムを呼び出す
1. ディスプレイの下にあるGEQボタンを何度か押して、
PROGRAMページを表示します。
2.
ノブ1を回すか押して、プログラムリストを表示します。
3. ノブ1で目的のプログラムを選び、ノブ1を押して確定
します。
プログラムが呼び出されます。
■ プログラムを保存する
● 選択中のユーザープログラムに上書き保存する場合
1. ユーザープログラムが選択されている状態で、ノブ2
を2秒以上押します。
プログラムの保存を確認する画面が表示されます。
2. ノブ2を押して「OK」を選びます。
プログラムが上書き保存されます。
NOTE
保存をキャンセルする場合はノブ1を押すか、GEQボタンを
押します。
● 他のユーザープログラムに上書き保存する場合
1.
ノブ1を回すか押して、プログラムリストを表示します。
2. ノブ1で保存先のユーザープログラムを選び、ノブ2を
2秒以上押します。
プログラムの保存を確認する画面が表示されます。
3. ノブ2を押して「OK」を選びます。
プログラムが上書き保存されます。
NOTE
保存をキャンセルする場合はノブ1を押すか、GEQボタンを
押します。

MGP32X/MGP24X 取扱説明書 31
コンプレッサーを使う
マスターコンプレッサー
(MASTER COMP)について
MGP32X/MGP24X には、帯域分割なしのシンプルな
タイプ(Comp)と3バンドの帯域分割方式のタイプ
(MultiBand)のマスターコンプレッサーが搭載されていま
す。マスターコンプレッサーを使えば、STEREOバス(L/
R)の信号にコンプレッサーをかけてピークレベルを抑え
たり、全体の音圧レベルを上げることができます。また、
プリセットとして3つのプログラムがあらかじめ保存され
ているほか、ユーザープログラムとして任意の設定を5つ
まで保存できます。
コンプレッサーの設定をする
1. ディスプレイの下にあるCOMPボタンを何度か押し
て、(1/4)MODEページを表示します。
2. ノブ1で「COMP ON」を選び、ノブ2で「ON」に設
定します。
3. ノブ1で「Position」(インサートの位置)を選び、ノ
ブ2で「PostFader」(ポストフェーダー )または
「PreFader」(プリフェーダー )に設定します。
4.
ノブ1で「Type」を選び、ノブ2で「Comp」(帯域分割な
し)または「Multiband」(マルチバンド)に設定します。
現在の設定と異なるタイプを選ぶと、パラメーター値
が点滅します。
5. パラメーター値が点滅している間にノブ2を押します。
コンプレッサーのタイプ変更を確認する画面が表示さ
れます。
6. ノブ2を押して「OK」を選びます。
タイプが変更されます。
NOTE
キャンセルする場合は、ノブ1を押して「CANCEL」を選ん
でください。
■ スレッショルド(しきい値)を設定する
1. ディスプレイの下にあるCOMPボタンを何度か押し
て、(2/4)THRESHOLDページを表示します。
2. 画面右側のゲインリダクションメーターでコンプレッ
サーのかかり具合を確認しながら、ノブ1を回してス
レッショルドを設定します。
MultiBand(マルチバンド)タイプの場合は、
H(High)、M(Mid)、L(Low)の各スレッショルドが連
動します。
■ コンプレッサーのかかり具合を調整する
1. ディスプレイの下にあるCOMPボタンを何度か押し
て、(3/4)PARAMETERページを表示します。
2. ノブ1で目的のパラメーターを選び、ノブ2でパラメー
ター値を設定します。
NOTE
パラメーターの詳しい内容は、資料をご参照ください(→45
ページ)。
ノブ1 ノブ2
Type: Compの場合 Type: MultiBandの場合
ゲインリダクションメーター
Type: Compの場合 Type: MultiBandの場合

コンプレッサーを使う
MGP32X/MGP24X 取扱説明書
32
コンプレッサープログラムを呼び
出す/保存する
1. ディスプレイの下にあるCOMPボタンを何度か押し
て、(4/4)PROGRAMページを表示します。
2.
ノブ1を回すか押して、プログラムリストを表示します。
3. ノブ1で目的のプログラムを選び、ノブ1を押して確定
します。
プログラムが呼び出されます。
● ユーザープログラムの保存方法
4. ユーザープログラムを呼び出した状態で、ノブ2を2秒
以上長押しします。
プログラム保存の確認画面が表示されます。
5. ノブ2を押して「OK」を選びます。
現在の設定がユーザープログラムとして上書き保存さ
れます。
NOTE
• 保存をキャンセルする場合はノブ1を押すか、COMPボタ
ンを押します。
• ユーザープログラムの名前の変更はMGP Editor(→2ペー
ジ)で行なうことができます。
プログラム番号
プリセットの場合
ユーザープログラムの場合
プリセットは読
み取り専用のた
め、「R」(Read
only)のマークが
表示されます。
タイトル
プログラム番号
タイトル

MGP32X/MGP24X 取扱説明書 33
録音する/再生する
USBデバイスを使った録音/再生
について
MGP32X/MGP24Xでは、内蔵のUSBデバイスレコー
ダー機能を使ってSTEREOバス(L/R)やMATRIXバス
(1、2)の出力をUSBデバイスにオーディオファイルとし
て録音したり、USBデバイスに保存した曲をSTEREOバ
ス、MONITOR OUT、チャンネル29/30{21/22}へ割
り当てて再生したりできます。
● USBデバイスレコーダーの信号の流れ
NOTE
• 録音と再生は同時に行なえません。
• 録音中の信号をインプットチャンネルに入力することはで
きません。
● USBデバイスについて
本機では、USBデバイスとして、USBフラッシュメモ
リー、USBマスストレージクラスに対応したハードディ
スクドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)
が使用できます。
注記
• ファイルの録音/再生/保存中はUSB IN端子から
USBデバイスを抜いたり、本機の電源を切ったりし
ないでください。USBデバイスが故障したり、本機
およびUSBデバイスのデータが破損したりするおそ
れがあります。
• USBデバイスは挿入方向や表裏に注意し、確実に奥
まで差し込んでください。また無理な挿入はしない
でください。
• WAVフォーマットでの録音には転送速度の速さが要
求されるため、HDDまたはSSDのご使用をおすすめ
します。
● USBデバイスの容量
USBデバイスの容量は、64GBまで動作確認済みです。
注記
すべてのUSBデバイスの動作保証をするものではあり
ません。事前に動作確認することをおすすめします。
● USBデバイスのフォーマット形式
サポートしているフォーマット形式はFAT32です。1ファ
イルの最大サイズは2GBです。
● ファイルフォーマット
• 録音: WAV、MP3
• 再生: WAV、MP3、AAC
● 録音可能時間(2GBのUSBフラッシュメモリーを
使った場合)
• MP3 128kbps: 約35時間
• MP3 192kbps: 約23時間
• MP3 256kbps: 約17時間
• MP3 320kbps: 約14時間
• WAV: 約3時間
USBデバイスに録音する
1. 十分な空き容量のあるUSBデバイスをUSB IN端子
( )に接続します。
2. ディスプレイの下にあるUSBボタンを何度か押して、
(3/3)PARAMETERページを表示します。
3. ノブ1で「RecSource」(録音ソース)を選び、ノブ2
で録音する信号を「STEREO」バスまたは
「MATRIX1/2」バスから選びます。
4. 録音フォーマットを選びます。
qノブ1で「Rec Form」(録音フォーマット)を選び、
ノブ2で「MP3:128k」、「MP3:192k」、
「MP3:256k」、「MP3: 320k」、「WAV」から録音
フォーマットを選びます。
現在の設定と異なるタイプを選ぶと、パラメーター値
が点滅します。
wパラメーター値が点滅している間にノブ2を押します。
録音フォーマットの変更を確認する画面が表示されます。
eノブ2を押して「OK」を選びます。
録音フォーマットが変更されます。
NOTE
キャンセルする場合は、ノブ1を押して「CANCEL」を選ん
でください。
→次のページに続く
録音
(入力) 再生
(出力) STEREOバス
MONITOR OUT
CH29/30
{CH21/22}
STEREO Lバス
STEREO Rバス
MATRIX 1バス
MATRIX 2バス
USB
デバイス
レコーダー
L
R
L
R
ノブ1 ノブ2
MP3:128k、MP3:192k、
MP3:256k、MP3:320k
を選択した場合
WAVを選択した場合、
HDDまたはSSDへの録音
が推奨されます。

録音する/再生する
MGP32X/MGP24X 取扱説明書
34
5. 録音レベルを調整します。
qディスプレイの下にあるUSBボタンを何度か押して、
(2/3)REC LEVELページを表示します。
w録音する音源を鳴らして、レベルメーターを見ながら、
ノブ1で録音レベルを調整します。
録音レベルは-48∼+24dBの範囲で設定できます。
REC OUTのL/Rの各レベルがレベルメーターに表示
されます。
6. RECボタンを押します。
録音の準備が始まり、数秒後に録音が開始されます。
録音準備中はRECインジケーターが点滅し、録音中は
点灯します。
7. 録音を停止するときは、再度RECボタンを押します。
録音停止の確認画面が表示されます。
8. ノブ2を押して[OK]を選びます。
録音が終了し、オーディオファイルが作成されます。
オーディオファイルは「\MGP_REC」フォルダー内
に保存されます。
NOTE
AUTO REC機能: 録音中にFWDボタンを押すと、現在の録音を
完了し、続けて新しいファイルの録音を開始します。
9. 録音内容を確認します。
qディスプレイの下にあるUSBボタンを押して、(1/3)
PLAYER画面を表示します。
wノブ1を回すか押して、タイトルリストを表示します。
録音した曲は「\MGP_REC」フォルダー内に、
「Untitled X」(Xは番号)の名前で保存されています。
NOTE
• タイトルやアーティストなどの情報を本機で編集することはで
きません。コンピューターなどに取り込んで編集してください。
• 本機にはカレンダー機能が内蔵されていませんので、ファ
イルの日付は固定されます。
eノブ1を回して録音した曲を選び、ノブ1を押して確定
します。
再生が始まります。
USBデバイスの曲を再生する
1. オーディオファイルの入ったUSBデバイスをUSB IN
端子( )に接続します。
USBデバイスにアクセス中はUSB ACCESSインジ
ケーターが点灯します。
2. 再生音の出力先を選びます。
■ STEREOバスに出力する場合
USB INのTO STEREO/TO MONITORスイッチを
TO STEREO( )に設定します。
■ モニターアウトに出力する場合
USB INのTO STEREO/TO MONITORスイッチを
TO MONITOR( )に設定します。
■ チャンネル29/30{21/22}に出力する場合
チャンネル29/30{21/22}のインプットセレクトス
イッチをUSB IN( )に設定します。
NOTE
USB INとチャンネル29/30{21/22}を同時に使用しないで
ください。不自然なフランジング効果が発生する場合があり
ます。
3. ディスプレイの下にあるUSBボタンを押して、(1/3)
PLAYER画面を表示します。
録音レベル レベルメーター
TO STEREO
()に
USB IN( )に
アーティスト情報
録音/再生経過時間
(時間、分、秒)
プログレスバー
録音/再生残時間
(時間、分、秒)
再生モード
:1曲
:全曲
:1曲リピート
:全曲リピート
タイトル

MGP32X/MGP24X 取扱説明書 35
録音する/再生する
NOTE
• タイトルやアーティスト情報がない場合は、ファイル名が表示
されます。WAVフォーマットには、ファイル中にタイトルや
アーティスト情報がないため、ファイル名が表示されます。
• タイトル、アーティスト情報、ファイル名は半角英数文字にの
み対応しています。それ以外の文字は「
」に変換されます。
• 録音中はタイトルの場所に「Recording...」と表示されます。
4. トランスポートセクションのREWボタン/FWDボタン
で再生する曲を選び、PLAYボタンを押します。
再生が始まります。
5. 音量を調整します。
■
STEREOバス、またはモニターアウトに出力する場合
USB INノブで音量を調整します。
■ チャンネル29/30{21/22}に出力する場合
チャンネルフェーダーで音量を調整します。
NOTE
• CDなどをエンコードしたオーディオファイルはゲインが大
きい場合があります。必要に応じてUSBボタン→(3/3)
PARAMETER画面の「PB(Playback) Level」でゲイン
を調整してください。
• 信号経路に遅延があるため、両方の出力を同時に調整しな
いでください。
6. 再度PLAYボタンを押します。
再生が停止します。
● タイトルリストから曲を選んで再生する
1. ディスプレイの下にあるUSBボタンを押して、(1/3)
PLAYER画面を表示します。
2. ノブ1を回すか押して、タイトルリストを表示します。
• フォルダー ( )の行を選択してノブ1を押すと、
フォルダーの中身が表示されます。
• の行を選択してノブ1を押すと、上位フォルダー
に移動します。
NOTE
タイトルリストは半角英数文字にのみ対応しています。それ
以外の文字は「
」に変換されます。
3. ノブ1を回して曲(♪)を選び、ノブ1を押します。
再生が始まります。
■ 再生を一時停止/早送り/早戻しする
トランスポートセクションの各ボタンを使って操作します。
● 一時停止する
再生中にPLAYボタンを押します。再度PLAYボタンを押
すと、停止した位置から再生が始まります。一時停止中は
インジケーターが点滅します。
● 早送りする/早戻しする
再生中にREWボタン/FWDボタンを1秒以上押し続ける
と、早戻し/早送り再生が始まります。ボタンを離すと、
その位置から通常再生が始まります。
● 曲を移動する
REWボタン/FWDボタンを押します。
• 再生中にREWボタンを押すと、現在の再生位置に
よって、選択中の曲の先頭に移動したり、前の曲の
先頭へ移動して再生が始まります。
• 再生中にFWDボタンを押すと、次の曲の先頭へ移動
して、再生が始まります。
• 停止中、一時停止中にREWボタン/FWDボタンを押
すと、前の曲/次の曲の先頭へ移動します。
上位フォルダーへ
曲
フォルダー

録音する/再生する
MGP32X/MGP24X 取扱説明書
36
iPod/iPhoneの曲を再生する
本機にiPod/iPhoneを接続して、曲を再生することがで
きます。
NOTE
本機ではiPod/iPhoneを使った録音はできません。
1. USBケーブルでiPod(またはiPhone)をiPod/iPhone
IN端子に接続します。
本機にiPod/iPhoneが接続され、正しく認識されると
iPodインジケーターが点灯します。
2. 再生音の出力先を選びます。
■ STEREOバスに出力する場合
iPod INのTO STEREO/TO MONITORスイッチを
TO STEREO( )に設定します。
■ モニターアウトに出力する場合
iPod INのTO STEREO/TO MONITORスイッチを
TO MONITOR( )に設定します。
■ チャンネル31/32{23/24}に出力する場合
チャンネル31/32{23/24}のインプットセレクトス
イッチをiPod IN( )に設定します。
NOTE
USB INとチャンネル31/32{23/24}を同時に使用しないで
ください。不自然なフランジング効果が発生する場合があり
ます。
3. iPod(またはiPhone)を操作して曲を再生します。
4. 音量を調整します。
■
STEREOバス、またはモニターアウトに出力する場合
iPod INノブで音量を調整します。
■ チャンネル31/32{23/24}に出力する場合
チャンネルフェーダーで音量を調整します。
NOTE
信号経路に遅延があるため、両方の出力を同時に調整しない
でください。
5. iPod(またはiPhone)を操作して曲を停止します。
再生が停止します。
録音、再生に関する設定をする
1. ディスプレイの下にあるUSBボタンを何度か押して、
(3/3)PARAMETERページを表示します。
2. ノブ1で目的のパラメーターを選び、ノブ2でパラメー
ター値を設定します。
各パラメーターでは以下の設定ができます。
NOTE
WAVフォーマットでの録音には転送速度の速さが要求されるた
め、USBフラッシュメモリーには正常に録音できない場合があ
ります。ハードディスクドライブ(HDD)またはソリッドステート
ドライブ(SSD)への録音をおすすめします。USBフラッシュメ
モリーをご使用される場合は、MP3フォーマット(MP3:128k、
MP3:192k、MP3:256k、 MP3:320k)での録音をおすすめし
ます。
iPod/iPhone IN端子
点灯
TO STEREO
()に
iPod IN( )に
パラメーター名
設定内容 パラメーター値/範囲
RecSource 録音する信号の
ソースの選択 STEREO、MATRIX1/2
Rec Level 録音レベルの調整 -48dB ∼ +24dB
Rec Form 録音フォーマット
の種類の選択
MP3:128k、192k、256k、
320k、WAV
* 128k、192k、256k、
320kの「k」は「kbps」
の略です。
PB Level 再生レベルの調整 -48dB ∼ 0dB
PB Mode 再生モードの選択
One(1曲)、All(全曲)、
RepeatOne(1曲リピート)、
RepearAll(全曲リピート)
iPodLevel
iPod/iPhoneからの
入力レベルの調整
-48dB ∼ 0dB

MGP32X/MGP24X 取扱説明書 37
その他の機能を使う
ローパスフィルター (LPF)をかける
STEREO L/RバスからMONO OUT端子に出力される信
号にローパスフィルター (LPF)をかけることができます。
サブウーハーを使用する場合などに使用します。
1. ディスプレイの下にあるSETUPボタンを何度か押し
て、(2/4)LPF(MONO)ページを表示します。
2. ノブ1で「LPF ON」を選び、ノブ2で「ON」に設定
します。
MONOマスターフェーダーの横にあるLPFインジ
ケーターが点灯します。
3. ノブ1で「Frequency」を選び、ノブ2で周波数を設
定します。
ダッカー (Ducker)機能を使う
ダッカーは、イベントなどでBGM(バックグラウンド
ミュージック)の音量を自動的に下げる機能です。
● ダッカーの信号の流れ
1. BGMを再生する機器を接続します。
CH29/30またはCH31/32{CH21/22または
CH23/24}に機器を接続します。
USBデバイスやiPod/iPhoneを接続する場合は、イ
ンプットセレクトスイッチをそれぞれUSB IN( )、
またはiPod IN( )にします。
2. 1.で機器を接続したチャンネルのDUCKERスイッチ
をオン( )にしてから、GAINノブでチャンネルの
入力レベルを適切なレベルに調整します。
3. マイクを入力ソースチャンネルに接続します。
MGP32XはCH24に、MGP24XはCH16に直接接
続するか、ソースとするチャンネルをGROUP OUT1
に割り当てます。
4. ディスプレイの下にあるSETUPボタンを何度か押し
て、(3/4)DUCKERページを表示します。
5.
「Source」が選ばれているのを確認したら、ノブ2で
入力ソースを「CH24{CH16}」または「GROUP1」
に設定します。
単独のマイク入力でBGMの音量を自動的にコント
ロールする場合は「CH24{CH16}」に、複数のマイ
ク入力でコントロールする場合は「GROUP1」に設
定することをおすすめします。
6. マイクの入力レベルを適切なレベルに調整します。
7. 手順3で接続したマイクのチャンネルのONスイッチを
オン( )にしてから、チャンネルフェーダーを「0」
(ノミナル)付近まで上げます。
→次のページに続く
音量検出
音量コントロール
DUCKER
SOURCE
CH29/30
{CH21/22}
CH31/32
{CH23/24}
CH24
{CH16}
GROUP1
USB IN( )に iPod IN( )に
オン
レベル調整
オン
「0」

その他の機能を使う
MGP32X/MGP24X 取扱説明書
38
8. BGMを再生し、マイクで話し始めると自動的に音量が
下がることを確認します。
NOTE
入力ソースの音量検出ポイントはフェーダー調整後です。ON
スイッチ、チャンネルフェーダーの影響を受けます。
■ ダッカー (Ducker)のかかり具合を調整
する
1. ディスプレイの下にあるSETUPボタンを何度か押し
て、(3/4) DUCKERページを表示します。
2. ノブ1で目的のパラメーターを選び、ノブ2でパラメー
ター値を設定します。
各パラメーターでは以下の設定ができます。
・Source: 入力ソースとして使用する信号の選択
・Thresh (Threshold): ダッカーの効果がかかる境界の
レベル
・Range: ダッカーの効果がかかっているときの減衰量
・Release: 入力信号がスレッショルド以下に下がった後、
ダッカーの効果がなくなるまでの時間
パラメーター名の「#1」はCH29/30{CH21/22}、
「#2」はCH31/32{CH23/24}を意味します。
NOTE
パラメーターの詳しい内容は、資料をご参照ください(→45
ページ)。
レベラー (Leveler)機能を使う
レベラーは、マスタリングレベルの異なる音源の使用時に
音量を一定にそろえる機能です。
1. 本機にUSBデバイスやiPod/iPhoneなどのオーディ
オプレーヤーを接続します。
2. iPod/iPhone以外のオーディオプレーヤーを接続する
場合は、音量レベルが小さい楽曲を基準に入力レベル
を調整します。
入力レベルは、PFLスイッチをオン( )にしたとき
にPFL/AFLレベルメーターの「0」の位置をときどき
超える程度にします。
3.
USBデバイスを接続した場合はCH29/30{CH21/22}、
iPod/iPhoneを接続した場合はCH31/32{CH23/24}
のLEVELERスイッチをオン( )にします。
■ レベラー (Leveler)の効き具合を調整する
1. ディスプレイの下にあるSETUPボタンを何度か押し
て、(4/4) LEVELERページを表示します。
2. ノブ1で目的のパラメーターを選び、ノブ2でパラメー
ター値を設定します。
各パラメーターでは以下の設定ができます。
・Thresh (Threshold): レベラーの効果がかかる境界の
レベル
・OutGain: レベラーの出力レベル
パラメーター名の「#1」はCH29/30{CH21/22}、
「#2」はCH31/32{CH23/24}を意味します。
NOTE
パラメーターの詳しい内容は、資料をご参照ください(→45
ページ)。
出力音量
時間
Range
Release
DUCKER SOURCEの音量が
Thresholdを超えたとき
DUCKER SOURCEの音量が
Threshold以下になったとき
オン

MGP32X/MGP24X 取扱説明書 39
その他の機能を使う
工場出荷時の状態に戻す
(ユーザーメモリーの初期化)
MGP32X/MGP24Xには、ユーザーメモリーを初期化
して工場出荷時の状態に戻す機能があります。これによ
り、パラメーター設定やユーザープログラムが工場出荷状
態に戻ります。
注記
ユーザーメモリーを初期化すると、現在のユーザーメ
モリー上のパラメーター設定やユーザープログラムの
内容がすべて工場出荷時の設定に書き換えられてしま
います。以下の操作は慎重に行なってください。
1. 本機の電源がオフになっていることを確認します。
2. FX1ボタンとSETUPボタンを同時に押しながら、電
源スイッチをオンにします。
初期化が実行されると、下記のMESSAGE画面が表示
されます。MESSAGE画面が表示されるまで、FX1
ボタンとSETUPボタンを同時に押し続けてください。
3. ノブ2を押して画面を閉じるか、画面が消えるのを待
ちます。
通常のHOME画面に戻ります。
注記
初期化の実行中は、絶対に電源をオフにしないでくだ
さい。

MGP32X/MGP24X 取扱説明書
40
困ったときは?
■ 電源が入らない □
独立した電源ユニット(発電機など)やスイッチ付き電源タップに接続していませんか?
その電源がオンになっているか確認してください。
■ 音が出ない □ 外部機器(マイクを含む)やスピーカーは、正しく接続されていますか?
□ INSERT端子と外部機器の接続に、Y字ケーブルを使用していますか?
□ ケーブルがショート(断線)していませんか?
□ 各チャンネルのGAINノブ、チャンネルフェーダー、STEREOマスターフェーダー、
GROUPフェーダーなどは、適切に調節されていますか?
□ バスアサインスイッチ、USB INセクションやiPod INセクションのスイッチは適切に
設定されていますか?
■ STEREO OUT端子から
音が出ない
□ 各チャンネルのONスイッチとSTスイッチはオンになっていますか?
□ STEREOマスターのONスイッチがオンになっていますか?
■ SEND(AUX1∼6)端子か
ら音が出ない
□ SEND MASTERの各ノブ、各チャンネルのAUX 1∼6、FX(1、2)ノブの設定は適切
ですか?
■ MONITOR OUT端子ま
たはPHONES端子から
音が出ない
□
使用していないチャンネルのPFLスイッチがオンになっていませんか?
PFLスイッチをオフにしてください。
□ モニターしたいバスのAFLスイッチはオンになっていますか?
■ CH29/30、31/32{CH21/
22、23/24]端子から音が
出ない
□ インプットセレクトスイッチがUSB IN/iPod IN ( )になっていませんか?
スイッチをANALOG ( )に設定してください。
■ 音が小さい、音が歪む、
雑音が入る
□ 各チャンネルのGAINノブ、チャンネルフェーダー、STEREOマスターフェーダー、
GROUPフェーダーなどは、適切に調節されていますか?
□ 26dBスイッチがオンになっていませんか?
マイクなど、出力レベルの小さいソースを入力するときはオフにしてください。
□ ミキサーに接続した機器の出力信号レベルは適切ですか?
□ エフェクトやコンプレッサーをかけすぎていませんか?
FX(1、2)ノブ、FX RTNフェーダー、COMPノブでレベルを下げてください。
□ ひとつのインプットチャンネルにXLRタイプとフォーンタイプ、またはフォーンタイ
プとRCAピンタイプの両方を接続していませんか?
どちらか一方の端子だけをご使用ください。
□ マイクはINPUT A端子に接続されていますか?
□ コンデンサーマイクを使用している場合は、+48VスイッチがONになっていますか?
□ 出力規定レベルが+4dBuの機器を接続するときには、モノラルチャンネルの
26dB(PAD)スイッチをONにするか、ステレオチャンネルを使用してください。
□ (ステレオチャンネル) DUCKERスイッチはオンになっていますか?
CH24{CH16}やGROUP1バスに常に信号が入っていると、設定によっては音が小さ
くなります。
■ エフェクトがかからない □ 各チャンネルのFX(1、2)ノブは、適切に調節されていますか?
□ FX(1、2) RTNチャンネルのONボタンは、オンになっていますか?
□ ノブ2でかかり具合を調節したり、FX RTNフェーダーを適切に調節しましたか?
□ FX(1、2) RTNチャンネルのバスアサインスイッチは適切に設定されていますか?
□ 外部エフェクトをSEND(AUX1∼6)端子に接続している場合、SEND MASTERの
AUX(1∼6)ノブの設定は適切ですか?
■ スピーチの声をはっきり
させたい
□ スイッチは、オンになっていますか?
□ EQ (イコライザー:HIGH/MID/LOW)は、適切に調節されていますか?
■ ミキサーのモニター用の
信号を出力したい
□ MONITOR OUT端子にアンプ内蔵スピーカー (パワードスピーカー )を接続してくだ
さい。MONITOR OUT端子の出力信号は、MONITORノブで調節してください。
■ USBデバイスに録音でき
ない
□ USBデバイスにプロテクトがかかっていませんか?
□ 保存に必要な容量がUSBデバイスに残っていますか?
□ USBデバイスはFAT32形式でフォーマットされていますか?
□ WAVフォーマットでの録音には転送速度の速さが要求されるため、USBフラッシュメ
モリーには正常に録音できない場合があります。ハードディスクドライブ(HDD)また
はソリッドステートドライブ(SSD)への録音をおすすめします。USBフラッシュメモ
リーをご使用される場合は、録音フォーマットをMP3:128k、MP3:192k、 MP3:256k、
またはMP3:320kに変更してください。
□ メモリーの断片化が進んでいる場合は、コンピューターのデフラグツールなどで最適
化を行なうと改善する場合があります。

MGP32X/MGP24X 取扱説明書 41
困ったときは?
* 上記の対策を行なっても症状が改善しない場合は、巻末のヤマハ修理ご相談センターにお問い合わせください。
■ iPod/iPhoneの信号が出
力されない
□ 信号の出力先の設定は適切に行なわれていますか? (→36ページ)
□ iPodインジケーターが消灯していませんか?
iPod/iPhoneが本機に認識されていません。iPod/iPhone対応モデルを確認してくだ
さい。
■ 対応iPod/iPhoneが認識
されない
□ iPod/iPhoneが充電されていないと、本機に認識されるまでに時間がかかります。そ
のまましばらくお待ちください。
■ ステレオの信号を入力し
たときに、左右の音量が
違う
□ PANの設定はセンターになっていますか?
センターになっている場合は、接続を入れ替えてお試しください。接続端子を左右で
入れ替えたときに、音量が小さいほうが入れ替わったら、信号を送信している機器を
ご確認ください。
□ 接続しているケーブルの種類は左右で同じですか?
抵抗入りのケーブルなどでは音量が小さくなります。
■ 音が揺れる □ コンプレッサーをかけすぎていませんか?
COMPノブを下げてください。
■ LEVELERが効かない □ ステレオチャンネルのGAINノブは適切に調節されていますか?
ゲインを大きくしすぎると効かないことがあります。

MGP32X/MGP24X 取扱説明書
42
資料
画面のメッセージ一覧
■ MESSAGE(メッセージ)
■ WARNING(ワーニング)
不適切な機器がUSB端子に接続された場合や、異常終了するような操作をした場合にワーニングが表示されます。
■ ERROR(エラー )
機器内部の接続の異常を発見した場合にエラーが表示されます。巻末のヤマハ修理ご相談センターにお問い合わせください。
表示 内容
Audio File
Not Found! 再生しようとしたフォルダーに(再生可能な)オーディオファイルがない。
Backup Memory Initialized! P39の手順でユーザーメモリーを初期化した。
Cannot be Used While Recording! 録音中に制限されている操作(タイトルリストを表示するなど)を行なった。
Storage Not Ready! USBデバイスが挿入されていなかったり、USBデバイスが認識されていない状態で、
録音や再生を開始しようとした。
表示 内容
Backup Memory
Force Initialized!
メモリーにパラメーター範囲以外のデータが書き込まれていたため、強制的にメモ
リーを初期化した。
Cannot Start Recording! USBデバイスの状態などの理由で録音が開始できなかった。
Connection Failed!
Reconnect iPod. iPodの接続に失敗しました。再接続してください。
Current Exceeded!
(iPod)
iPod/iPhone IN端子に接続されたデバイスが過電流になった。デバイスを切断してく
ださい。
Current Exceeded!
(USB) USB IN端子に接続されたデバイスが過電流になった。デバイスを切断してください。
Illegal Device!
(iPod) iPod/iPhone IN端子にUSBメモリーなどの非対応のデバイスを挿入した。
Illegal Device!
(USB) USB IN端子に不正もしくは非対応のフォーマットのデバイスを挿入した。
Number of Files Exceeded!
USBデバイス内のファイルとフォルダーの表示合計数が4000を超えたので、これ以上
ファイルをロードすることができません。コンピューターなどで不要なファイルを削
除してください。
Playback Aborted! 再生中にUSBデバイスを抜くなどしたため、再生が中断した。
Recording Aborted! 録音中にUSBデバイスを抜いたり、USBデバイスのレスポンスが遅いため、録音が中
断した。
Storage Full! USBデバイスの容量が不足している。
表示 内容
Device Check Error!
XXXXXXXX
xxxxxに表示されたデバイスもしくはデバイスとCPUの接続に問題があります。ヤマハ
修理ご相談センターにお問い合わせください。

MGP32X/MGP24X 取扱説明書 43
資料
エフェクトプログラムリスト
■ FX1 REV-X(REV-X アルゴリズム)
■ FX2 SPX(SPXアルゴリズム)
No. Program名 エフェクト内容
01 HALL ホールなどの広い空間の響きをシミュレートしたリバーブ(残響音)です。
02 WARM HALL 温かみのある、ホールの響きをシミュレートしたリバーブです。
03 BRIGHT HALL 華やかな、ホールの響きをシミュレートしたリバーブです。
04 PLATE 1 鉄板の響きをシミュレートしたリバーブです。ボーカルに適した設定です。
05 PLATE 2 鉄板の響きをシミュレートしたリバーブです。スネアの音色に適した設定です。
06 ROOM 部屋(小さな空間)の響きをシミュレートしたリバーブです
07 WARM ROOM 温かみのある、部屋の響きをシミュレートしたリバーブです。
08 SLAP ROOM 部屋(小さな空間)のスラップエコーをシミュレートしたリバーブです。
No. Program名 エフェクト内容
01 HALL ホールなどの広い空間の響きをシミュレートしたリバーブ(残響音)です。
02 ROOM 部屋(小さな空間)の響きをシミュレートしたリバーブです。
03 PLATE 鉄板の響きをシミュレートしたリバーブです。硬めの残響感が得られます。
04 LARGE STAGE 広いステージをシミュレートしたリバーブです。
05 SMALL STAGE 小さめのステージをシミュレートしたリバーブです。
06 VOCAL ECHO ボーカル用途に最適なエコーです。
07 KARAOKE ECHO カラオケに使用するのを意識したエコーです。
08 DELAY 遅延させた信号を複数付加する、いわゆるフィードバックディレイです。
09 SINGLE DELAY 遅延させた信号を付加する、いわゆるモノラルディレイです。
10 EARLY REF. 残響の初期反射音(ER)のみを取り出したエフェクトです。リバーブよりも派手な効果が得られます。
11 CHORUS 信号の遅延時間を変化させて音に厚みを加えます。
12 PHASER 音の位相を変化させ、うねりを加えます。
13 FLANGER 音色が音程感を持ったような効果を加えます。
14 SYMPHONIC 音を多重化することで厚みのある響きを加えます。
15 DOUBLER 二人で同じフレーズを歌っているような効果を加えます。
16 RADIO VOICE 信号をAMラジオ風のローファイな感じにするエフェクトです。パラメーターを調整することで、強調
する周波数帯域を変更します。

資料
MGP32X/MGP24X 取扱説明書
44
パラメーターリスト
FX1画面(1/2)MAINページ、FX2画面(1/2)MAINページには、各プログラムの一番目のパラメーターが表示されます。
■ エフェクトパラメーターリスト
● FX1 REV-X (01:HALL∼08:SLAP ROOMのすべてのプログラム)
● FX2 SPX (01: HALL, 02: ROOM, 03: PLATE, 04: LARGE STAGE, 05: SMALL STAGE)
● FX2 SPX (06: VOCAL ECHO, 07: KARAOKE ECHO, 08: DELAY)
● FX2 SPX (09: SINGLE DELAY)
● FX2 SPX (10: EARLY REF.)
● FX2 SPX (11: CHORUS)
● FX2 SPX (12: PHASER)
● FX2 SPX (13: FLANGER)
Parameter名 設定範囲 説明
Rev Time
0.3∼10.0 s (HALL, WARM HALL, BRIGHT HALL,
PLATE 1, PLATE 2) リバーブの残響音の長さです。
0.3∼3.2 s (ROOM, WARM ROOM, SLAP ROOM)
Diffusion 0∼10 リバーブ音の左右のひろがりです。
Ini Delay 0.1∼200.0 ms リバーブの初期反射音が出るまでの遅延時間です。
Room Size 0∼31 空間の広さです。
Parameter名 設定範囲 説明
Rev Time
0.3∼10.0 s (HALL, PLATE, LARGE STAGE,
SMALL STAGE) リバーブの残響音の長さです。
0.3∼3.2 s (ROOM)
Diffusion 0∼10 リバーブ音の左右のひろがりです。
Ini Delay 0.1∼99.3 ms リバーブの初期反射音が出るまでの遅延時間です。
Hi Damp 0.1∼1.0 残響の高域成分の量です。
Parameter名 設定範囲 説明
Delay
30.0∼710.0 ms (VOCAL ECHO) ディレイタイムです。
VOCAL ECHOのRチャンネルは、左記の値+33.0 ms、
KARAOKE ECHOのRチャンネルは、+65.0 ms になります。
DELAYのRチャンネルは、ModeがMONOのときは左記の値と
同じ、ModeがSTEREOのときは左記の2倍の値となります。
40.0∼200.0 ms (KARAOKE ECHO)
20.0∼743.0 ms (DELAY)
FB Level -63∼+63 フィードバックの量です。
Hi Damp 0.1∼1.0 フィードバックの高域成分の量です。
Mode MONO, STEREO
(08:DELAYのみ)
MONO = モノディレイ
STEREO = ステレオピンポンディレイ
Parameter名 設定範囲 説明
Delay 0.1∼743.0 ms ディレイタイムです。
Parameter名 設定範囲 説明
Room Size 0.1∼10.0 部屋の大きさ、つまり反射音の間隔を表わします。
Type S-H (S-Hall), L-H (L-Hall), Rdm (Random),
Rvs (Revers), Plt (Plate), Spr (Spring) 初期反射音(ER) のパターンのタイプです。
Diffusion 0∼10 左右のひろがりです。
Ini Delay 0.1∼200.0 ms 初期反射音が出るまでの遅延時間です。
FB Level -63∼+63 フィードバックの量です。
Parameter名 設定範囲 説明
Frequency 0.00∼39.7 Hz モジュレーションの周波数です。
Depth 0∼127 モジュレーションの深さです。
FB Level -63∼+63 フィードバックの量です。
Parameter名 設定範囲 説明
Frequency 0.00∼39.7 Hz モジュレーションの周波数です。
Depth 0∼127 モジュレーションの深さです。
Offset 0∼127 モジュレーションのオフセット量です。
FB Level -63∼+63 フィードバックの量です。
Stage 4∼22 フェイズシフタの段数です。
Parameter名 設定範囲 説明
Frequency 0.00∼39.7 Hz モジュレーションの周波数です。
Depth 0∼127 モジュレーションの深さです。
FB Level -63∼+63 フィードバックの量です。
Delay 0.0∼50.0 ms 遅延のオフセットです。

MGP32X/MGP24X 取扱説明書 45
資料
● FX2 SPX (14: SYMPHONIC)
● FX2 SPX (15: DOUBLER)
● FX2 SPX (16: RADIO VOICE)
■ COMP/DUCKER/LEVELERパラメーターリスト
● コンプレッサー (COMPRESSOR)
スレッショルドレベル(Threshold)より大きい信号が入力された場合、一定の比率(Ratio)で出力レベルを小さくします。
Type = Compの場合
Type = MultiBandの場合
● ダッカー (DUCKER)
指定された入力信号ソースのレベルがスレッショルドレベル(Threshold)より大きい信号が入力された場合、出力を一定
の値(Range)で小さくします。
● レベラー (LEVELER)
スレッショルドレベル(Threshold)より大きい信号が入力された場合、出力が一定レベルになるように調整します。
Parameter名 設定範囲 説明
Frequency 0.00∼39.7 Hz モジュレーションの周波数です。
Depth 0∼127 モジュレーションの深さです。
Delay 0.0∼50.0 ms 遅延のオフセットです。
Parameter名 設定範囲 説明
Depth 0∼32 ピッチの変化量です。
Range 0∼12 ピッチの変化幅です。
Type Sound4∼Sound1, Normal, Rythm1∼Rythm4 効果のタイプです。
Parameter名 設定範囲 説明
Cutoff 0∼127 使用する音域を調節します。
Drive 0∼127 音を歪ませる量を調節します。
LPF 1.0 kHz∼18.0 kHz, Thru LPFの周波数です。
Parameter名 設定範囲 説明
Threshold -48∼-6 dB 入力レベルがこの値を超えるとコンプレッサーの効果がかかり始めます。
Ratio 1.0∼20.0 コンプレッサーの効果の強さです。値が大きくなるほど効果が強くなります。
Attack 1∼40 ms 入力信号がスレッショルドを超えてから、コンプレッサーの効果が最大に達す
るまでの時間です。
Release 10∼680 ms 入力信号がスレッショルド以下に下がった後、コンプレッサーの効果がなくな
るまでの時間です。
Out Level -12∼+12 dB 出力レベルです。
Parameter名 設定範囲 説明
L-M Xover 21.2 Hz∼4.0 kHz 低域-中域のクロスオーバー周波数です。
M-H Xover 42.5 Hz∼8.0 kHz 中域-高域のクロスオーバー周波数です。
Release 10∼3000 ms 入力信号がスレッショルド以下に下がった後、コンプレッサーの効果がなくな
るまでの時間です。
Out Level -12∼+12 dB 出力レベルです。
L(/M/H)-Thresh -54∼-6 dB 各帯域のコンプレッサーのスレッショルドレベルです。入力レベルがこの値を
超えるとコンプレッサーの効果がかかり始めます。
L(/M/H)-Ratio 1.0∼20.0 各帯域のコンプレッサーの効果の強さです。値が大きくなるほど効果が強くな
ります。
L(/M/H)-Attack 1∼200 ms 各帯域のコンプレッサーのアタックタイムです。
L(/M/H)-Gain -INF, -36∼+18 dB 各帯域のゲインです。
L(/M/H)-Bypass ON.OFF 各帯域のバイパスのオン/オフを切り替えます。
Parameter名 設定範囲 説明
Source CH24{CH16}, GROUP1 Ducker Sourceとして使用する信号をチャンネル24{16}またはGROUP1から選
びます。
Threshold -60∼0 dB ダッカーの効果がかかる境界のレベルです。
Sourceの入力信号がこの値を超えると効果がかかり始めます。
Range -70∼0 dB ダッカーの効果がかかっているときの減衰量です。
Release 1 ms∼50 s 入力信号がスレッショルド以下に下がった後、ダッカーの効果がなくなるまで
の時間です。
Parameter名 設定範囲 説明
Threshold -60∼0 dB レベラーの効果がかかる境界のレベルです。
Out Gain -20∼+40 dB レベラーの出力レベルです。

資料
MGP32X/MGP24X 取扱説明書
46
端子の極性(ピン配列)一覧
* これらの端子にフォーン端子を使用することもできます。その場合は、アンバランスになります。
入出力端子名 端子の極性 端子の形状
INPUT A (モノラル)、MONO OUT、
AUX SEND、STEREO OUT
ピン1:グラウンド
ピン2:ホット(+)
ピン3:コールド(‒)
XLR-3-31/XLR-3-32端子
TALKBACK
ピン1: グラウンド
ピン2: ホット(+)
ピン3: グラウンド
XLR-3-31端子
LAMP
ピン1:NC
ピン2:NC
ピン3:グラウンド
ピン4:+12 V
XLR-4-31端子
* INPUT B (モノラル)、
STEREO OUT、GROUP OUT、
MATRIX OUT、MONITOR OUT
チップ:ホット(+)
リング:コールド(‒)
スリーブ:グラウンド
TRSフォーン端子
INSERT(モノラル)、
STEREO INSERT
チップ:Output
リング:Input
スリーブ:グラウンド
PHONES
チップ:L
リング:R
スリーブ:グラウンド
LINE (ステレオ) チップ:ホット
スリーブ:グラウンド
フォーン端子
注記
やむをえず本機のバランス(平衡)出力をアンバランス(不平衡)機器に接続する場合は、グラウンド電位の違いにより機器の故障
の原因となる可能性がありますので、各機器間のグラウンド電位を合わせて使用してください。
アンバランス(不平衡)機器接続ケーブルの配線はピン3: コールドとピン1: グラウンドを接続してお使いください。
INPUT OUTPUT
リング
スリーブ チップ
スリーブ チップ

MGP32X/MGP24X 取扱説明書 47
資料
寸法図
MGP32X
MGP24X
単位:mm
1027 169
565
819 169
565

資料
MGP32X/MGP24X 取扱説明書
48
仕様一覧
■ 電気的特性
0 dBu = 0.775 Vrms、0 dBV = 1 Vrms
フェーダー位置は、指定がない場合、すべてノミナル位置です。(ノミナル位置は最大位置より-10 dBです。)
シグナルジェネレーターの出力インピーダンス = 150 Ω、 出力負荷インピーダンス = 10 kΩ(TRSフォーン出力)、600 Ω(XLR出力)
*1 A-weightingフィルターで測定。
*2 1 kHz バンドパスフィルターで測定。
*3 測定時、全レベルコントロールは最大。 PAN/BAL:左か右に回し切る。
単位
周波数特性 20 Hz∼20 kHz、ノミナル出力レベル@1 kHz、GAINノブ:最小 +0.5/-1.0 dB
全高調波歪率(THD + N) STEREO OUT 出力レベル:+14 dBu @20 Hz∼20 kHz、GAINノブ:最小 0.02 %
ノイズ *1 CH INPUT MIC 入力換算ノイズ:Rs=150 Ω、GAINノブ:最大 -128 dBu
STEREO OUT STEREOマスターフェーダー:ノミナル
バスアサインスイッチ:オフ
-87 dBu
GROUP OUT GROUPマスターフェーダー:ノミナル
バスアサインスイッチ:オフ
-90 dBu
AUX SEND AUXマスターノブ:ノミナル
全チャンネルミックスコントロール:最小
-82 dBu
STEREO OUT 残留ノイズ -94 dBu
クロストーク*2
@1 kHz
入力チャンネル間 各入力チャンネル間 -74 dB
入出力間 STEREO OUT L/R、 PANノブ:左か右に回し切る -74 dB
最大電圧ゲイン*3
@1 kHz
MONO CH Input MIC to
CH INSERT OUT 60 dB
STEREO INSERT OUT 70 dB
STEREO OUT 84 dB
GROUP OUT 84 dB
MONITOR OUT 80 dB
PHONES OUT 69 dB
AUX SEND (PRE) 76 dB
AUX SEND (POST) 86 dB
MATRIX OUT 90 dB
STEREO CH Input to STEREO OUT 58 dB
GROUP OUT 58 dB
AUX SEND (PRE) 50 dB
AUX SEND (POST) 60 dB
TALKBACK Input to STEREO OUT 70 dB

MGP32X/MGP24X 取扱説明書 49
資料
■ アナログ入力仕様
0 dBu =0.775 Vrms、0 dBV = 1 Vrms
*1 入力感度:最大レベル設定時で+4 dB (1.23 V)またはノミナルレベルを出力するときに得られる最小レベル(レベルコントロールはすべて最大)。
*2 バランス型XLR-3-32タイプ(1=グラウンド、2=ホット、3=コールド)
*3 バランス型フォーンジャック(T=ホット、R=コールド、S=グラウンド)
*4 アンバランス型フォーンジャック
*5 アンバランス型フォーンジャック(T=アウト、R=イン、S=グラウンド)
*6 アンバランス型XLR-3-31タイプ
■ アナログ出力仕様
0 dBu =0.775 Vrms、0 dBV = 1 Vrms
*1 バランス型XLR-3-32タイプ端子(1=グラウンド、2=ホット、3=コールド)
*2 インピーダンスバランス型フォーンジャック(T=ホット、R=コールド、S=グラウンド)
*3 アンバランス型フォーンジャック(T=アウト、R=イン、S=グラウンド)
*4 バランス型フォーンジャック(T=ホット、R=コールド、S=グラウンド)
入力端子名称 PAD ゲイン
入力
インピー
ダンス
適合インピー
ダンス
入力レベル
端子仕様
感度*1 ノミナル 最大ノンクリッ
ピングレベル
MONO CH Input
MGP32X:1∼24
MGP24X:1∼16
0-60 dB
3 kΩ
50∼600 Ω
Mics
-80 dBu (0.078 mV)
-60 dBu (0.775 mV) -40 dBu (7.75 mV)
XLR-3-31タイプ*2
フォーンジャック*4
-16 dB -36 dBu (12.3 mV) -16 dBu (123 mV) +4 dBu (1.23 V)
26 dB -34 dB 600 Ω Lines -54 dBu (1.55 mV) -34 dBu (15.5 mV)
-14 dBu (155 mV)
フォーンジャック*3
+10 dB -10 dBu (245 mV) +10 dBu (2.45 V) +30 dBu (24.5 V)
STEREO CH Input
MGP32X:25∼32
MGP24X:17∼24
−
-34 dB
10 kΩ 600 Ω Lines
-54 dBu (1.55 mV) -34 dBu (15.5 mV) -14 dBu (155 mV) フォーンジャック*4
RCA ピンジャック
+10 dB -10 dBu (245 mV) +10 dBu (2.45 V)
+30 dBu (24.5 V)
MONO CH INSERT Input
MGP32X:1∼24
MGP24X:1∼16
− − 10 kΩ 600 Ω Lines -20 dBu (77.5 mV) 0 dBu (0.775 V) +20 dBu (7.75 V) フォーンジャック*5
STEREO CH INSERT
Input L, R − − 10 kΩ 600 Ω Lines -20 dBu (77.5 mV) 0 dBu (0.775 V) +20 dBu (7.75 V) フォーンジャック*5
TALKBACK Input − − 10 kΩ 50∼600 Ω
Mics -66 dBu (0.389 mV)
-50 dBu (2.45 mV) -30 dBu (24.5 mV)
XLR-3-31タイプ*6
出力端子名称 出力インピーダンス 適合インピーダンス 出力レベル 端子仕様
ノミナル
最大ノンクリッピングレベル
STEREO OUT L, R 75 Ω 600 Ω Lines +4 dBu (1.23 V) +24 dBu (12.3 V) XLR-3-32タイプ*1
フォーンジャック*4
MONO OUT 75 Ω 600 Ω Lines +4 dBu (1.23 V) +24 dBu (12.3 V) XLR-3-32タイプ*1
GROUP OUT 1∼4 150 Ω 10 kΩ Lines +4 dBu (1.23 V) +20 dBu (7.75 V) フォーンジャック*2
AUX SEND 1∼6 75 Ω 600 Ω Lines +4 dBu (1.23 V) +24 dBu (12.3 V) XLR-3-32タイプ*1
MATRIX OUT 1, 2 150 Ω 10 kΩ Lines +4 dBu (1.23 V) +20 dBu (7.75 V) フォーンジャック*2
MONO CH INSERT OUT
MGP32X:1∼24
MGP24X:1∼16
75 Ω 10 kΩ Lines 0 dBu (0.775 V) +20 dBu (7.75 V) フォーンジャック*3
ST CH INSERT OUT L, R 75 Ω 10 kΩ Lines 0 dBu (0.775 V) +20 dBu (7.75 V) フォーンジャック*3
MONITOR OUT L, R 150 Ω 10 kΩ Lines +4 dBu (1.23 V) +20 dBu (7.75 V) フォーンジャック*2
PHONES OUT 150 Ω 40 Ω Phones 3 mW 75 mW ステレオフォーンジャック

資料
MGP32X/MGP24X 取扱説明書
50
■ 一般仕様
* iPod/iOSソフトウェアのバージョンによって正常に動作しないことがあります。
最新の対応モデルについては下記URLをご参照ください。
http://proaudio.yamaha.co.jp/
* 仕様および外観は、改良のため予告なく変更することがあります。
取扱説明書の最新版につきましては、ヤマハウェブサイトからダウンロードできます。
インプットチャンネル ハイパスフィルター 100 Hz、12 dB/oct
インプットチャンネル
イコライザー
HIGH 8 kHz (シェルビング)
MID MGP32X CH1∼24, 29∼32:250 Hz to 5 kHz (ピーキング) CH25∼28:2.5 kHz (ピーキング)
MGP24X CH1∼16, 21∼24:250 Hz to 5 kHz (ピーキング) CH17∼20:2.5 kHz (ピーキング)
LOW 125 Hz (シェルビング)
インプットチャンネル コンプレッサー 1つのノブでパラメーター (レシオ、スレショルド、出力ゲイン)を同時に調整
デジタルシグナルプロセッシング
DUCKER MGP32X: CH 29/30、31/32 (DUCKER SOURCE: CH24 または GROUP1)
MGP24X: CH 21/22、23/24 (DUCKER SOURCE: CH16 または GROUP1)
LEVELER MGP32X: CH 29/30、31/32
MGP24X: CH 21/22、23/24
STEREO IMAGE MGP32X: CH 29/30、31/32
MGP24X: CH 21/22、23/24
FX1: Rev-X 8 プログラム 01: HALL
03: BRIGHT HALL
05: PLATE 2
07: WARM ROOM
02: WARM HALL
04: PLATE 1
06: ROOM
08: SLAP ROOM
FX2: SPX 16 プログラム 01: HALL
03: PLATE
05: SMALL STAGE
07: KARAOKE ECHO
09: SINGLE DELAY
11: CHORUS
13: FLANGER
15: DOUBLER
02: ROOM
04: LARGE PLATE
06: VOCAL ECHO
08: DELAY
10: EARLY REF.
12: PHASER
14: SYMPHONIC
16: RADIO VOICE
GEQ STEREO OUT L/R
タイプ: 14BandGEQ、Flex9GEQ
8 ユーザープログラム
COMP STEREO OUT L/R
タイプ: Comp、MultiBand
3 プリセットプログラム、5 ユーザープログラム
USB オーディオ
USBデバイスレコーダー デバイス USBマスストレージクラス
(USB TO DEVICE) ファイルシステム FAT32
オーディオファイルフォーマット(再生)
MPEG Audio 1, 2, 2.5 サンプルレート: 8k∼48kHz
ビットレート: 8k∼320kbps、VBR
MPEG4 AAC-LC サンプルレート: 8k∼48kHz
ビットレート : 8k∼320kbps、VBR
WAV ファイル サンプルレート: 8k∼48kHz
16bit PCM
オーディオファイルフォーマット (録音)
MP3(MPEG1 Layer3) サンプルレート: 44.1kHz
ビットレート: 128k、192k、256k、320kbps
WAV サンプルレート: 44.1kHz
16bit PCM
端子仕様 USB A タイプ
for iPod/iPhone
(USB for iPod )
対応モデル* iPhone、iPhone 3G、iPhone 3GS、 iPhone 4、iPhone 4S、
iPhone 5、iPod touch (第1∼第5世代)、iPod classic、
iPod nano (第2∼第7世代)
フォーマット iPod、iPhone専用
端子仕様 USB A タイプ
シグナルインジケーター
CH Input PEAKインジケーター (赤):信号のレベルがクリップ手前3 dBに達すると点灯
SIGインジケーター (緑)
LED レベルメーター 4 ×12 ポイントLEDメーター (PEAK, +10, +6, +3, 0, -3, -6, -10, -15, -20, -25, -30dB)
計測ポイント: ステレオマスターフェーダー調整後またはモニターレベル調整前
ファンタム電源 +48V
ランプ XLR-4-31タイプ端子、3ピン4ピン間は12V DC、定格は5Wまで対応
電源 必要条件 100∼240 V 50/60 Hz
消費電力 MGP32X:86 W (最大)、MGP24X:76 W (最大)
最大外形寸法 (W×H×D) MGP32X:1,027 mm×169 mm×565 mm、MGP24X:819 mm×169 mm×565 mm
質量 MGP32X:19.0 kg、MGP24X:15.5 kg

MGP32X/MGP24X 取扱説明書 51
資料
索引
A
AUX ......................................................................................13
B
BAL ......................................................................................13
BGM ................................................................................2, 37
D
DI (ダイレクトボックス) ......................................................9
DUCKER ....................................................... 2, 12, 37, 38
E
EQ(イコライザー ) ..............................................................12
F
FX ........................................................................ 13, 17, 26
G
GEQプログラム ..................................................................30
I
iPod/iPhone ..............................................................15, 36
L
LEVELER .............................................................. 2, 12, 38
LPF .......................................................................................37
M
MATRIX(マトリックス) ....................................................18
MGP Editor ...........................................................................2
MONITOR ...........................................................................19
P
PAN .................................................................................2, 13
PFL(Pre-Fader Listen) ...................................................13
S
STEREO IMAGE ..........................................................2, 12
STEREOバス(L/R) .......................................... 13, 21, 33
T
TALKBACK(トークバック) .............................................20
TAP ......................................................................................17
U
USBケーブル ......................................................................36
USBデバイス ......................................................................33
再生 ..................................................................................33
ファイルフォーマット ...................................................33
フォーマット形式 ..........................................................33
容量 ..................................................................................33
録音 ..................................................................................33
録音可能時間 ..................................................................33
USBデバイスレコーダー ...................................................15
あ
アプリケーション(MGP Editor) .........................................2
イコライザー ........................................................................12
一時停止 ...............................................................................35
エコー ...................................................................................26
エフェクト ...................................................................13, 26
エフェクトプログラム ........................................................26
エフェクトリターン ........................................................... 17
音量バランス ....................................................................... 13
か
楽器 ......................................................................................... 7
曲 .......................................................................................... 34
極性 ...................................................................................... 46
曲の移動 ............................................................................... 35
グラフィックイコライザー ................................................ 28
ゲイン ................................................................................... 28
コンデンサーマイク ......................................................9, 11
コントラスト ....................................................................... 25
コンプレッサー ........................................................... 11, 31
コンプレッサープログラム ................................................ 32
さ
周波数 ........................................................................... 12, 28
初期化 ................................................................................... 39
ステレオイメージ(Stereo Image) .................................... 2
スピーカー ......................................................................... 7, 8
接続例 ...................................................................................... 8
セットアップ例 ...................................................................... 8
た
ダイアログ画面 ................................................................... 24
ダイレクトボックス .............................................................. 9
ダッカー (Ducker) ................................................2, 37, 38
ディスプレイ ............................................................... 16, 24
手入れ ...................................................................................... 6
ディレイ ............................................................................... 26
ディレイタイム ................................................................... 17
トークバック ....................................................................... 20
トランスポート ................................................................... 15
は
ハイパスフィルター ........................................................... 11
ハウリング ........................................................................... 29
バス ...................................................................................... 13
バックグラウンドミュージック ................................... 2, 37
バックライト ....................................................................... 25
早送り ................................................................................... 35
早戻し ................................................................................... 35
パラメーター値 ................................................................... 25
ピン配列 ............................................................................... 46
ファンタム電源 ................................................................... 11
プリフェーダー ................................................................... 13
ヘッドアンプ .......................................................................... 2
ヘッドフォン .................................................................. 7, 19
ま
マイク ............................................................................7, 8, 9
マトリックス ....................................................................... 18
メーター ............................................................................... 16
ら
リスト ................................................................................... 25
リバーブ ............................................................................... 26
リンク ................................................................................... 29
レベラー (Leveler) ........................................................ 2, 38
ローパスフィルター (LPF) ................................................ 37
資料

資料
MGP32X/MGP24X 取扱説明書
52
ブロックダイアグラムとレベルダイアグラム

MGP32X/MGP24X 取扱説明書 53
資料
MGP32X/MGP24X 取扱説明書
54
MEMO

MGP32X/MGP24X 取扱説明書 55
アフターサービス
お問い合わせ窓口
お問い合わせや修理のご依頼は、お買い上げ店、または
次のお問い合わせ窓口までご連絡ください。
●機能や取り扱いに関するお問い合わせ
●修理に関するお問い合わせ
●販売元
(株)ヤマハミュージックジャパン PA営業部
〒103-0015 東京都中央区日本橋箱崎町41-12
KDX箱崎ビル1F
保証と修理について
保証と修理についての詳細は下記のとおりです。
●保証書
本書に保証書が掲載されています。購入を証明する書類
(レシート、売買契約書、納品書など)とあわせて、大切
に保管してください。
●保証期間
保証書をご覧ください。
●保証期間中の修理
保証書記載内容に基づいて修理させていただきます。
お客様に製品を持ち込んでいただくか、サービスマンが
出張修理にお伺いするのかは、製品ごとに定められてい
ます。
詳しくは保証書をご覧ください。
●保証期間経過後の修理
ご要望により有料にて修理させていただきます。
下記の部品などについては、使用時間や使用環境などに
より劣化しやすいため、消耗劣化に応じて部品の交換が
必要となります。有寿命部品の交換は、お買い上げ店ま
たはヤマハ修理ご相談センターまでご連絡ください。
●補修用性能部品の最低保有期間
製品の機能を維持するために必要な部品の最低保有期間
は、製造終了後8年です。
●修理のご依頼
本書をもう一度お読みいただき、接続や設定などをご確
認のうえ、お買い上げの販売店またはヤマハ修理ご相談
センターまでご連絡ください。修理をご依頼いただくと
きは、製品名、モデル名などとあわせて、製品の状態を
できるだけ詳しくお知らせください。
●損害に対する責任
この製品(搭載プログラムを含む)のご使用により、お客
様に生じた損害(事業利益の損失、事業の中断、事業情報
の損失、そのほかの特別損失や逸失利益)については、当
社は一切その責任を負わないものとします。また、いか
なる場合でも、当社が負担する損害賠償額は、お客様が
お支払になったこの商品の代価相当額をもって、その上
限とします。
ヤマハ・プロオーディオ・インフォメーションセンター
上記番号でつながらない場合は 03-5488-5447
受付 月曜日∼金曜日11:00 ∼ 19:00
(土曜、日曜、祝日およびセンター指定休日を除く)
FAX 03-5652-3634
オンラインサポート http://jp.yamaha.com/support/
ヤマハ修理ご相談センター
上記番号でつながらない場合は 053-460-4830
受付 月曜日∼金曜日 10:00 ∼ 17:00
(土曜、日曜、祝日およびセンター指定休日を除く)
FAX 03-5762-2125
東日本 (北海道/東北/関東/甲信越/東海)
06-6649-9340
西日本 (北陸/近畿/四国/中国/九州/沖縄)
修理品お持込み窓口
受付 月曜日∼金曜日 10:00 ∼ 17:00
(土曜、日曜、祝日およびセンター指定休日を除く)
* お電話は、ヤマハ修理ご相談センターでお受けします。
東日本サービスセンター
〒143-0006 東京都大田区平和島2 丁目1-1
京浜トラックターミナル内14 号棟A-5F
FAX 03-5762-2125
西日本サービスセンター
〒556-0011 大阪府大阪市浪速区難波中1 丁目13-17
ナンバ辻本ニッセイビル7F
FAX 06-6649-9340
* 名称、住所、電話番号、営業時間、URL などは変更になる場合が
あります。
※ 固定電話は全国市内通話料金でご利用いただけます。
通話料金は音声案内で確認できます。
0570-050-808
※ 固定電話は全国市内通話料金でご利用いただけます。
通話料金は音声案内で確認できます。
0570-012-808
有寿命部品
フェーダー、ボリューム、スイッチ、接続端子など
ASCAMIPAMPPCA6

1. 保証期間中、正常な使用状態(取扱説明書、本体貼付ラベルなどの注意書
に従った使用状態)で故障した場合には、無償修理を致します。
2. 保証期間内に故障して無償修理をお受けになる場合は、お買上げの販売
店にご依頼のうえ、出張修理に際して本書をご提示ください。
3. ご贈答品、ご転居後の修理についてお買上げの販売店にご依頼できない
場合には、※ヤマハ修理ご相談センターにお問合わせください。
4. 保証期間内でも次の場合は有料となります。
(1)本書のご提示がない場合。
(2)本書にお買上げの年月日、お客様、お買上げの販売店の記入がない
場合、及び本書の字句を書き替えられた場合。
(3)使用上の誤り、他の機器から受けた障害または不当な修理や改造に
よる故障及び損傷。
(4)お買上げ後の移動、輸送、落下などによる故障及び損傷。
(5)火災、地震、風水害、落雷、その他の天災地変、公害、塩害、異常
電圧などによる故障及び損傷。
(6)消耗部品の交換。
(7)離島または離島に準ずる遠隔地へ出張修理を行なう場合の出張に要
する実費。
5. この保証書は日本国内においてのみ有効です。
This warranty is valid only in Japan.
6. この保証書は再発行致しかねますので大切に保管してください。
* この保証書は本書に示した期間、条件のもとにおいて無償修理をお約束す
るものです。したがってこの保証書によってお客様の法律上の権利を制限
するものではありませんので、保証期間経過後の修理などについてご不明
の場合は、お買上げの販売店、※ヤマハ修理ご相談センターにお問合わせ
ください。
* ご記入いただきましたお客様のお名前、ご住所などの個人情報は、本保証
規定に基づく無料修理に関する場合のみ使用致します。取得した個人情報
は適切に管理し、法令に定める場合を除き、お客様の同意なく第三者に提
供することはありません。
※ その他の連絡窓口につきましては、本取扱説明書をご参照ください。
保証書
ご販売店様へ ※印欄は必ずご記入ください。
出張修理
品 名 ミキシングコンソール
※品 番
※シリアル番号
保 証 期 間 本 体 お買上げの日から1ケ年間
※お買上げ日 年 月 日
お 客 様 ご住所
お名前 様
電 話 ( )
本書は、本書記載内容で無償修理を行う事をお約束するものです。
お買上げの日から左記期間中に故障が発生した場合は、本書をご提示
の上お買上げの販売店に修理をご依頼ください。
ご依頼の際は、購入を証明する書類(レシート、売買契約書、納品書
など)をあわせてご提示ください。
(詳細は下項をご覧ください)
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〒103-0015
東京都中央区日本橋箱崎町41番12号 KDX箱崎ビル1F
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所在地
電 話 ( )
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保証規定
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