Yamaha MX49MX61MX88 Reference Manual MX49/MX61/MX88 リファレンスマニュアル Ja Rm B0
User Manual: Yamaha MX49/MX61/MX88 リファレンスマニュアル
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目次
マニュアルの使い方 2
本機のしくみ 3
本機の構成......................................................................... 3
コントローラー部 ............................................................. 3
鍵盤 ................................................................................................ 3
ピッチベンドホイール ................................................................. 3
モジュレーションホイール.......................................................... 4
ノブ ................................................................................................ 4
音源部................................................................................. 5
AWM2音源................................................................................... 5
ボイスについて............................................................................. 5
ボイスのメモリー構成 ................................................................. 8
パフォーマンスについて ............................................................. 9
パフォーマンスのメモリー構成............................................... 10
パフォーマンスとボイスの編集............................................... 10
エフェクト部.................................................................. 11
エフェクトの構成 ...................................................................... 11
エフェクト接続と設定 .............................................................. 12
アルペジオ部.................................................................. 13
アルペジオカテゴリー .............................................................. 13
アルペジオタイプリストの読み方 ........................................... 14
アルペジオ再生の種類 .............................................................. 14
押さえた鍵盤とアルペジオタイプの関係について................ 15
ソング/パターン再生部................................................. 16
リズムパターン.......................................................................... 16
ソング ......................................................................................... 16
内部メモリー.................................................................. 17
本機の内部メモリー .................................................................. 17
MIDI/オーディオ信号の流れ ....................................... 18
コンピューターと接続して使う 19
コンピューターとの接続準備 .......................................19
コンピューターを活用した音楽制作............................22
DAWに本体の演奏をMIDI録音する ........................................22
DAWに本体の演奏をオーディオ録音する..............................27
DAWに本体のアルペジオフレーズをMIDI録音する .............28
DAWやVSTi(ソフトウェア音源)を本体からリモートコント
ロールする ..................................................................................31
リモートコントロール機能一覧 ...............................................35
iOSアプリケーションと組み合わせて使う
39
リファレンス 40
パフォーマンス ..............................................................40
パフォーマンスプレイ...............................................................40
パフォーマンスセレクト...........................................................41
パフォーマンス パートセレクト ..............................................41
パフォーマンスエディット .......................................................43
パフォーマンスジョブ...............................................................54
パフォーマンスストア...............................................................56
補足説明 ......................................................................................56
ソング/パターン設定.....................................................58
ソング..........................................................................................58
パターン ......................................................................................59
File(ファイル)................................................................60
ファイル操作で使われる用語 ...................................................60
ファイル画面 ..............................................................................61
ユーティリティー...........................................................64
ユーティリティージョブ...........................................................68
リモートモード ..............................................................70
リモート画面 ..............................................................................70
ノブ[A]∼[D]の機能の切り替え ...............................................71
コントロールテンプレートの切り替え....................................71
ユーティリティー設定...............................................................71
リファレンスマニュアル
このマニュアルは、改良のため予告なく変更することがあります。最新のマニュアルは下記URLからダウンロードできます。
http://download.yamaha.com/jp/
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル 2
マニュアルの使い方
MX49、MX61、MX88は、取扱説明書、リファレンスマニュアル、シンセサイザーパラメーターマニュアル、データリストの4つのマニュ
アルを付属しています。取扱説明書は冊子として製品と同梱されており、リファレンスマニュアル、シンセサイザーパラメーターマニュアル
とデータリストはPDFファイルとしてヤマハダウンロードのウェブサイトからご覧いただけます。
取扱説明書(冊子)
本機を使用するまでの準備と、基本的な操作方法について説明しています。
リファレンスマニュアル(このPDFファイル)
本機のしくみ、コンピューターと接続して使う場合の説明、および本機に搭載しているすべてのパラメーターについて説明し
ています。
シンセサイザーパラメーターマニュアル(別PDFファイル)
ヤマハが開発したAWM2音源を搭載するシンセサイザーでよく用いられるボイスパラメーターやエフェクトタイプ/パラメー
ター、MIDIメッセージなどについて説明しています。まずは取扱説明書およびリファレンスマニュアルをお読みいただき、
ボイスパラメーターやエフェクトなどについてさらに詳しく知りたい場合にこのマニュアルをご活用ください。
データリスト(別PDFファイル)
本機に搭載されているボイス、パフォーマンス、アルペジオタイプ、エフェクトタイプなどのコンテンツのリストや、MIDIイ
ンプリメンテーションチャート、リモートコントロール機能一覧表などの資料を掲載しています。
リファレンスマニュアルの使い方
•「リファレンス」章では、各ページの上部に機能の大きな分類を選
択するタブがあります。タブをクリックすると、該当機能のパラ
メーター説明ページに移動できます。また、各ページの右側には、
選択中の機能における機能ツリー図を掲載しており、クリックする
と、該当機能の説明ページに移動できます。
• 目次や本文中の参照ページ番号でリンク先があるところでは、ペー
ジ番号をクリックすると、該当ページへ移動できます。
• ファイルの左側に表示されている「しおり」上で見たい項目をク
リックすると、該当ページへ移動できます。(しおりが表示されて
いない場合は、左上の「しおり」タブをクリックするとしおりが表
示されます。)
• Adobe Reader の「編集」メニューから「検索」または「簡易検索」
を選び、調べたいキーワードを入力することで、全文検索ができま
す。
NOTE 最新のAdobe Readerは、下記URLからダウンロードできます。
http://www.adobe.com/jp/products/reader/
NOTE Adobe Readerのバージョンによって、メニューの名称や表示位置な
どが異なる場合があります。
お知らせ
• この取扱説明書に掲載されているイラストや画面は、すべて操作説明のためのものです。したがって、実際の仕様と異なる
場合があります。
• Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
• Mac、iPhone、iPad、iPod Touchは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
• 本書に記載されている会社名および商品名等は、各社の登録商標または商標です。
• 演奏までの準備
• 基本操作と画面表示
• ボイスを鳴らしてみる
• コントローラーを使って音に変化をつける
• アルペジオを使う
• 鍵盤の音の高さを変更する
• パフォーマンスを選んで演奏する
• リズムパターンを鳴らす
• ソングを鳴らす
• オリジナルのパフォーマンスを作る
• ライブでボイスを音切れなく切り替える
• システム全体の設定をする
• USBフラッシュメモリーを使ってファイルのやりとりをする
• 外部MIDI機器と接続する
• シフト機能一覧
• メッセージ一覧
• 困ったときは
•仕様
Song/Pattern File Utility RemotePerformance
MX49/MX61 リファレンスマニュアル
パフォーマンス
パフォーマンスプレイ
パフォーマンスセレクト
パフォーマンスパートセレクト
パフォーマンスエディット
コモンエディット
Chorus Eff
Reverb Eff
Master EQ
Arp Switch
General
Name
パートエディット
Play Mode
Filter/EG
Arp Select
RcvSwitch
ボイスエディット
Voice Insert Eff /
DrumKit Insert Eff
Voice LFO
Voice Ctrl Set
DrumKit Ctrl Set
Voice Name
DrumKit Name
ボイスジョブ
ボイスストア
パフォーマンスジョブ
Initialize
Recall
Copy
Bulk
パフォーマンスストア
補足説明
57
パフォーマンスストア
この操作により、編集したパフォーマンス全体が保存されます。ただし、編集したボイスデータは保存されません。保
存実行後は、保存先のパフォーマンスのトップ画面になります。
注記
ボイスの編集後、ボイスストアをしていない状態でパフォーマンスストアを実行すると、編集したボイスデータは消えてしまいます。
大切なボイスデータは、パフォーマンスストアの前にボイスストア(54ページ)をしてユーザーボイスとして保存しておきましょう。
1パフォーマンスナンバー
現在編集中のパフォーマンスの保存先となるパフォーマンスナンバーを選択します。
2パフォーマンスネーム
選択したパフォーマンスナンバーに現在保存されているパフォーマンスの名前が表示されます。保存を実行すると、
コモンエディットのName画面(47ページ)で設定したパフォーマンスの名前に変更されます。
補足説明
ノブ[A]∼[D]に割り当てられる機能
[PART 1-2 LINK]ボタンがオン(ランプ点灯)の場合
ノブ[A]∼[D]の機能はパート1とパート2の両方に効果します。
1番上のランプが点灯している場合
2番目のランプが点灯している場合
手順
パフォーマンス画面(ボイスエディット画面以外)で[STORE]ボタン → 保存先を選択 → [ENTER]ボタ
ン → [INC/YES]ボタン
ノブ パラメーター 設定値 参照ページ
36+∼46-)」ffotuC「のトッィデエンモコ( FFOTUCA 46 ページ
36+∼46-)」ecnanoseR「のトッィデエンモコ( ECNANOSERB 46 ページ
721∼0)」dneSohC「のトッィデエンモコ( SUROHCC 46 ページ
721∼0)」dneSveR「のトッィデエンモコ( BREVERD 46 ページ
ノブ パラメーター 設定値 参照ページ
36+∼46-)」kcattA「のトッィデエンモコ( KCATTAA 46 ページ
36+∼46-)」yaceD「のトッィデエンモコ( YACEDB 46 ページ
36+∼46-)」niatsuS「のトッィデエンモコ( NIATSUSC 46 ページ
36+∼46-)」esaeleR「のトッィデエンモコ( ESAELERD 46 ページ
STORE*Performance
*001(A01):MXCategory
1 2
機能を選択 機能を選択
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
本機のしくみ
コンピューターと
接続して使う
iOSアプリと
組み合わせて使う
本機の構成
コントローラー部
音源部
エフェクト部
アルペジオ部
ソング/パターン再生部
内部メモリー
MIDI/オーディオ信号の
流れ
コンピューターとの
接続準備
コンピューターを
活用した音楽制作
リファレンス
パフォーマンス
ソング/パターン設定
ファイル
ユーティリティー
リモートモード
3
本機のしくみ
本機の構成
本機は、コントローラー部、音源部、エフェクト部、アルペジオ部、ソング/パターン再生部の5つのブロックから
構成されています。
コントローラー部
鍵盤を弾いたときの音の高さ(ピッチ)や強さ(ベロシティー )などの演奏情報や、コントローラーを動かしたときの変化
の情報を、音源部に送る部分です。アルペジオ機能を有効にしている場合は、音源部だけでなくアルペジオ部にも演奏
情報を送ります。
鍵盤
音源部に対して演奏データ(ノートデータ)を送るコントローラーです。アルペジオ部にノートデータを送って、アルペ
ジオ演奏をコントロールする働きもあります。初期設定で鍵盤に割り当てられているノートナンバーは、MX49はC2
∼C6、MX61はC1∼C6、MX88はA-1∼C7です。OCTAVE[−]/[+]ボタンを押して音の高さを1オクターブ単位
で移動したり、TRANSPOSE [−]/[+]ボタンを押して音の高さを半音単位で移動したりもできます。
ピッチベンドホイール
鍵盤演奏などで鳴っている音の高さ(ピッチ)を上げたり下げたりするために使う
コントローラーです。奥へ回すとピッチが上がり、手前へ回すとピッチが下がりま
す。ピッチベンドから手を離すと、自動的に中心の位置に戻り、本来のピッチに戻
ります。ピッチが変化する幅(ピッチベンドレンジ)は、パートエディットの
PlayMode画面(47ページ)で設定します。また、ボイスエディットのCtrl Set画
面(52ページ)では、ピッチベンドホイールにピッチベンド以外の機能をボイスご
とに割り当てることもできます。
音源部
エフェクト部
再生
ソング/パターン再生部
コントローラー部
アルペジオ部
ピッチが上がる
ピッチが下がる
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
本機のしくみ
コンピューターと
接続して使う
iOSアプリと
組み合わせて使う
本機の構成
コントローラー部
音源部
エフェクト部
アルペジオ部
ソング/パターン再生部
内部メモリー
MIDI/オーディオ信号の
流れ
コンピューターとの
接続準備
コンピューターを
活用した音楽制作
リファレンス
パフォーマンス
ソング/パターン設定
ファイル
ユーティリティー
リモートモード
4
モジュレーションホイール
モジュレーションホイールには、プリセットの各ボイス(5ページ)においてさまざ
まな機能があらかじめ割り当てられています。ホイールを一番手前まで回すと効果
が最小になり、奥に回すと効果が大きくなります。効果を使わない場合は、一番手
前に戻しておきます。また、ボイスエディットのCtrl Set画面(52ページ)では、
モジュレーションホイールに、さまざまな機能をボイスごとに割り当てることもで
きます。
ノブ
演奏しながらノブを動かすことで、音質や音量などがリアルタイムに変化します。ノブ[A]∼[D]にはそれぞれ3種類の
機能が用意されており、[KNOB FUNCTION]ボタンを押して、割り当てる機能を切り替えることができます。また、
[PART 1-2 LINK]ボタンを押すことにより、ノブ[A]∼[D]の機能がどの音に効果するかを変更できます。詳しくは
56ページをご参照ください。
NOTE ノブの使い方については、取扱説明書をご覧ください。
DAWリモート
パネルの[DAW REMOTE]ボタンを押すとリモートモードに入ります。リモートモードとは、DAWソフトウェ
アやVSTi (ソフトウェア音源)を本体のパネル操作でリモートコントロールできるモードです。リモートモードの
ときは、ノブ[A]∼[D]やトランスポートボタン、カテゴリーボタンなどの挙動がリモートモード独自の機能に切
りかわります。詳しくは「コンピューターと接続して使う」のリモートコントロール機能一覧(35ページ)をご参
照ください。
効果が大きい
効果が小さい
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
本機のしくみ
コンピューターと
接続して使う
iOSアプリと
組み合わせて使う
本機の構成
コントローラー部
音源部
エフェクト部
アルペジオ部
ソング/パターン再生部
内部メモリー
MIDI/オーディオ信号の
流れ
コンピューターとの
接続準備
コンピューターを
活用した音楽制作
リファレンス
パフォーマンス
ソング/パターン設定
ファイル
ユーティリティー
リモートモード
5
音源部
音源部は、鍵盤やノブなどによる演奏情報によって、実際に音を出す部分です。ここでは本機の音源方式である
AWM2音源について、またサウンドの基本となるボイス、その組み合わせであるパフォーマンスについて説明します。
AWM2音源
本体には、AWM2音源が内蔵されています。AWM2音源とは、ヤマハ
の多くのシンセサイザーに用いられている音源方式で、あらかじめサン
プリングされたリアルな波形(音の素材)を基にさまざまな音を作り出し
ます。生の楽器が持つ複雑な波形をそっくりそのまま持ち、音の要素と
して有効に活用できるように加工されているので、ピアノや管楽器など
をはじめとする楽器音を、高品位なサウンドで再現できます。また、リ
アルな再現性にとどまらず、フィルターやエンベロープジェネレーター
などを使って、積極的に新しい音作りを試みることも可能です。
ボイスについて
ボイスとは、本体に内蔵されている楽器音色のことです。本機には、ノーマルボイスとドラムボイスの2種類のボイス
が内蔵されています。
ノーマルボイス
ノーマルボイスは主に音階演奏ができる楽器の音色です。鍵盤どおりのピッチで発音します。1つのノーマルボイス
は、音の素材である波形が複数組み合わされて構成されています。
ドラムボイス(ドラムキット)
ドラムボイスは主に打楽器の音色です。C0∼C6の範囲の各鍵盤(ノート)に、ドラムやパーカッションの楽器音が割り
当てられています。ドラムボイスはドラムキットとも呼ばれています。
NOTE 初期設定で鍵盤に割り当てられているノートは、MX49はC2∼C6、MX61はC1∼C6です。C0∼C1/C0∼C2の音を鳴ら
すには、OCTAVE [−]ボタン、またはTRANSPOSE [−]ボタンを使って鍵盤の音の高さを変更します。
内蔵AWM2音源
ベロシティー
(鍵盤を押す強さ) 1つの
ノーマルボイス
鍵盤ごとに
異なる打楽器
(C0∼C6)
C0 C1 C6
1つのドラムボイス(ドラムキット)
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
本機のしくみ
コンピューターと
接続して使う
iOSアプリと
組み合わせて使う
本機の構成
コントローラー部
音源部
エフェクト部
アルペジオ部
ソング/パターン再生部
内部メモリー
MIDI/オーディオ信号の
流れ
コンピューターとの
接続準備
コンピューターを
活用した音楽制作
リファレンス
パフォーマンス
ソング/パターン設定
ファイル
ユーティリティー
リモートモード
6
ボイスの構成要素
各ボイスの音は、「OSC (オシレーター )」、「FILTER (フィルター )」、「AMP (アンプ)」、「LFO」によって作られてい
ます。本機では、これらの一部のパラメーターを編集して、独自のサウンドを作成できます。
オシレーター
サウンドの元になる波形や、発音する音域や、ベロシティー (鍵盤を押す強さ)の範囲などを設定します。
これらは、ボイスごとに最適な設定で固定されています。
フィルター
オシレーターから出力された音の周波数特性を変化させ、音に特徴をつけます。パフォーマンスパートエディットの
Filter/EG画面(48ページ)で編集できます。
アンプ
フィルターを通過した音の、音量の変化を設定します。パフォーマンスパートエディットのPlay Mode画面(47ペー
ジ)、Filter/EG画面 (48ページ)で編集できます。
LFO (ローフリーケンシーオシレーター )
オシレーター、フィルター、アンプに周期的な変化を設定します。これにより、ビブラート(ピッチを揺らす効果)、ワ
ウワウ(フィルターを揺らす効果)、トレモロ(音量を揺らす効果)がそれぞれ得られます。ボイスエディットのVoice
LFO画面(51ページ)で編集できます。
周期的な変化を設定
LFO
FILTER
(フィルター)
音色を設定
フィルターEG
音色の時間的な
変化を設定
OSC
(オシレーター)
波形
AMP
(アンプ)
音量を設定
アンプリチュード
EG
音量の時間的な
変化を設定
エフェクト部へ
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
本機のしくみ
コンピューターと
接続して使う
iOSアプリと
組み合わせて使う
本機の構成
コントローラー部
音源部
エフェクト部
アルペジオ部
ソング/パターン再生部
内部メモリー
MIDI/オーディオ信号の
流れ
コンピューターとの
接続準備
コンピューターを
活用した音楽制作
リファレンス
パフォーマンス
ソング/パターン設定
ファイル
ユーティリティー
リモートモード
7
ボイスのカテゴリー
本機のボイスは、カテゴリー別に分類されています。カテゴリーは、ボイスをピアノ、オルガンといった楽器の種類や
音のキャラクター別に分けたものです。カテゴリーの種類は次の表のとおりです。各カテゴリーには複数のボイスが
用意されています。
カテゴリー名 省略表記 カテゴリーボタン表記 ボイスタイプ
Acoustic Piano AP PIANO ノーマルボイス
Keyboard KB KEYBOARD ノーマルボイス
Organ ORG ORGAN ノーマルボイス
Guitar GTR GUITAR ノーマルボイス
Bass BAS BASS ノーマルボイス
Strings STR STRINGS ノーマルボイス
Brass BRS BRASS ノーマルボイス
Sax/Woodwind WND SAX/WOODWIND ノーマルボイス
Synth Lead LD SYN LEAD ノーマルボイス
Synth Pad/ Choir PAD PAD/CHOIR ノーマルボイス
Synth Comping CMP SYN COMP ノーマルボイス
Chromatic Percussion CP CHROMATIC PERCUSSION ノーマルボイス
Drum/ Percussion DR DRUM/ PERCUSSION ドラムボイス(ドラムキット)
Sound Effect SFX SOUND EFX ノーマルボイス
Musical Effect MFX MUSICAL EFX ノーマルボイス
Ethinic ETH ETHNIC ノーマルボイス
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
本機のしくみ
コンピューターと
接続して使う
iOSアプリと
組み合わせて使う
本機の構成
コントローラー部
音源部
エフェクト部
アルペジオ部
ソング/パターン再生部
内部メモリー
MIDI/オーディオ信号の
流れ
コンピューターとの
接続準備
コンピューターを
活用した音楽制作
リファレンス
パフォーマンス
ソング/パターン設定
ファイル
ユーティリティー
リモートモード
8
ボイスのメモリー構成
本体にはあらかじめ複数のボイスが用意されており、書き換えできないプリセットメモリー (17ページ)に保存されて
います。このボイスをプリセットボイスと呼びます。それに対して、プリセットボイスの一部を変更して作成するボイ
スをユーザーボイスと呼びます。ユーザーボイスは、書き換え可能なユーザーメモリー (17ページ)に記憶されます。
ユーザーメモリーに記憶できるユーザーボイスの数は、ノーマルボイスで128個、ドラムボイスで8個です。
プリセットボイス
ピアノ
ベース
キーボード
ドラムパーカッション
ドラムボイス
1
8
ユーザーボイス
ノーマルボイス
1
128
エディット&ストア
エディット&ストア
エディット&ストア
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
本機のしくみ
コンピューターと
接続して使う
iOSアプリと
組み合わせて使う
本機の構成
コントローラー部
音源部
エフェクト部
アルペジオ部
ソング/パターン再生部
内部メモリー
MIDI/オーディオ信号の
流れ
コンピューターとの
接続準備
コンピューターを
活用した音楽制作
リファレンス
パフォーマンス
ソング/パターン設定
ファイル
ユーティリティー
リモートモード
9
パフォーマンスについて
本機には、複数のボイスを同時に鳴らすために16個のパートが用意されていて、それを1つのセットとしてまとめた
ものをパフォーマンスと呼びます。ボイスは各パートに1つずつ割り当てられており、パフォーマンスは16個のボイ
スを組みわせたものになります。
本機では通常、パート1とパート2のボイスを使って演奏する仕組みになっています。パート1とパート2のボイスは、
重ねて鳴らしたり(レイヤー )、鍵盤の音域によって分けて鳴らしたり(スプリット)できます。また、パート10は内蔵
のリズムパターンを鳴らすパートになっており、各パフォーマンスのパート10にはあらかじめドラムボイスが設定さ
れています。
NOTE パート3∼16を選択して、1ボイスずつ演奏することも可能です。
パフォーマンスのパート1∼16はそれぞれ別々のMIDIチャンネルが設定されています。外部MIDI機器やコンピュー
ター上のDAWからMIDIデータを本体に送ったり、USBフラッシュメモリー上のMIDIデータを再生させることで、
最大16パートのアンサンブル演奏ができます。
パート 10
ボイス
パート 16
ボイス
パフォーマンス
パート 3
ボイス
パート 1
通常使用パート
パート 2
ボイス
ボイス
パフォーマンス
音源部
パート1
パート2
パート3
パート4
パート16
パート10
CH1
CH2
CH3
CH4
CH16
CH10
USBフ ラッシュメ モ リー
DAW(コンピューター)など
MIDIデータ
MIDIデータ
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
本機のしくみ
コンピューターと
接続して使う
iOSアプリと
組み合わせて使う
本機の構成
コントローラー部
音源部
エフェクト部
アルペジオ部
ソング/パターン再生部
内部メモリー
MIDI/オーディオ信号の
流れ
コンピューターとの
接続準備
コンピューターを
活用した音楽制作
リファレンス
パフォーマンス
ソング/パターン設定
ファイル
ユーティリティー
リモートモード
10
パフォーマンスのメモリー構成
本体にはあらかじめ128個のパフォーマンスが用意されており、書き換え可能なユーザーメモリー (17ページ)に記憶
されています。編集したパフォーマンスを保存するには、1∼128のいずれかに書き換えします。
パフォーマンスとボイスの編集
本機では、パフォーマンスやボイスを構成するパラメーターを編集し、オリジナルのサウンドを作ることができます。
パフォーマンスの編集は、パート固有のパラメーター (パートパラメーター )と全パート共通のパラメーター (コモン
パラメーター )の変更ができます。またボイスの編集は、ボイス全体に関わるボイスパラメーターの変更ができます。
これは、パフォーマンスのパートに割り当てられているボイスに対してのみ編集が可能です。
ボイスを編集した場合は、パフォーマンスとは別にユーザーボイスとして保存してください。ボイスはパフォーマンス
とは別に管理されているため、パフォーマンスを保存してもボイスパラメーターは保存されません。
最大同時発音数について
シンセサイザーや音源モジュールなど、電子楽器の音源部で同時に発音可能な最大数を「最大同時発音数」とい
います。本体内蔵AWM2音源では最大で128音まで同時に発音できます。この音数を超える演奏データを本体
音源部が受信すると、新しく受信した音を優先して発音させます。減衰の遅いボイスを数多く使う場合には、最
大同時発音数を超えないように注意してください。また複数の波形を組み合わせているノーマルボイスの場合、
最大同時発音数が128音よりも少なくなります。
128
パフォーマンス
1
スト ア
パフォーマンス 1
パフォーマンス 128
パートパラメーター
パート 1
+
パートパラメーター
パート 2
+
コモンパラメーター
+
パートパラメーター
パート 3
ボイス 1
ボイスパラメーター
+
パートパラメーター
パート 16
+
ボイス
ボイス
ボイス
ボイス
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
本機のしくみ
コンピューターと
接続して使う
iOSアプリと
組み合わせて使う
本機の構成
コントローラー部
音源部
エフェクト部
アルペジオ部
ソング/パターン再生部
内部メモリー
MIDI/オーディオ信号の
流れ
コンピューターとの
接続準備
コンピューターを
活用した音楽制作
リファレンス
パフォーマンス
ソング/パターン設定
ファイル
ユーティリティー
リモートモード
11
エフェクト部
音源部でつくられた音に、広がり、厚み、残響など、さまざまな効果をかける部分です。エフェクトを活用することに
よって、表現力を高めることができます。
エフェクトの構成
インサーションエフェクト
インサーションエフェクトは、パートに割り当てられている1つのボイスに対して効果をかけるエフェクトです。各ボ
イスには1つのインサーションエフェクトを割り当てることができ、ボイスエディットのVoice Insert Eff/ DrumKit
Insert Eff画面(50ページ)で設定します。
パフォーマンスのパート1∼16のうち、最大4パートまでインサーションエ
フェクトを有効にできます。
システムエフェクト(コーラス、リバーブ)
本機では、システムエフェクトとしてリバーブとコーラスの2つのエフェクトを搭載しています。
システムエフェクトは、各パートのセンドレベルによって出力された信号をまとめてエフェクトに送り、効果のかかっ
た信号を出力ラインとミックスするタイプのエフェクトです。そのため、すべてのパートに対して効果をかけることが
できます。
マスター EQ
音声の最終出力段階で本体サウンド全体にかける、5バンドのEQです。5バンドのうちロー (Low)とハイ(High)の
2バンドの形状を、ピーキングタイプかシェルビングタイプ(44ページ)に切り替えることができます。
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
本機のしくみ
コンピューターと
接続して使う
iOSアプリと
組み合わせて使う
本機の構成
コントローラー部
音源部
エフェクト部
アルペジオ部
ソング/パターン再生部
内部メモリー
MIDI/オーディオ信号の
流れ
コンピューターとの
接続準備
コンピューターを
活用した音楽制作
リファレンス
パフォーマンス
ソング/パターン設定
ファイル
ユーティリティー
リモートモード
12
エフェクト接続と設定
1パート1∼16の中から、インサーションエフェクトをオンにするパートの選択
設定画面: パフォーマンスパートセレクト画面の「InsSw」(42ページ)
2ボイスのインサーションエフェクトの設定
設定画面: ボイスエディットのVoice Insert Eff/ DrumKit Insert Eff画面 (50ページ)
3コーラスとリバーブについての設定
設定画面: コモンエディットのChorus Eff/ Reverb Eff画面(43ページ)、コモンエディットのGeneral画面(45
ページ)、パートエディットのPlayMode画面(47ページ)
4マスター EQの設定
設定画面:コモンエディットのMaster EQ画面(44ページ)
エフェクトカテゴリー、エフェクトタイプ、エフェクトパラメーターについて
本機に搭載されているエフェクトのカテゴリー、エフェクトタイプ、エフェクトパラメーターについては、
別PDFファイル「データリスト」の「Effect Type List」と「Effect Parameter List」をご参照ください。
また、各エフェクトカテゴリー、エフェクトタイプ、エフェクトパラメーターの解説については、別PDFファイ
ル「シンセサイザーパラメーターマニュアル」をご参照ください。
プリセットプログラムについて
各エフェクトタイプは、いくつかの場面を想定したエフェクトパラメーターの設定を、プリセットプログラムと
して内蔵しています。エフェクトパラメーターを設定する際は、対象となる音色や楽曲に適したプリセットプロ
グラムを選び、さらに作り込むようにすれば最初から設定する手間が省けます。プリセットプログラムは、各エ
フェクトパラメーター画面の「Preset」で設定できます。各エフェクトタイプのプリセットについては、別PDF
ファイル「データリスト」をご参照ください。
マスターEQ
4
パフォーマンス センドレベル
2
インサーションエフェクト(最大4つ)
パート1∼16
1
ボイス
インサーション
エフェクト
システムエフェクト
リバーブ
3
ボイス
インサーション
エフェクト
ボイス
インサーション
エフェクト
ボイス
インサーション
エフェクト
ボイス
インサーション
エフェクト
ボイス
インサーション
エフェクト
パート1
オン オン オン オンオフ オフ
パート2 パート3 パート8 パート9パート16
3コーラス
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
本機のしくみ
コンピューターと
接続して使う
iOSアプリと
組み合わせて使う
本機の構成
コントローラー部
音源部
エフェクト部
アルペジオ部
ソング/パターン再生部
内部メモリー
MIDI/オーディオ信号の
流れ
コンピューターとの
接続準備
コンピューターを
活用した音楽制作
リファレンス
パフォーマンス
ソング/パターン設定
ファイル
ユーティリティー
リモートモード
13
アルペジオ部
アルペジオとは、鍵盤を押さえるだけでさまざまなフレーズが自動的に演奏される機能です。本機のアルペジオは、
鍵盤を演奏するときの演奏補助的な役割にとどまらず、音楽制作のためのツールや、ライブパフォーマンスなどに活用
できます。そのためアルペジオタイプも、さまざまな楽器や音楽ジャンルごとに多彩なフレーズが用意されています。
アルペジオはパフォーマンスのパートに割り当てたボイスに対して機能し、最大2パートまで同時に使用できます。
アルペジオカテゴリー
本体に搭載されているアルペジオタイプは、下記のとおり複数のカテゴリーに分類されます。カテゴリーは楽器を軸に
して分類されています。
カテゴリー一覧
ApKb Acoustic Piano & Keyboard PdMe Synth Pad / Musical Effect
Org Organ CrPc Chromatic Percussion
Guit Guitar / Plucked DrPc Drum / Percussion
Bass Bass Seq Synth Sequence
Str Strings Chd Chord Sequence
Brs Brass Hybr Hybrid Sequence
RdPp Reed / Pipe Ctrl Control
Lead Synth Lead
アルペジオ パフォーマンス
パート 1
ボイス
パート 2
ボイス
パート 3
ボイス
パート 16
ボイス
アルペジオ 1
アルペジオ 2
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
本機のしくみ
コンピューターと
接続して使う
iOSアプリと
組み合わせて使う
本機の構成
コントローラー部
音源部
エフェクト部
アルペジオ部
ソング/パターン再生部
内部メモリー
MIDI/オーディオ信号の
流れ
コンピューターとの
接続準備
コンピューターを
活用した音楽制作
リファレンス
パフォーマンス
ソング/パターン設定
ファイル
ユーティリティー
リモートモード
14
アルペジオタイプリストの読み方
NOTE このリストは説明のためのサンプルです。正確なアルペジオタイプリストは、別PDFファイル「データリスト」をご覧くださ
い。
1Category (カテゴリー )
カテゴリーを示します。
2ARP No. (アルペジオナンバー )
アルペジオタイプの番号を示します。
3ARP Name (アルペジオネーム)
アルペジオタイプの名前を示します。
4Time Signature (タイムシグネチャー )
アルペジオタイプの拍子を示します。
5Length (レングス)
アルペジオタイプの長さ(小節数) を示します。
6Original Tempo (オリジナルテンポ)
アルペジオタイプに最も適したテンポを示します。アルペジオを選択したときに、自動的にこのテンポが設定され
るわけではありません。
7Accent (アクセント)
あらかじめアクセントフレーズ(下記参照)が再生されるように設定してあるアルペジオタイプを、丸印で示します。
8Note/Chord (ノート/コード)
演奏した音数や音程の間隔によって鳴り方の変わるタイプ(「N」)か、演奏した音からコードを検出してコードに
そった音が鳴るタイプ(「C」)かを示します。何も記載していないアルペジオタイプは、ドラムボイス用のアルペ
ジオタイプ(15ページ)や、コントローラーの情報を中心に作られたアルペジオタイプ(15ページ)です。
アルペジオ再生の種類
アルペジオ再生のオン/オフの仕方を切り替える
アルペジオ再生のオン/オフの仕方は、下記の設定によって切り替えることができます。
NOTE 「Hold」は、パートエディットのArp Select画面(49ページ)で設定できます。
NOTE 「Switch (アルペジオスイッチ)」が「on」の場合、サステインのコントロールチェンジ(コントロールナンバー =64)を受信す
ることによって、「Hold」が「on」の場合と同じ効果が得られます。
アクセントフレーズの再生について
一部のアルペジオタイプには、強いベロシティーで鍵盤が演奏されたときにだけ再生されるアクセントフレーズが設定
されています。この機能が設定されているアルペジオタイプについては、別PDFファイル「データリスト」内にある
「Arpeggio Type List」をご参照ください。
鍵盤を押している間だけ再生する状態 「Hold」=「off」
鍵盤を離してもアルペジオが鳴り続ける状態 「Hold」=「on」
Category ARP
No. ARP Name Time
Signature Length Original
Tempo Accent
ApKb 1 70sRockB 4 / 4 2 130
ApKb 2 70sRockC 4 / 4 1 130
ApKb 3 70sRockD 4 / 4 2 130
ApKb 4 70sRockE 4 / 4 4 130
ApKb 5 70sRockF 4 / 4 2 130
ApKb 6 70sRockG 4 / 4 1 130
ApKb 7 70sRockH 4 / 4 1 130
Note/Chord
N
N
N
N
C
C
8
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
本機のしくみ
コンピューターと
接続して使う
iOSアプリと
組み合わせて使う
本機の構成
コントローラー部
音源部
エフェクト部
アルペジオ部
ソング/パターン再生部
内部メモリー
MIDI/オーディオ信号の
流れ
コンピューターとの
接続準備
コンピューターを
活用した音楽制作
リファレンス
パフォーマンス
ソング/パターン設定
ファイル
ユーティリティー
リモートモード
15
押さえた鍵盤とアルペジオタイプの関係について
押さえた鍵盤とアルペジオタイプの関係は、アルペジオタイプのカテゴリーによって、大きく3つのタイプに分けるこ
とができます。
ノーマルボイス用のアルペジオタイプ
ノーマルボイスで鳴らすことを想定して作られたアルペジオタイプ(DrPc、Cntr以外のカテゴリーが該当)には、アル
ペジオの鳴り方として下記3種類が用意されています。
押鍵音だけが鳴るタイプ
押鍵音(押鍵音に対するオクターブ音も含む)だけを使って、アルペジオが自動演奏されます。
押鍵したノートに合わせて鳴るタイプ(Note)
1つの鍵盤を押しただけで、その音がルートとなるような特定のコードタイプのフレーズが、自動演奏されます。さら
に他の鍵盤を追加で押していくと、押鍵した音に合わせてフレーズの音の高さが変換されます。このタイプのアルペジ
オについては、別PDFファイル「データリスト」内にある「Arpeggio Type List」をご参照ください。
押鍵したコードに合わせて鳴るタイプ(Chord)
押した鍵盤からコードタイプを判別し、コードに沿って音程変換されたアルペジオが、常に適切な音域で自動演奏され
ます。このタイプのアルペジオについては、別PDFファイル「データリスト」内にある「Arpeggio Type List」をご
参照ください。
NOTE これらのアルペジオタイプはノーマルボイスを想定して作られているため、ドラムボイスを使って鳴らしても、音楽的な演奏
にはなりません。
ドラムボイス用のアルペジオタイプ(カテゴリー : DrPc)
アルペジオタイプの中には、ドラムボイスで鳴らすことを想定して作られたものがあります。この場合のアルペジオ機
能は、リズムパターンの自動演奏として機能します。これらのアルペジオタイプでは、リズムパターンの鳴り方に、下
記3種類が用意されています。
1つのドラムパターンだけが鳴るタイプ
押鍵音に関係なく(同時に押した鍵盤の数や種類に関係なく)、常に同じドラムパターンが鳴ります。
1つのドラムパターンをベースに打楽器を追加していくタイプ
1つの鍵盤を押した場合は、どの鍵盤を押しても同じドラムパターンが鳴ります。さらに他の鍵盤を追加で押していく
と、各鍵盤に割り当てられた打楽器を使ったリズムパターンが、最初に鳴っていたドラムパターンに追加されていきま
す。
押鍵音に割り当てられた打楽器だけを使うタイプ
1つの鍵盤を押した場合は、その鍵盤に割り当てられた打楽器を使ったリズムパターンが鳴ります。さらに他の鍵盤を
追加で押していくと、各鍵盤に割り当てられた打楽器を使ったリズムパターンが、追加されていきます。したがって、
複数の鍵盤を押すことで、押した鍵盤に割り当てられた打楽器音を使ったドラムパターンを作り上げることになりま
す。ただし、タイプによっては、同じ鍵盤でも押す順番によってドラムパターンが変わるので、同じ打楽器を使ってい
ろいろな種類のリズムパターンを作りだせます。
NOTE 上記3種類のタイプは、特にカテゴリー名やタイプ名で区別されているわけではありません。アルペジオタイプを選んで実際
に鳴らしてみることで確認できます。
NOTE これらのアルペジオタイプはドラムボイスを想定して作られているため、ノーマルボイスを使って鳴らしても、音楽的な演奏
にはなりません。
コントローラーの情報を中心に作られたアルペジオタイプ(カテゴリー : Cntr)
これらのアルペジオタイプでは、コントロールチェンジやピッチベンドデータ中心のシーケンスが組まれており、それ
を再生することによって押鍵中の音が変化していきます。ノートオン/オフ(音符)データを含まないアルペジオもあり
ます。
NOTE カテゴリーがCntr (コントロール)でノートオン/オフ(音符)データを含まないアルペジオタイプを選択した場合は、ボイスに
よって音が鳴らなくなる場合があります。
アルペジオの活用のヒント
アルペジオは、ライブパフォーマンスなどで演奏を補助するためのツールとしてだけではなく、楽曲制作などで
もクオリティーの高いMIDIデータを手軽に入力したり、目的の楽器や音楽ジャンルにぴったりあったバッキング
フレーズを作成したりするツールとして活用できます。活用方法については、取扱説明書の「クイックガイド」
をご参照ください。
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
本機のしくみ
コンピューターと
接続して使う
iOSアプリと
組み合わせて使う
本機の構成
コントローラー部
音源部
エフェクト部
アルペジオ部
ソング/パターン再生部
内部メモリー
MIDI/オーディオ信号の
流れ
コンピューターとの
接続準備
コンピューターを
活用した音楽制作
リファレンス
パフォーマンス
ソング/パターン設定
ファイル
ユーティリティー
リモートモード
16
ソング/パターン再生部
ソング/パターン再生部は、本体内蔵のリズムパターンや、本体に接続したUSBフラッシュメモリー上のMIDIデータや
オーディオデータを再生する部分です。リズムパターンやUSBフラッシュメモリー上のMIDIデータを再生させると、
本体の音源部にMIDI情報が送られ、音が鳴ります。
リズムパターン
本体には複数のリズムパターンが搭載されており、パフォーマンスごとに最適なリズムパターンが設定されています。
リズムパターンを再生させると、パフォーマンスのパート10のドラムボイスの音でリズムパターンが鳴ります。
ソング
USBフラッシュメモリーのルートディレクトリー (60ページ)に保存されているMIDIデータやオーディオデータは、
本体上でソングとして再生できます。MIDIデータの場合、パフォーマンスのパート1∼16の音を使ってMIDIデータが
再生されます。オーディオデータの場合、そのまま本体のOUTPUT [L/MONO] /[R]端子に送られ再生されます。
NOTE 本体で再生可能なMIDIデータはSMF (Standard MIDI File)フォーマット0のデータのみです。
NOTE 本体で再生可能なオーディオデータは、44.1kHz/16bit/ステレオのWAVEファイルのみです。
パフォーマンス
パート1
パート2
パート3
パート4
パート16
パート10
ソング/パターン再生部
内蔵メモリー
USBフ ラッシュメ モリー
リズムパターン(MIDI)
MIDI
オーディオ
ソング(MIDI)
オーディオ出力
オーディオ出力
ソング(オーディオ)
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
本機のしくみ
コンピューターと
接続して使う
iOSアプリと
組み合わせて使う
本機の構成
コントローラー部
音源部
エフェクト部
アルペジオ部
ソング/パターン再生部
内部メモリー
MIDI/オーディオ信号の
流れ
コンピューターとの
接続準備
コンピューターを
活用した音楽制作
リファレンス
パフォーマンス
ソング/パターン設定
ファイル
ユーティリティー
リモートモード
17
内部メモリー
本機では、パフォーマンスやボイスなど、さまざまなデータを作成することになります。ここでは、これらデータの管
理方法や、データが保存されるメモリーについて説明します。
本機の内部メモリー
プリセットメモリー
プリセットボイスやアルペジオ、デモソングなどが保存されています。読み出し専用のメモリーで、データの書き換え
はできません。
ユーザーメモリー
128個のパフォーマンスやユーザーボイス、システム全体の設定となるユーティリティー設定、リモートモード時に
使用する50個のコントロールテンプレートなどが保存されています。データの読み出し/書き込みの両方ができるメモ
リーで、電源を切ってもメモリー上のデータは保持されます。
エディットバッファー
エディットバッファーは、パフォーマンスやパートに割り当てられたボイスなどを編集するための作業用メモリーエリ
アです。エディットバッファーで扱えるパフォーマンスは1つのみです。データの読み出し/書き込みの両方ができる
メモリーですが、電源を切るとメモリー上のデータは消去されます。編集したデータは、パフォーマンスを切り替える
前および電源を切る前にユーザーメモリーに保存する必要があります。
リコールバッファー /コンペアバッファー
リコールバッファーは、エディットバッファーのバックアップ用メモリーとして用意されています。これを利用すれば
編集中の内容をストアせずに、別のパフォーマンスを選んでしまったような場合でも、編集していた内容をエディット
バッファー内に呼び戻せます(リコール)。またコンペアバッファーは、編集前の内容を保持しておくメモリーです。こ
れを利用すれば、編集前の内容を一時的に呼び戻して、編集によってどう音が変わったかを聞き比べることができます
(コンペア)。これらのメモリーは、データの読み出し/書き込みの両方ができるメモリーですが、電源を切るとメモ
リー上のデータは消去されます。
リコールバッファー
コンペアバッファー
ただし、ユーティリティー設定は
除きます。
プリセットメモリー
・ プリセットボイス
・ アルペジオ
・ デモ
MIDI機器またはコンピューター
DAWソフトウェア
Remote Editor
エディットバッファー
・ パフォーマンス
・ ユーザーボイス
・ ユーティリティー設定
・ コントロールテンプレート
(リモートモード)
US Bフラッシュメモリー
ファイル拡張子「.X5A」
(ユーザーメモリー上の全データを含むファイル)
・ パフォーマンスエディット
・ ボイスエディット
・ ユーティリティー
・ コントロールテンプレート
(リモートモード)
内部でのデータ通信
外部機器とのデータ通信
バルクダンプ
/ ( )
ユーザーメモリー
内部メモリー
バルクダンプ
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
本機のしくみ
コンピューターと
接続して使う
iOSアプリと
組み合わせて使う
本機の構成
コントローラー部
音源部
エフェクト部
アルペジオ部
ソング/パターン再生部
内部メモリー
MIDI/オーディオ信号の
流れ
コンピューターとの
接続準備
コンピューターを
活用した音楽制作
リファレンス
パフォーマンス
ソング/パターン設定
ファイル
ユーティリティー
リモートモード
18
MIDI/オーディオ信号の流れ
本体内部および外部とのMIDI/オーディオ信号の流れは、次の図のようになっています。
ソング/パターン再生部
内蔵メモリー
USBフ ラッシュメ モリー
リズムパターン(MIDI)
ソング(オーディオ)
MIDI
オーディオ
ソング(MIDI)
MIDI入力 オーディオ入力 オーディオ出力MIDI出力
USB [TO HOST]
MIDI [OUT]
USB [TO HOST]
MIDI [IN]
USB [TO HOST]
[AUX IN]
*1
*2
USB [TO HOST]
OUTPUT [L/MONO]/[R]
[PHONE]
コンピューター コンピューター コンピューターiPodなどの
オーディオプレーヤー
アンプ/
スピーカーなど
外部MIDI機器
コントローラー部
鍵盤(キーボード)
各種コントローラー
エフェクト部
音源部
システムエフェクト
インサーションエフェクト×4
マスターEQ
パフォーマンス
・ パート1: ボイス
・ パート2: ボイス
・ パート16: ボイス
MX49 MX61 MX88
ア ル ペ ジエ ー ター×2
アルペジオ部
*1 USB [TO HOST]端子および[AUX IN]端子から入力されるオーディオ信号は、OUTPUT [L/MONO]/[R]端子と[PHONE]端子に
のみ出力され、USB [TO HOST]端子には出力されません。
*2 USBフラッシュメモリー上のオーディオデータは、OUTPUT [L/MONO]/[R]端子と[PHONE]端子にのみ出力され、USB [TO
HOST]端子には出力されません。
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
本機のしくみ
コンピューターと
接続して使う
iOSアプリと
組み合わせて使う
本機の構成
コントローラー部
音源部
エフェクト部
アルペジオ部
ソング/パターン再生部
内部メモリー
MIDI/オーディオ信号の
流れ
コンピューターとの
接続準備
コンピューターを
活用した音楽制作
リファレンス
パフォーマンス
ソング/パターン設定
ファイル
ユーティリティー
リモートモード
19
コンピューターと接続して使う
本機とコンピューターを接続することで、DAWソフトウェアなどの音楽制作用アプリケーションと本機を組み合わせ
て音楽制作の幅を大きく広げることができます。
NOTE DAWとは、デジタル オーディオ ワークステーション (Digital Audio Workstation)の略で、オーディオの録音や編集、ミキ
シングなど一連の作業ができるアプリケーションソフトのことを指します。代表的なDAWソフトウェアとして、Cubase、
Logic、SONAR、Digital Performerなどがあります。本機をCubaseと組み合わせて使うと、連携機能により、快適な音楽
制作ができます。
本機は、コンピューターと接続することで下記のようなことができます。
● DAWソフトウェアの外部音源やMIDIキーボードとしての活用
● DAWソフトウェアやソフトウェア音源のリモートコントロール
コンピューターとの接続準備
本機をコンピューターと接続するためには、USBケーブルとYamaha Steinberg USBドライバーが必要です。この
接続により、オーディオデータとMIDIデータの両方をコンピューターと通信できるようになります。また、DAWソフ
トウェアを使った音楽制作をする際にMX49/MX61 Remote ToolsとMX Voice Listを使うと便利です。次の手順
に従って接続の準備をしてください。
1以下URLから、最新のYamaha Steinberg USBドライバーとMX49/MX61 Remote
Tools、MX Voice Listをダウンロードします。
下記URLからファイルをダウンロードし、解凍します。
http://download.yamaha.com/jp/
NOTE 動作環境については、上記URLをご覧ください。
NOTE Yamaha Steinberg USBドライバーおよびMX49/MX61 Remote Toolsは、改良のため予告なしにバージョンアッ
プすることがあります。詳細および最新情報については、上記URLをご確認ください。
2Yamaha Steinberg USBドライバーをコンピューターにインストールします。
ダウンロードしたファイルに付属されているインストールガイドをご参照ください。手順の中の、機器のUSB
[TO HOST]端子をUSBケーブルでコンピューターと接続する箇所については、下図を参考にしてください。
3本体を、USB [TO HOST]端子を通してMIDIを送受信する状態に切り替えます。
ユーティリティーの MIDI画面で設定できます。操作方法は以下のとおりです。
[UTILITY]ボタン → カーソル[u]/[d]ボタンを押してリストから「02: MIDI」を選択 → [ENTER]ボタン →
「MIDI IN/OUT=USB」
4[STORE]ボタンを押して、設定を本体に保存します。
USB [TO HOST]端子
USB端子
USBケーブル
本体リアパネル
UTILITY*MIDI*******2
a***MIDI*IN/OUT=*USB
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
本機のしくみ
コンピューターと
接続して使う
iOSアプリと
組み合わせて使う
本機の構成
コントローラー部
音源部
エフェクト部
アルペジオ部
ソング/パターン再生部
内部メモリー
MIDI/オーディオ信号の
流れ
コンピューターとの
接続準備
コンピューターを
活用した音楽制作
リファレンス
パフォーマンス
ソング/パターン設定
ファイル
ユーティリティー
リモートモード
20
5
手順1でダウンロードしたMX49/MX61 Remote Toolsをコンピューターにインストールしま
す。
MX49/MX61 Remote Toolsは、MX49/MX61 Remote Editorと、MX49/MX61 Extension (Cubase
シリーズとの連携機能を実現するソフトウェア)とで構成されています。
ダウンロードしたファイルに付属されているRemote Toolsインストールガイドをご参照ください。
6手順1でダウンロードしたMX Voice Listをコンピューターにインストールします。
操作手順については、ダウンロードしたファイルに付属されているインストールガイドをご参照ください。
USB [TO HOST]端子ご使用時の注意
USB [TO HOST]端子でコンピューターと接続するときは、以下のことを行なってください。以下のことを行な
わないと、コンピューターや本体が停止(ハングアップ)して、データが壊れたり、失われたりするおそれがあり
ます。
コンピューターや本体が停止したときは、アプリケーションやコンピューターを再起動したり、本体の電源を入
れなおしてください。
注記
• USBケーブルは、ABタイプのものをご使用ください。また、3メートル未満のケーブルをご使用ください。
USB3.0ケーブルは、ご使用できません。
• USB [TO HOST]端子でコンピューターと接続する前に、コンピューターの省電力(サスペンド/スリープ/スタ
ンバイ/休止)モードを解除してください。
• 本体の電源を入れる前に、USB [TO HOST]端子とコンピューターを接続してください。
• 本体の電源オン/オフやUSBケーブルの抜き差しをする前に、以下のことを行なってください。
• すべてのアプリケーションを終了させてください。
• 本体からデータが送信されていないか確認してください。(鍵盤を演奏したりソングを再生させたりしても、
本体からデータが送信されます。)
• 本体の電源オン/オフやUSBケーブルの抜き差しは、6秒以上間隔を空けて行なってください。
MIDIチャンネルとMIDIポート
MIDIチャンネルは「16」までしか規定されていませんが、16チャンネルを超えるMIDIデータを扱えるよう
にするための概念として「MIDIポート」があり、1ポートあたり16チャンネルを扱えるようになっています。
MIDIケーブルでは同時に1ポート分(16チャンネル分)のデータしか通信できませんが、USBケーブルでは
最大8ポート分(16×8=128チャンネル分)のMIDIデータを扱えます。
本機では、USB端子を使って接続する場合、扱えるポートが4つあり、下記のとおり用途が決まっています。
ポート1 本機の音源部が扱えるポートです。外部MIDI機器やコンピューターから本機の音源部を鳴らした
い場合は、外部MIDI機器やコンピューター側でポート1に設定する必要があります。
ポート2 本機と接続されたコンピューター上のDAWソフトウェアやVSTiを、リモート操作するときに使
われるポートです。
ポート3 本機が受信したMIDIデータを、別のMIDI機器にそのまま転送する(スルーさせる)場合に使われる
ポートです。USB [TO HOST]端子経由で受信したMIDIポート3のデータは、そのままMIDI
[OUT]端子から出力されます。また、MIDI [IN]端子経由で受信したMIDIデータは、そのまま
USB [TO HOST]端子のMIDIポート3から出力されます。
ポート4 本機では使用しません。
ポート5 MX49/MX61 Remote Editorが通信をする専用のポートです。他の機器やソフトウェアでは
使用しません。
本機とコンピューター間で、USBケーブルを使ってMIDI送受信をする場合、MIDIチャンネルだけでなく、
MIDIポートも送信側と受信側で合わせる必要があります。上記用途に合わせて、通信先のポートの設定を行
なってください。
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
本機のしくみ
コンピューターと
接続して使う
iOSアプリと
組み合わせて使う
本機の構成
コントローラー部
音源部
エフェクト部
アルペジオ部
ソング/パターン再生部
内部メモリー
MIDI/オーディオ信号の
流れ
コンピューターとの
接続準備
コンピューターを
活用した音楽制作
リファレンス
パフォーマンス
ソング/パターン設定
ファイル
ユーティリティー
リモートモード
21
オーディオチャンネルについて
本機のオーディオ信号の出力先は、USB [TO HOST]端子とOUTPUT [L/MONO]/[R]端子です。コンピュー
ターと直接接続する場合はUSB [TO HOST]端子を使います。この場合、扱えるオーディオチャンネルはUSB 1
とUSB 2の最大2チャンネル(1ステレオチャンネル)です。本機のオーディオ信号の入力は、USB [TO HOST]
端子、AUX IN端子から行ないます。USB [TO HOST]端子からのオーディオ信号は最大2チャンネル(1ステレ
オチャンネル)で、ユーティリティー画面の「DAW Level」パラメーター (64ページ)で出力レベルを設定し、
OUTPUT [L/MONO]/[R]端子(2チャンネル)に出力されます。また、AUX IN端子からのオーディオ信号は、そ
のままOUTPUT [L/MONO]/[R]端子(2チャンネル)に出力されます。詳しくは「MIDI/オーディオ信号の流れ」
(18ページ)をご参照ください。
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
本機のしくみ
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接続して使う
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本機の構成
コントローラー部
音源部
エフェクト部
アルペジオ部
ソング/パターン再生部
内部メモリー
MIDI/オーディオ信号の
流れ
コンピューターとの
接続準備
コンピューターを
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リファレンス
パフォーマンス
ソング/パターン設定
ファイル
ユーティリティー
リモートモード
22
コンピューターを活用した音楽制作
本機とコンピューターを接続することで、DAWソフトウェアと連携して以下のような使い方ができます。
● 本機の演奏をコンピューター上のDAWソフトウェアにMIDI録音する
● 本機の演奏をコンピューター上のDAWソフトウェアにオーディオ録音する
● DAWソフトウェアやVSTi(ソフトウェア音源)を本機からリモートコントロールする
ここでは、すでに本機とコンピューターとの接続は済ませたものとして、Cubaseと本機を組み合わせた使い方の例を
紹介します。
NOTE 本機に対応するCubaseシリーズについては、以下URLをご参照ください。
http://download.yamaha.com/jp/
重要
ここでは、Windows 7上でCubase 6を使用した場合を例にして説明します。お使いのCubaseのバージョンやコン
ピューター環境によっては、画面や名称が異なる場合がありますのでご了承ください。
DAWに本体の演奏をMIDI録音する
ここでは、Cubaseの複数のトラックに異なる楽器音の演奏データ(MIDIデータ)を録音して、MIDIソングを作成する
手順の例を紹介します。MIDIデータとして録音することで、楽譜を作成できたり、ソング全体のテンポやキー (調)の
調節など演奏の部分的な修正が簡単にできたりします。ここでは、下図の信号の流れになるように設定します。クイッ
クセットアップ機能を使えば、下図の本体側の接続設定が簡単に行なえます。
MIDI
オーディオ
リズムパターン
(MIDI)
MX49 MX61 MX88
スピーカー コンピューター
コントローラー
Port 1
MIDIスルー=オン
Port 1
LocalCtrl = off
MIDIOut = off
音源
USB [TO HOST]
OUTPUT [L MONO] / [R]
MIDI Tr
1
2
16
DAW
DirectMonitor = on
(鍵盤やノブなど)
アルペジオ
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
本機のしくみ
コンピューターと
接続して使う
iOSアプリと
組み合わせて使う
本機の構成
コントローラー部
音源部
エフェクト部
アルペジオ部
ソング/パターン再生部
内部メモリー
MIDI/オーディオ信号の
流れ
コンピューターとの
接続準備
コンピューターを
活用した音楽制作
リファレンス
パフォーマンス
ソング/パターン設定
ファイル
ユーティリティー
リモートモード
23
本機の設定
1クイックセットアップ機能を使って、「DAW Rec」(DAWレコード)の接続設定をします。
[UTILITY] → [JOB] →「01:QuickSetup」を選択 → [ENTER] →「Type」=「DAW Rec」に設定し、
[ENTER]ボタンを押します。以下のとおりパラメーターが設定されます。ローカルコントロール(65ページ)が
オフになり、本体の演奏データ(アルペジオ演奏以外)をDAWに録音する場合の設定になります。
2設定を保存し、パフォーマンスのトップ画面に戻ります。
[STORE]ボタンを押して保存が完了したら、[EXIT]ボタンを押してトップ画面に戻ります。
3レイヤー /スプリット機能をオフにします。
[LAYER]ボタンと[SPLIT]ボタンのランプがついている場合は、そのボタンを押してランプを消します。
Cubaseの設定
1Cubase を起動します。
重要
本機の電源を入れる前にCubaseを起動しても、Cubaseは本機を認識できません。必ず本機の電源を入れてか
らCubase を起動してください。
2新規プロジェクトを作成します。
プロジェクトアシスト画面の「その他」の欄から「Empty」を選択し、[作成]ボタンを押します。
3MIDIスルーがオンになっていることを確認します。
「ファイル」メニュー →「環境設定」→「MIDI」を選択し、「MIDIスルーオン」にチェックが入っていることを
確認します。[OK]ボタンをクリックし、環境設定画面を閉じます。MIDIスルーとは、キーボードから入力された
MIDIデータが、レコーディング中のトラックの設定にしたがって再び外部に出力され、MIDI音源を鳴らす設定の
ことです。たとえば、図のように本機のローカルコントロール(65ページ)をオフにして鍵盤演奏のデータ(MIDI
データ)をDAWに入力した場合、MIDIスルーをオンにしていると、レコーディングトラックから指定されたチャ
ンネルに出力されるMIDIデータによって本体の音源が鳴ります。
DAW Rec
DirectMonitor (ダイレクトモニタースイッチ) on
LocalCtrl (ローカルコントロール) off
MIDI Sync (MIDIシンク) auto
Clock Out (クロックアウト) off
MIDI Out (アルペジオMIDIアウトプットスイッチ) off
JOB*QuickSetup
c******Type=*DAW*Rec
USB [TO HOST]端子
音源部
CH3が鳴る
鍵盤
CH1
ローカルコントロール=オフ
MX49 MX61 MX88
OUT
CH3
IN
CH1
コンピューター
(Cubaseなど) MIDIスルー =オン
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本機のしくみ
コンピューターと
接続して使う
iOSアプリと
組み合わせて使う
本機の構成
コントローラー部
音源部
エフェクト部
アルペジオ部
ソング/パターン再生部
内部メモリー
MIDI/オーディオ信号の
流れ
コンピューターとの
接続準備
コンピューターを
活用した音楽制作
リファレンス
パフォーマンス
ソング/パターン設定
ファイル
ユーティリティー
リモートモード
24
4オーディオのドライバーが「Yamaha Steinberg USB ASIO」/「Yamaha MX49/MX61」
に設定されていることを確認します。
「デバイス」メニュー → 「デバイス設定」→「VSTオーディオシステム」を選択し、「ASIOドライバー」の設定
を確認します。[OK]ボタンをクリックし、デバイス設定画面を閉じます。
5コンピューターにインストールした本機のMX Voice Listを使って、本機のパートに割り当てる
ボイスをCubaseから選択できるように設定します。
上記設定をすれば、複数のボイスを使ったソングデータを作成する場合に作業がスムーズになります。この設定
をしない場合は、本機上で各パートのボイスを設定してください。
5-1「デバイス」メニュー →「MIDIデバイスマネージャー」を選択し、[デバイスのインストール]ボタ
ンをクリックします。
5-2 MIDIデバイスの追加画面から「Yamaha MX」を選択し、[OK]をクリックします。
5-3 MIDIデバイスマネージャー画面の「インストール済みデバイス」欄から「Yamaha MX」を選択
し、画面の下にある「出力」欄を「Yamaha MX49/MX61-1」に設定し、画面を閉じます。
6MIDIトラックを作成します。
プロジェクト画面で「プロジェクト」メニュー→「トラックを追加」→「MIDI」→ [トラックを追加]をクリック
します。
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本機のしくみ
コンピューターと
接続して使う
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組み合わせて使う
本機の構成
コントローラー部
音源部
エフェクト部
アルペジオ部
ソング/パターン再生部
内部メモリー
MIDI/オーディオ信号の
流れ
コンピューターとの
接続準備
コンピューターを
活用した音楽制作
リファレンス
パフォーマンス
ソング/パターン設定
ファイル
ユーティリティー
リモートモード
25
7作成したMIDIトラックにおいて、本機の信号が入力され、本機のポート1に出力されるよう設定し
ます。
インプットのルーディング欄を「All MIDI Inputs」に、アウトプットのルーティング欄を「Yamaha MX49/
MX61 (Yamaha MX49/MX61-1)」に設定します。
作成したトラックにすべてのMIDIデータが入力され、本機のMIDIポート1において、トラックで指定されている
チャンネルに出力される設定になります。また、本機のボイスリストがCubaseのトラック上で表示される設定
になります。
NOTE 手順5の設定をしなかった場合はアウトプットのルーティング欄を「Yamaha MX49/MX61-1」に設定してください。
8トラックのMIDIデータをどのボイスで鳴らすかを設定します。
プログラムセレクター欄をクリックして本機のボイスリストを表示させ、ボイスを選択します。
トラックの出力チャンネルに該当する本機のパートのボイスがCubase上で選択したボイスに切り替わります。
本機の鍵盤を弾きながら音を確認してみましょう。
NOTE Cubase上からボイス選択をしない場合は、本機側でパートに設定されているボイスで音が鳴ります。
インプットのルーティング
アウトプットのルーティング
プログラムセレクター
ボイスリスト
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ソング/パターン再生部
内部メモリー
MIDI/オーディオ信号の
流れ
コンピューターとの
接続準備
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活用した音楽制作
リファレンス
パフォーマンス
ソング/パターン設定
ファイル
ユーティリティー
リモートモード
26
9必要に応じてメトロノームをオンに設定します。
CLICK設定欄をクリックして、「ON」に設定してください。
10 本機の演奏を選択中のMIDIトラックに録音します。
タイムポジションを先頭に設定した状態で (録音)ボタンをクリックします。演奏を始めると、録音が開始さ
れます。演奏が終わったら、 (停止)ボタンをクリックして録音を終了します。
11 別のトラックを作成し、すでに録音した演奏に重ねたい演奏データを、異なるボイスを使って録音し
てみましょう。
手順6∼10を繰り返し行ないます。必要なパートの録音が完了したら、手順12に進みます。
12 録音したすべてのトラックの演奏データを再生して確認してみましょう。
タイムポジションを先頭に設定した状態で、 (再生)ボタンをクリックします。
必要に応じてCubase上でデータの修正や編集を行ない、ソングデータを完成させましょう。Cubaseの使い方
について詳しくはCubaseに付属のマニュアルをご覧ください。
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本機のしくみ
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本機の構成
コントローラー部
音源部
エフェクト部
アルペジオ部
ソング/パターン再生部
内部メモリー
MIDI/オーディオ信号の
流れ
コンピューターとの
接続準備
コンピューターを
活用した音楽制作
リファレンス
パフォーマンス
ソング/パターン設定
ファイル
ユーティリティー
リモートモード
27
DAWに本体の演奏をオーディオ録音する
ここでは、「DAWに本体の演奏をMIDI録音する」で作成したMIDIデータを、本体の音源を使ってオーディオデータと
してCubaseに録音する手順の例を紹介します。これにより、オーディオCDを作成できたり、他のアプリケーション
で本機の音を使ったソングデータをオーディオファイルとして利用できたりします。ここでは、下図の信号の流れにな
るように設定します。
1本機において、「DAWに本体の演奏をMIDI録音する」の「本機の設定」(23ページ)をします。
2「DAWに本体の演奏をMIDI録音する」で作成したCubaseのプロジェクト画面において、オーディ
オトラックを作成します。
「プロジェクト」メニュー →「トラックを追加」→「オーディオ」を選択し、オーディオトラックを作成します。
3作成したオーディオトラックにおいて、信号の入出力先が本機になるよう設定します。
インプットを「Stereo In」に、アウトプットを「Stereo Out」に設定します。
NOTE 「Stereo In」/「Stereo Out」はデバイスメニューのVSTコネクション画面で設定されているバスの名称です。異なる
バスの名称を設定した場合は、その名称をルーティングに設定してください。
4Cubaseに録音してあるすべてのMIDIデータを、本体の音源を使ってオーディオデータとして
Cubaseに録音します。
タイムポジションを先頭に設定した状態で、 (録音)ボタンをクリックします。全トラックのMIDIデータが再生
され、オーディオトラックに録音されます。MIDIデータが最後まで再生されたら、 (停止)ボタンをクリックし
て録音を終了します。
5Cubaseのプロジェクト画面において、すべてのMIDIトラックをミュート状態に設定し、オーディ
オトラックを再生して録音したオーディオデータを確認してみましょう。
MIDI
オーディオ
アルペジオ
リズムパターン
(MIDI)
MX49 MX61 MX88
スピーカー コンピューター
コントローラー
Port 1
MIDIOut = off
音源
OUTPUT [L MONO] / [R]
1
2
1
16
DirectMonitor = on
(鍵盤やノブなど)
MIDI Tr
Audio Tr
DAW
USB [TO HOST]
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本機のしくみ
コンピューターと
接続して使う
iOSアプリと
組み合わせて使う
本機の構成
コントローラー部
音源部
エフェクト部
アルペジオ部
ソング/パターン再生部
内部メモリー
MIDI/オーディオ信号の
流れ
コンピューターとの
接続準備
コンピューターを
活用した音楽制作
リファレンス
パフォーマンス
ソング/パターン設定
ファイル
ユーティリティー
リモートモード
28
DAWに本体のアルペジオフレーズをMIDI録音する
ここでは、Cubaseの特定のトラックに本体のアルペジオフレーズをMIDIデータとして録音する手順の例を紹介しま
す。アルペジオフレーズをMIDIデータとして録音することで、難しいフレーズを手弾きで演奏しなくても、本格的な
楽曲データを簡単に作成できます。ここでは、下図の信号の流れになるように設定します。クイックセットアップ機能
を使えば、下図の本体側の接続設定が簡単に行なえます。
本機の設定
1パート1において、録音したいアルペジオタイプを設定し、アルペジオスイッチをオンにします。
パフォーマンス画面 → [EDIT]ボタン → カーソル[d]ボタンで「02: Part」を選択して[ENTER]ボタン → カテ
ゴリーボタンの1([PIANO]ボタン) → カーソル[u]/[d]ボタンで「03: ArpSelect」を選択して[ENTER]ボタ
ン →「Switch」を「on」に、「Category」/「Type」を録音したいアルペジオタイプに設定します。
2パフォーマンス全体に機能するアルペジオスイッチをオンにします。
[ARP]ボタンを押して、ランプを点灯させます。
MIDI
オーディオ
アルペジオ
リズムパターン
(MIDI)
MX49 MX61 MX88
スピーカー
コンピューター
コントローラー
LocalCtrl = on
MIDIOut = on
音源
USB [TO HOST]
OUTPUT [L MONO] / [R]
MIDI Tr
1
2
16
DAW
DirectMonitor = on
(鍵盤やノブなど)
MIDIスルー = オフ
MIDI
クロック
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コンピューターと
接続して使う
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アルペジオ部
ソング/パターン再生部
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MIDI/オーディオ信号の
流れ
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接続準備
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パフォーマンス
ソング/パターン設定
ファイル
ユーティリティー
リモートモード
29
3クイックセットアップ機能を使って、「Arp Rec」(アルペジオレコード)の接続設定をします。
[UTILITY] → [JOB] →「01:QuickSetup」を選択 → [ENTER] →「Type」=「Arp Rec」に設定し、
[ENTER]ボタンを押します。以下のとおり、パラメーターが設定され、アルペジオ演奏を含む演奏データが
DAWに録音される場合の設定になります。
4Cubaseからのシーケンサーを再生/停止させるメッセージを本体で受信しない設定にします。
[EXIT] → [EXIT] →「02:MIDI」を選択 → [ENTER] →「SeqCtrl」= 「out」/「off」に設定します。
5設定を保存し、パフォーマンスのトップ画面に戻ります。
[STORE]ボタンを押して保存が完了したら、[EXIT]ボタンを押してトップ画面に戻ります。
6レイヤー /スプリット機能をオフにします。
[LAYER]ボタンと[SPLIT]ボタンのランプがついている場合は、そのボタンを押してランプを消します。
Cubaseの設定
1Cubaseを起動します。
重要
本機の電源を入れる前にCubaseを起動しても、Cubaseは本機を認識できません。必ず本機の電源を入れてか
らCubaseを起動してください。
2新規プロジェクトを作成します。
プロジェクトアシスト画面の「その他」の欄から「Empty」を選択し、[作成]ボタンを押します。
3MIDIトラックを作成します。
プロジェクト画面で「プロジェクト」メニュー →「トラックを追加」→「MIDI」→ [トラックを追加]をクリック
します。
4作成したMIDIトラックにおいて、MIDIスルー機能が無効になるよう、入出力先を設定します。
インプットを「All MIDI Inputs」に、アウトプットを「未接続」に設定します。作成したトラックにすべての
MIDIデータが入力され、本機には出力されない設定になります。録音されるアルペジオフレーズが本体に出力さ
れてコンピューターとの間でループするのを防ぐために、このトラックにおいてMIDIスルー機能を無効にしてお
きます。
Arp Rec
DirectMonitor (ダイレクトモニタースイッチ) on
LocalCtrl (ローカルコントロール) on
MIDI Sync (MIDIシンク) auto
Clock Out (クロックアウト) off
MIDI Out (アルペジオMIDIアウトプットスイッチ) on
JOB*QuickSetup
c******Type=*Arp*Rec
アウトプット
インプット
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本機の構成
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アルペジオ部
ソング/パターン再生部
内部メモリー
MIDI/オーディオ信号の
流れ
コンピューターとの
接続準備
コンピューターを
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リファレンス
パフォーマンス
ソング/パターン設定
ファイル
ユーティリティー
リモートモード
30
5Cubaseから本機にMIDIクロックが送信されるように設定します。
「トランスポート」メニュー →「プロジェクト 同期設定」を選択し、ダイアログ右下の「MIDIクロック出力先」
の「Yamaha MX49/MX61-1」と「MIDIクロックをプロジェクトに追従」と「常にスタートメッセージを送
信」にチェックを入れ、[OK]をクリックします。Cubaseのテンポに従って本機のアルペジオが再生されるよう
になります。
NOTE 「停止モードでMIDIクロックを送信」の設定は、Cubase上で録音や再生がとまっている(停止モード)ときに、本機の鍵
盤を弾いてアルペジオを再生させるかどうかの設定です。停止モードでもアルペジオを鳴らしたい場合は、「停止モード
でMIDIクロックを送信」にチェックを入れてください。
6アルペジオフレーズを選択中のトラックに録音します。
タイムポジションを先頭に設定した状態で (録音)ボタンをクリックし、本機の鍵盤を弾いてアルペジオ演奏
を再生させます。本機からアルペジオ演奏がMIDI出力され、CubaseのMIDIトラックに録音されます。
演奏が終わったら、 (停止)ボタンをクリックして、録音を終了します。
録音したアルペジオフレーズを再生する
1本機の[ARP]ボタンを押して、パフォーマンスのアルペジオをオフ(ランプ消灯)にします。
2Cubaseのアルペジオフレーズを録音したMIDIトラックにおいて、MIDIスルー機能を有効にしま
す。
アウトプットルーティング欄を「Yamaha MX49/MX61-1」に設定します。トラックに録音したMIDIデータ
が本機に出力される設定になります。
3録音したアルペジオフレーズを再生して確認してみましょう。
タイムポジションを頭に設定した状態で、 (再生)ボタンをクリックします。
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ソング/パターン設定
ファイル
ユーティリティー
リモートモード
31
DAWやVSTi(ソフトウェア音源)を本体からリモートコントロールする
本機には、パネル操作でコンピューター上のDAWソフトウェアやVSTiをコントロールできるリモートコントロール機
能が搭載されています。リモートコントロール機能を活用することで、DAWソフトウェアやVSTiを効率よくコント
ロールしやすくなり、ストレスのないスムーズな音楽制作を実現します。
[DAW REMOTE]ボタンを押すと、本機がリモートモードになり、パネル上の一部のボタンにリモートコントロール
機能が割り当てられます。パネル上のボタンにおいて、白地に黒文字で表記されている機能は、リモートモード時に割
り当てられる機能です。たとえば、リモートモードの場合、[PLAY](R/K)/[STOP](J)ボタンやAI KNOB ([DATA]
ダイアル)をCubaseのトランスポートボタンとして活用できます。リモートコントロール可能なDAWソフトウェア
は、Cubase、Logic、SONAR、Digital Performerの4種類です。
DAWソフトウェアをリモートコントロールするMIDIデータの通信は、主にポート2を使います。
リモートコントロールをするためには、以下の設定を行なってください。
NOTE 各設定の前に、お使いのコンピューターにYamaha Steinberg USBドライバーとMX49/MX61 Remote Toolsをインス
トールしてください。
本機の設定
1本機とコンピューターをUSBケーブルで接続します(19ページ)。
2[DAW REMOTE]ボタンを押して、リモートモードに入ります。
3[UTILITY]ボタンを押してUTILITY Remote画面を表示させ、「DAW Select」をお使いの
DAWソフトウェアに設定します。
4[STORE]ボタンを押して、本体に保存します。
5[EXIT]ボタンを押して、ユーティリティー画面から抜けます。
DAWソフトウェア (Cubaseなど)
コンピューター
VSTi
MX49/MX61
Extension
MX49/MX61
Remote Editor
ノートオン/オフ、コントロールチェンジ
Remoteコントロール
VSTインストゥルメント
パラメーター (名称、値)
MX49 MX61 MX88
パラメーター
MX49 MX61 MX88
本体
Port1
Port2
Port5
UTILITY*Remote*****
a
2
DAW*Select=**Cubase
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コンピューターと
接続して使う
iOSアプリと
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アルペジオ部
ソング/パターン再生部
内部メモリー
MIDI/オーディオ信号の
流れ
コンピューターとの
接続準備
コンピューターを
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リファレンス
パフォーマンス
ソング/パターン設定
ファイル
ユーティリティー
リモートモード
32
DAWソフトウェアの設定
本体と接続したコンピューター上のDAWソフトウェアを起動します。起動後の設定については、DAWソフトウェアご
とに説明します。
NOTE WindowsでDAWソフトウェアをご使用の場合において、コンピューターと本機の接続が使用途中で切れたときは、接続をや
り直したあと、DAWソフトウェアを再起動してください。
NOTE 各DAWソフトウェアの対応バージョンについては、取扱説明書の「仕様」をご参照ください。
NOTE ご利用のDAWのバージョンやコンピューター環境によっては、機能に制限が生じる場合がありますのでご了承ください。
■ Cubase
MX49/MX61 Remote Toolsをインストールしておくと、本機とコンピューターをUSBケーブルで接続しただけで
自動的に設定が完了します。
■ SONAR
1SONARのメニューから[編集] → [環境設定] →「MIDI」の[デバイスの選択]を開きます。
2「入力」と「出力」それぞれに「Yamaha MX Series-2」を加えます。
3SONARのメニューから[編集] → [環境設定] → [コントロールサーフェス]を開きます。
4[+]ボタンをクリックして、「Mackie Control」を選択し、入力ポートと出力ポートを「Yamaha MX Series-2」
に設定します。
■ Digital Performer
1あらかじめコンピューター (Mac)のAudio/MIDI設定で、本機のインターフェース側のポート2と、音源側のポー
ト2を接続しておきます。音源側のポートが1つの場合は、音源側に新規ポートを追加して、インターフェースと
接続してください。
2Digital Performerのメニューから[セットアップ] → [コントロールサーフェイスの設定]でコントロールサーフェ
イス画面を開きます。
3[+]ボタンを押します。
4ドライバの欄で「Mackie Control」を選びます。
5「ユニット」と「MIDI」を選択する欄が開くので、「ユニット」で「Mackie Control」を選択し、「MIDI」で
「MX49/MX61新規ポート2」を選びます。
■Logic Pro
1Logic Proのメニューから[環境設定] → [コントロールサーフェス設定]を選択して、設定画面を開きます。
2メニューの[新規] → [インストール]を選択します。
3モデルリストから、「Mackie Control」を選択して追加します。
4入力ポートと出力ポートに「Yamaha MX Series Port2」を設定します。
NOTE Mackie Controlは、Mackie Designs Inc.の商標です。
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33
Cubase上のVSTiをリモートコントロールする
ここでは、Cubase上のVSTiを本体からのリモートコントロールで設定する例を紹介します。
1本機のクイックセットアップ機能を使って、「DAW Rec」(DAWレコード)の接続設定をします。
[UTILITY] → [JOB] →「01:QuickSetup」を選択 → [ENTER] →「Type」=「DAW Rec」に設定し、
[ENTER]ボタンを押します。ローカルコントロール(65ページ)がオフになり、本体の演奏データ(アルペジオ演
奏以外)がDAWに録音できる設定になります。
2「本機の設定」(31ページ)に従って、Cubaseを使用する設定にします。
3新規プロジェクトを作成します。
プロジェクトアシスト画面の「その他」の欄から「Empty」を選択し、[作成]ボタンを押します。
4本機の[ADD INST TRACK]([SYN COMP])ボタンを押して、Cubaseのプロジェクト画面に
「インストゥルメントトラックを追加」ダイアログを表示させます。
5本機のカーソルボタンを使ってVSTiを選択します。
本機のカーソル[V]ボタンを押してVSTiのリストを表示させ、カーソル[V]/[>]ボタンを使って使用したいVSTi
にフォーカスを移動させ、[ENTER]ボタンを押します。ここでは「HALionSonic SE」を選びましょう。
6本機の[ENTER] ボタンを押して、「インストゥルメントトラックを追加」ダイアログを閉じます。
Cubaseのプロジェクト画面にインストゥルメントトラックが作られ、本機上では「HALion Sonic SE」のコン
トロールテンプレートが自動的に選択されます。
HINT
本機では、主要なVSTインストゥルメント(VSTi)をリモートコントロールするためのコントロールテンプレート
が用意されています。テンプレートを使うと、現在使用しているVSTiの操作に最適な機能が本体上のノブ[A]∼
[D]に割り当てられます。リモート対象のDAWがCubaseの場合、Cubase上でVSTiを切り替えると、本機上の
コントロールテンプレートも連動して切り替わります。リモート対象のDAWがCubase以外の場合は、DAW上
のVSTインストゥルメントに合わせてコントロールテンプレートを手動で切り替える必要があります。本機のリ
モートモードの設定については、70ページをご参照ください。
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流れ
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パフォーマンス
ソング/パターン設定
ファイル
ユーティリティー
リモートモード
34
7本機の[VSTi WINDOW] ([CHROMATIC PERCUSSION])ボタンを押して、選択したインス
トゥルメントトラックのVSTiウィンドウを開きます。
8本機の[INC/YES]/[DEC/NO]ボタンを押してVSTiのプログラムを選択します。
9本機の鍵盤を使ってVSTiを演奏したり、ノブ[A]∼[D]を使ってパラメーターをコントロールして
みましょう。
コントロールテンプレートを編集したり、新たなテンプレートを作成したい場合は、MX49/MX61 Remote
Editorを利用します。MX49/MX61 Remote Editorの操作方法について詳しくは、Remote Editorに付属の
PDFマニュアルをご参照ください。
本機ではほかにもさまざまなリモートコントロールが可能です。詳細については、「リモートコントロール機能一覧」
をご参照ください。
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パフォーマンス
ソング/パターン設定
ファイル
ユーティリティー
リモートモード
35
リモートコントロール機能一覧
リモートモードでは、本機のノブやボタンを使って、DAW上のさまざまな機能を操作できます。
NOTE ご利用のDAWのバージョンやコンピューター環境によっては、機能に制限が生じる場合がありますのでご了承ください。
トランスポート操作
[PLAY]([R/K])ボタンと[STOP]([J])ボタンがDAWのトランスポートと
して働きます。
プログラムチェンジ機能
[DEC/NO]/[INC/YES]が選択中のトラックのプログラムチェンジとして働きます。選択中のトラックがVSTiを設定
したインストゥルメントトラックやMIDIトラックの場合、VSTiのプリセットプログラムを切り替えます。VSTiが設
定されていないインストゥルメントトラックやMIDIトラック、オーディオトラックの場合、トラックのプリセットプ
ログラムを切り替えます。リモート対象のDAWがCubaseの場合、本機の「PrgChgMode」(68ページ)の設定に
よって次のとおり動作が異なります。
リモート対象のDAWがCubase以外の場合は、「PrgChgMode」の設定は常に「PC」に固定されます。
NOTE DAW上で複数のトラックが選択されている場合は、先頭のトラックに対してプログラムチェンジが機能します。
カテゴリーボタンによる操作
カテゴリーボタンを使って、DAW上の機能を操作できます。
■ [ORGAN]ボタン∼[SAX/WOODWIND]ボタン
これらのボタンには任意の機能を割り当てることができます。初期設定では何も割り当てられていません。
Cubaseの場合、機能の割り当ては、「デバイス」メニュー →「デバイス設定」 →「リモートデバイス」の
「Yamaha MX49/MX61」を選択し、「ユーザーコマンド」欄で各ボタンの機能を設定します。
「PrgChgMode」の設定 機能
remote [INC/YES]で1つあとのプログラムを、[DEC/NO]で1つ前のプログラムを選択します。
PC [INC/YES]/[DEC/NO]により、プログラムチェンジのMIDIメッセージが送られます。ただし、
VST3のVSTインストゥルメントの場合は、[INC/YES]/[DEC/NO]によるプログラムの切り替えは
できません。
auto 選択されているトラックが MIDI トラックで、かつ出力が VSTインストゥルメントではない場合に
「PC」と同じ動作になり、それ以外は「remote」と同じ動作になります。
再生停止
ユーザーコマンド
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流れ
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パフォーマンス
ソング/パターン設定
ファイル
ユーティリティー
リモートモード
36
■ [ADD INST TRACK]([SYN COMP])ボタン∼[DELETE]([ETHNIC])ボタン
リモート対象のDAWがCubaseの場合は、[ADD INST TRACK]([SYN COMP])ボタン∼[DELETE]([ETHNIC])
ボタンに固定の機能が割り当てられています。次の表のとおり、Cubase上の最適な機能が各ボタンに割り当てら
れています。
NOTE リモート対象のDAWがCubase以外の場合でも[ADD INST TRACK]ボタン∼[DELETE]ボタンにDAW上の機能が割り
当てられますが、最適な機能が割り当てられていない可能性があります。この場合は、あらかじめDAW上で任意の機能を
割り当てたうえで、[ADD INST TRACK]ボタン∼[DELETE]ボタンをご利用ください。ただし、リモート対象のDAWが
Digital Performarの場合は、これらのボタンは機能しません。
複数のトラックが選択されている場合は、以下の点にご注意ください。
• [VSTi WINDOW]は先頭のトラックが対象になります。
• [EDIT CH SET]は先頭のトラックのみ選択状態となり、そのトラックが対象になります。
• [AUTOMATION READ]、[AUTOMATION WRITE]、[DELETE]は選択中のすべてのトラックが対象になります。
ノブ[A]∼[D]による操作
ノブ[A]∼[D]を使って、選択中のトラックのパラ
メーターやVSTi上のパラメーターをコントロー
ルできます。ノブ[A]∼[D]には、現在使用してい
るVSTiの操作に最適な機能がコントロールテン
プレートとして割り当てられます。1つのコント
ロールテンプレートには、ノブ[A]∼[D]に割り当
てる機能が3セット用意されており、[KNOB
FUNCTION]ボタンによってそのセットを切り替
えます。
カーソル移動、取消/確定の操作
カーソル[<]/[u]/[d]/[>]ボタンは、DAW上でも上下左右にカーソルを移動させる
ボタンとして動作します。また、[EXIT]ボタンはコンピューターの[Esc]キーとし
て、[ENTER]ボタンはコンピューターの[Enter]キーとして動作します。
ボタン 機能
[ADD INST TRACK] インストゥルメントトラック追加用ダイアログの表示/非表示を切り替えます。
[VSTi WINDOW]
選択したトラックに設定されているVSTインストゥルメントの画面の表示/非表示を切り替えます。
[EDIT CH SET] 選択したトラックのチャンネル設定画面の表示/非表示を切り替えます。
[AUTOMATION READ] 選択したトラックのAutomation Read ON/OFFを切り替えます。
[AUTOMATION WRITE] 選択したトラックのAutomation Write ON/OFFを切り替えます。
[DELETE] 削除します。
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リモートモード
37
AI KNOBによる操作
Cubaseの任意のパラメーター操作、プロジェクトの現在位置の移動などを行ないます。
1AI KNOB
本体の[DATA]ダイアルはAI KNOBとして動作します。AI KNOBは、Cubaseの主要な画面およびプラグインソフト
ウェアの任意のパラメーターをコントロールしたり、ジョグ/シャトル操作として使用したりできる、マルチファンク
ションノブとして動作します。また[JOG]([SYN LEAD])ボタンと[LOCK]([PAD/CHOIRS])ボタンのオン/オフ状態
に応じて、AI KNOBで操作可能なパラメーターが変化します。[JOG]ボタンおよび[LOCK]ボタンがオフのときは、
Cubase上でマウスポインターを合わせたパラメーターを調節できます。
2[JOG]ボタン
AI KNOBでタイムポジションスライダーを操作する、ジョグシャトル機能のオン/オフを切り替えます。[JOG]ボタン
をオンにすると、AI KNOBを回してプロジェクトの現在位置を移動できます。[JOG]ボタンをオンにした状態で
[LOCK]ボタンをオンにすると、ノブから手を離したあとも現在位置の移動を続けられます。移動をやめたい場合は、
AI KNOBを逆向きに少し回すか、[STOP]ボタンを押します。
23
1
マウスポインターを合わせたパラメーターを調節
タイムポジション
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
本機のしくみ
コンピューターと
接続して使う
iOSアプリと
組み合わせて使う
本機の構成
コントローラー部
音源部
エフェクト部
アルペジオ部
ソング/パターン再生部
内部メモリー
MIDI/オーディオ信号の
流れ
コンピューターとの
接続準備
コンピューターを
活用した音楽制作
リファレンス
パフォーマンス
ソング/パターン設定
ファイル
ユーティリティー
リモートモード
38
3[LOCK]ボタン
AI KNOBで操作するパラメーターを固定します。Cubaseの操作したいパラメーターにマウスポインターを合わせて
ボタンをオンにすると、以降はマウスポインター位置にかかわらず、ロックしたパラメーターを操作できます。ボタン
をオフにすれば、すぐにロックを解除して、ほかのパラメーターを操作できます。
パラメーターをロック
マウスポインターの位置にかかわらずパラメーターを調節
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
本機のしくみ
コンピューターと
接続して使う
iOSアプリと
組み合わせて使う
本機の構成
コントローラー部
音源部
エフェクト部
アルペジオ部
ソング/パターン再生部
内部メモリー
MIDI/オーディオ信号の
流れ
コンピューターとの
接続準備
コンピューターを
活用した音楽制作
リファレンス
パフォーマンス
ソング/パターン設定
ファイル
ユーティリティー
リモートモード
39
iOSアプリケーションと組み合わせて使う
別売のi-MX1を使って本機とiPad/ iPhone/ iPod Touchを接続すると、本機をiOSアプリケーションと組み合わせて
使用でき、楽器の楽しみ方がひろがります。本機とiPad/ iPhone/ iPod Touchの接続の仕方については、i-MX1の
取扱説明書をご覧ください。また、本機に対応しているiPad/ iPhone/ iPod Touchのアプリケーションおよびアプ
リケーションの動作環境については、以下サイトからご確認ください。
http://jp.yamaha.com/kbdapps/
NOTE iPhone/iPadのアプリケーションと一緒に使用する場合は、通信によるノイズを避けるため機内モードをオンにしてお使いい
ただくことをお勧めします。
MIDI IN
MIDI IN
MIDI OUT
MIDI OUT
iPhone
i-MX1
Song/Pattern File Utility RemotePerformance
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
パフォーマンス
パフォーマンスプレイ
パフォーマンスセレクト
パフォーマンスパートセレクト
パフォーマンスエディット
コモンエディット
Chorus Eff
Reverb Eff
Master EQ
Arp Switch
General
Name
パートエディット
Play Mode
Filter/EG
Arp Select
Receive Switch
ボイスエディット
Voice Insert Eff /
DrumKit Insert Eff
Voice LFO
Voice Ctrl Set
DrumKit Ctrl Set
Voice Name
DrumKit Name
ボイスジョブ
ボイスストア
パフォーマンスジョブ
Initialize
Recall
Copy
Bulk
パフォーマンスストア
補足説明
40
リファレンス
パフォーマンス
パフォーマンスは、複数のボイスを重ねて鳴らすための音色セットです。最大2つのボイスを組み合わせて重厚なサウ
ンドで手弾き演奏したり、外部シーケンサーやMIDIデータを使用してマルチ音源として演奏できます。パフォーマン
スプレイ、パフォーマンスセレクト、パフォーマンスパートセレクト、パフォーマンスエディット、パフォーマンス
ジョブ、パフォーマンスストアの6つに分類して、各パラメーターを説明します。
パフォーマンスプレイ
本機のトップ画面に当たるパフォーマンスプレイでは、パフォーマンスのパート1とパート2の音色(ボイス)
を選んで演
奏するほか、2つのパートのボイスを重ねて鳴らしたり(Layer)、右と左の鍵域に分けて鳴らす(Split)こともできます。
1パフォーマンスナンバー
現在選択中のパフォーマンスナンバーが、常に表示されます。パフォーマンスのパラメーター設定を変更した場合は、
画面右下に「 . 」が表示されます。この表示により、選択中のプログラムが設定を変更された状態にあり、まだ保存さ
れていないことを確認できます。現在の状態を保存するには、パフォーマンスストア(56ページ)を行ないます。保存
すると、この表示は消えます。
2パート1のボイス
3パート2のボイス
選択中のパフォーマンスのパート1/パート2に割り当てられているボイスを表示/設定します。左から、ボイスカテゴ
リー、ボイスナンバー、ボイス名が表示されます。ボイスナンバーの先頭に「u」がついているボイスは、ユーザーボ
イスです。各カテゴリーにおいて、ユーザーボイスが作成されている場合、各カテゴリー内のプリセットボイスのあと
にユーザーボイスが続きます。カーソル(c)は、選択中のパートの行に表示されます。
4[2](エディット)マーク
パート1/2に割り当てられているボイスが編集(ボイスエディット)されている場合、この画面においてボイス名の右側
に[E](エディット)マークが表示されます。この表示により、ボイスが設定を変更された状態にあり、まだ保存されて
いないことを確認できます。現在の状態を保存するにはボイスストア(53ページ)を行ないます
5鍵盤アイコン
鍵盤を弾くと、発音中のパートの右端に鍵盤アイコンが表示されます。レイヤー機能がオンになっている場合は、鍵盤
を弾くとパート1とパート2の両方が発音するので、両方に鍵盤アイコンが表示されます。スプリット機能がオンに
なっている場合は、スプリットポイント(45ページ)から右側の鍵盤を弾くとパート1に、左側の鍵盤を弾くとパート2
に鍵盤アイコンが表示されます。
手順 [EXIT] ボタンを何度か押してパフォーマンスプレイ画面を表示 → カーソル[∧]/[∨]ボタンでパート
1/2を選択 → [DATA]ダイアルでボイスを選択
AP
STR:081:AmbmPizza
001:CncrtGrandc
n2
2n
2
3
154
Song/Pattern File Utility RemotePerformance
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
パフォーマンス
パフォーマンスプレイ
パフォーマンスセレクト
パフォーマンスパートセレクト
パフォーマンスエディット
コモンエディット
Chorus Eff
Reverb Eff
Master EQ
Arp Switch
General
Name
パートエディット
Play Mode
Filter/EG
Arp Select
Receive Switch
ボイスエディット
Voice Insert Eff /
DrumKit Insert Eff
Voice LFO
Voice Ctrl Set
DrumKit Ctrl Set
Voice Name
DrumKit Name
ボイスジョブ
ボイスストア
パフォーマンスジョブ
Initialize
Recall
Copy
Bulk
パフォーマンスストア
補足説明
41
パフォーマンスセレクト
本体に内蔵されている複数のパフォーマンスを選択します。
1パフォーマンスナンバー
選択中のパフォーマンスのナンバーが表示されます。[DATA]ダイアル、[INC/YES]/[DEC/NO]ボタンを使うと、別
のナンバーのパフォーマンスに変更できます。
2パフォーマンスグループ
選択中のパフォーマンスのグループ(A∼H)が表示されます。[SHIFT]ボタンを押しながら[DATA]ダイアルまたは
[INC/YES]/[DEC/NO]ボタンを使うと、別のグループのパフォーマンスに変更できます。
3パフォーマンスネーム
選択中のパフォーマンスの名前が表示されます。
パフォーマンス パートセレクト
選択中のパフォーマンスのパート1∼16のうち1つのパートを選択して演奏できる画面です。パートの選択だけでな
く、パートに割り当てるボイスを変更したり、ボリュームやパンなどの一部のパートパラメーターの編集もこの画面で
できます。パフォーマンスパートセレクト画面は複数のページで構成されています。
NOTE パートセレクトで編集できるパラメーターは、パートエディットの同名のパラメーターと連動しています。
1ページ目
1ボイス
選択中のパートに割り当てられているボイスのカテゴリー、ナンバー、名前が表示されます。[DATA]ダイアルまたは
[INC/YES]/[DEC/NO]ボタンを使うことで、選択中のボイスのカテゴリーを変更できます。また、カーソル[d]ボタ
ンを1回押すと、画面内のカーソルがカテゴリーからナンバーに移動し、ボイスナンバーの変更が可能になります。
2ページアイコン
複数のページが存在していることを示すアイコンで、カーソル[d]ボタンを押すと、下のページが画面に表示されるこ
とを示しています。
3パート1∼16
カーソル[<]/[>]ボタンまたはカテゴリーボタン([1]∼[16])を押してパートを選択します。アンダーライン(_)がつい
ている数字のパートが選択中のパートです。
手順 PERFORMANCE [SELECT]ボタン → [DATA]ダイアルでパフォーマンスを選択
手順 [PART SELECT]ボタン → カーソル[<]/[>]ボタンでパートを選択 → パラメーター編集
PerformanceaSelect
c001(A01):MXCategory
1 2 3
a3tyuiop@000123456789
APA:A001:CncrtGrand
1
2 3
Song/Pattern File Utility RemotePerformance
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
パフォーマンス
パフォーマンスプレイ
パフォーマンスセレクト
パフォーマンスパートセレクト
パフォーマンスエディット
コモンエディット
Chorus Eff
Reverb Eff
Master EQ
Arp Switch
General
Name
パートエディット
Play Mode
Filter/EG
Arp Select
Receive Switch
ボイスエディット
Voice Insert Eff /
DrumKit Insert Eff
Voice LFO
Voice Ctrl Set
DrumKit Ctrl Set
Voice Name
DrumKit Name
ボイスジョブ
ボイスストア
パフォーマンスジョブ
Initialize
Recall
Copy
Bulk
パフォーマンスストア
補足説明
42
2ページ目以降
1パートナンバー
選択中のパートナンバーが表示されます。
2パートパラメーター
編集対象のパラメーター名と、選択中のパートにおけるパラメーターの設定値が表示されます。1ページごとにパラ
メーターが1つずつ表示されます。[DATA]ダイアルまたは[INC/YES]/[DEC/NO]ボタンを使って、選択中のパート
の設定値を変更できます。
3ページアイコン
複数のページが存在していることを示すアイコンで、カーソル[u]/[d]ボタンを押すと、上/下のページが画面に表示
されることを示しています。
4パート1∼16のパラメーター設定値
2で表示されているパラメーターの各パートにおける設定値が絵で表示されます。[DATA]ダイアルまたは[INC/YES]
/[DEC/NO]ボタンを使って、選択中のパートの設定値を変更できます。カーソル[<]/[>]ボタンを押してパートの変
更もできます。
パラメーター名
説明
Pan
(パン)
各パートのパン(ステレオ定位)を設定します。
設定値: L63 (左端)∼C (センター )∼R63 (右端)
Volume
(ボリューム)
各パートの音量を設定します。ここでの設定により、各パートの音量バランスを調節できます。
設定値: 0 ∼ 127
ChoSend
(コーラスセンド)
各パートのコーラスエフェクトへ送る信号の量を設定します。ここでの設定により、パート間のコーラスセン
ドのバランスを調節します。
設定値: 0 ∼ 127
RevSend
(リバーブセンド)
各パートのリバーブエフェクトへ送る信号の量を設定します。ここでの設定により、パート間のリバーブセン
ドのバランスを調節します。
設定値: 0 ∼ 127
DryLevel
(ドライレベル)
各パートのシステムエフェクト(コーラス、リバーブ)をかけない信号(ドライ出力)の量を設定します。
この設定により、パート間のドライレベルのバランスを調節します。
設定値: 0 ∼ 127
InsSw
(インサーション
エフェクトスイッチ)
各パートにインサーションエフェクトをかけるかを設定します。本体に搭載されているインサーションエフェ
クトは、最大で4パートまでかけることができます。
設定値: off、on
ArpSw
(アルペジオスイッチ)
各パートのアルペジオを有効にするかを設定します。アルペジオは最大で2パートまでオンにできます。
設定値: off、on
dqqqfghjkl;jjjjjjjjj
3
Part01*******Pan=C
1
3 4
2
(2ページ目)
Song/Pattern File Utility RemotePerformance
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
パフォーマンス
パフォーマンスプレイ
パフォーマンスセレクト
パフォーマンスパートセレクト
パフォーマンスエディット
コモンエディット
Chorus Eff
Reverb Eff
Master EQ
Arp Switch
General
Name
パートエディット
Play Mode
Filter/EG
Arp Select
Receive Switch
ボイスエディット
Voice Insert Eff /
DrumKit Insert Eff
Voice LFO
Voice Ctrl Set
DrumKit Ctrl Set
Voice Name
DrumKit Name
ボイスジョブ
ボイスストア
パフォーマンスジョブ
Initialize
Recall
Copy
Bulk
パフォーマンスストア
補足説明
43
パフォーマンスエディット
パフォーマンスを作り変えるパフォーマンスエディットは、すべてのパートに共通するパラメーターを設定する「コモ
ンエディット」と、パートごとの設定をする「パートエディット」の2種類に分かれます。また「パートエディット」
の中で、パートに割り当てたボイスのパラメーターを設定する「ボイスエディット」もできます。
コモンエディット
1Common
コモンエディットであることを示しています。
2編集画面
コモンエディットの中の選択中の編集画面名が表示されます。
3ページアイコン
複数のページが存在していることを示すアイコンで、カーソル[u]/[d]ボタンを押すと、上/下のページが画面に表示
されることを示しています。
4パラメーター
編集対象のパラメーターを表示します。1ページごとにパラメーターが1つずつ表示されます。[DATA]ダイアルまた
は[INC/YES]/[DEC/NO]ボタンで、パラメーター値を変更できます。
手順 [EDIT]ボタン → カーソル[u]ボタンで「01:Common」を選択 → [ENTER]ボタン → カーソル[u]/
[d]ボタンで編集画面を選択 → [ENTER]ボタン → 選択した編集画面でパラメーター編集
Chorus Eff (コーラスエフェクト)
パラメーター名
説明
コーラスカテゴリー
コーラスタイプ
コーラスエフェクトのカテゴリーとタイプを設定します。
設定値: 設定できるエフェクトカテゴリーとタイプについては別PDFファイル「データリスト」を、各エフェ
クトタイプの詳しい解説については別PDFファイル「シンセサイザーパラメーターマニュアル」をご参照く
ださい。
Preset
(エフェクトプリセッ
ト)
エフェクトタイプごとに用意されているエフェクトパラメーターのプリセットを選択できます。プリセット
を変更することで、エフェクトの設定を変えることができます。
NOTE
各エフェクトタイプのプリセットについては、別PDFファイル「データリスト」をご参照ください。
エフェクトパラメー
ター
エフェクトパラメーターは、選ばれているエフェクトタイプによって異なります。各エフェクトタイプで設
定できるエフェクトパラメーターについては別PDFファイル「データリスト」を、各エフェクトパラメー
ターの詳しい解説については別PDFファイル「シンセサイザーパラメーターマニュアル」をご参照ください。
Reverb Eff (リバーブエフェクト)
パラメーター名
説明
リバーブカテゴリー
リバーブタイプ
リバーブエフェクトのカテゴリーとタイプを設定します。
設定値: 設定できるエフェクトカテゴリーとタイプについては別PDFファイル「データリスト」を、各エフェ
クトタイプの詳しい解説については別PDFファイル「シンセサイザーパラメーターマニュアル」をご参照く
ださい。
Common0General
aKeyboardMode=single
1
3 4
2
Song/Pattern File Utility RemotePerformance
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
パフォーマンス
パフォーマンスプレイ
パフォーマンスセレクト
パフォーマンスパートセレクト
パフォーマンスエディット
コモンエディット
Chorus Eff
Reverb Eff
Master EQ
Arp Switch
General
Name
パートエディット
Play Mode
Filter/EG
Arp Select
Receive Switch
ボイスエディット
Voice Insert Eff /
DrumKit Insert Eff
Voice LFO
Voice Ctrl Set
DrumKit Ctrl Set
Voice Name
DrumKit Name
ボイスジョブ
ボイスストア
パフォーマンスジョブ
Initialize
Recall
Copy
Bulk
パフォーマンスストア
補足説明
44
パフォーマンス全体の音質を補正します。 5バンドの帯域(Low、Lo-Mid、Mid、Hi-Mid、High)で、それぞれの周波
数付近の信号レベルを増減させます。
Preset
(エフェクトプリセッ
ト)
エフェクトタイプごとに用意されているエフェクトパラメーターのプリセットを選択できます。プリセット
を変更することで、エフェクトの設定を変えることができます。
NOTE
各エフェクトタイプのプリセットについては、別PDFファイル「データリスト」をご参照ください。
エフェクトパラメー
ター
エフェクトパラメーターは、選ばれているエフェクトタイプによって異なります。各エフェクトタイプで設
定できるエフェクトパラメーターについては別PDFファイル「データリスト」を、各エフェクトパラメー
ターの詳しい解説については別PDFファイル「シンセサイザーパラメーターマニュアル」をご参照ください。
Master EQ (マスター EQ)
パラメーター名
説明
Shape
(シェイプ)
イコライザーのLOW (ロー )とHIGH (ハイ)を、シェルビングタイプ(特定の周波数以下あるいは以上の信号を
盛り上げたり削ったりするタイプ)で使用するか、ピーキングタイプ(特定の周波数帯の信号を盛り上げたり
削ったりするタイプ)で使用するかを設定します。
設定値: shelv (シェルビングタイプ)、peak (ピーキングタイプ)
shelv
peak
Freq
(フリケンシー )
ブースト/カットしたい中心周波数を設定します。
設定値: LOW (ロー )の場合: シェルビング32Hz∼2.0kHz、ピーキング63Hz∼2.0kHz
LOWMID (ローミッド)、MID (ミッド)、HIGHMID (ハイミッド)の場合:100Hz∼10kHz
HIGH (ハイ)の場合: 500Hz ∼16kHz
Gain
(ゲイン)
Freqで設定された中心周波数帯域の信号レベルを設定します。
設定値: -12dB∼+0dB∼+12dB
Q
(周波数特性)
Freqで設定された周波数を中心に、ブースト/カットする帯域幅を設定します。これにより、さまざまな周波
数特性カーブを作成できます。
設定値: 0.1 ∼12.0
NOTE
イコライザーのしくみについては、別PDFファイル「シンセサイザーパラメーターマニュアル」をご参照く
ださい。
パラメーター名
説明
Low HighHi-MidMidLo-Mid
–
+
0
ゲイン
(Gain)
Q (周波数特性)
5バンドの帯域
周波数
(Frequency)
–
+
0
–
+
0
周波数
EQ Low EQ High
周波数
ゲイン
フリケンシー
ゲイン
フリケンシー
–
+
0
周波数
ゲイン
フリケンシー
Song/Pattern File Utility RemotePerformance
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
パフォーマンス
パフォーマンスプレイ
パフォーマンスセレクト
パフォーマンスパートセレクト
パフォーマンスエディット
コモンエディット
Chorus Eff
Reverb Eff
Master EQ
Arp Switch
General
Name
パートエディット
Play Mode
Filter/EG
Arp Select
Receive Switch
ボイスエディット
Voice Insert Eff /
DrumKit Insert Eff
Voice LFO
Voice Ctrl Set
DrumKit Ctrl Set
Voice Name
DrumKit Name
ボイスジョブ
ボイスストア
パフォーマンスジョブ
Initialize
Recall
Copy
Bulk
パフォーマンスストア
補足説明
45
パート1とパート2の両方に効果するパラメーターを設定する画面です。
Arp Switch (アルペジオスイッチ)
パラメーター名
説明
Switch
(アルペジオ コモン
スイッチ)
選択中のパフォーマンスにおいて、アルペジオを有効にするかを設定します。この設定は[ARP]ボタンの設
定と連動します。
設定値: off、on
Tempo
(テンポ)
選択中のパフォーマンスに設定されているアルペジオのテンポを設定します。
設定値: 5 ∼ 300
NOTE
アルペジオのテンポをDAWソフトウェア/外部MIDI機器のテンポと同期させるには、ユーティリティーの
MIDI画面の「MIDI Sync」(66ページ)を「external」/「auto」に設定します。「MIDI Sync」を
「external」に設定した場合、または「auto」に設定して外部クロックを受信している場合、「Tempo」の
設定値は「EXT」となり、変更できません。
NOTE
[TEMPO]ボタンを押して、テンポ画面でテンポを設定することもできます。また、[TEMPO]ボタンを何度
か押して、その速さでテンポを設定することもできます(タップテンポ機能)。
SyncQtzValue
(アルペジオ シンク
ロ クオンタイズ
バリュー )
複数のアルペジオを再生する際、再生中のアルペジオに対して、次のアルペジオをスタートさせるタイミン
グを調整します。「off」に設定すると、各パートに割り当てられたボイスを鳴らすタイミングと同時に、アル
ペジオが再生されます。表示される数値はクロックを表しています。
設定値: off、60 (32分音符)、80 (16分3連音符)、120 (16分音符)、160 (8分3連音符)、240 (8分音
符)、320 (4分3連音符)、480 (4分音符)
General (ジェネラル)
パラメーター名
説明
KeyboardMode
(キーボードモード)
パート1とパート2の鍵盤の発音方式を設定します 。
設定値: single (シングル)、layer (レイヤー)、split (スプリット)
single .......... パート1とパート2の選択されたパートだけが発音する状態です。
layer ............. パート1とパート2の音が重なって発音する状態です。両パートのノートリミットが全鍵域に設
定されます。
split..............「SplitPoint」で設定されたノートを境にして、高音部(右側)の鍵盤を弾くとパート1が、低音
部(左側)の鍵盤を弾くとパート2が発音する状態です。
SplitPoint
(スプリットポイント)
パート1とパート2の発音鍵域をスプリットするノートナンバーを設定します。
設定値: C♯-2∼G8
NOTE
「KeyboardMode」=「Split」に設定されている場合に、[SPLIT]ボタンを押しながら鍵盤を押すことでも
ノートナンバーを設定できます。
Cutoff
(カットオフ)
フィルターのカットオフ周波数を設定します。パート1とパート2に設定しているフィルターに対して共通に効
果します。
設定値: -64∼+0∼+63
Resonance
(レゾナンス)
カットオフ周波数付近の信号の音量を持ち上げて、音色を作り変えます。パート1とパート2に設定している
フィルターに対して共通に効果します。
設定値: -64∼+0∼+63
ChoSend
(コーラスセンド)
パート1とパート2のコーラスエフェクトへ送る信号の量を共通して調整します。
設定値: 0∼127
RevSend
(リバーブセンド)
パート1とパート2のリバーブエフェクトへ送る信号の量を共通して調整します。
設定値: 0∼127
Attack
(アタックタイム)
鍵盤を弾いてから音量が最大になるまでの時間を、パート1とパート2に対して共通に設定します。
設定値: -64∼+0∼+63
Decay
(ディケイタイム)
音量が最大になったあとの音量変化の時間を、パート1とパート2に対して共通に設定します。
設定値: -64∼+0∼+63
Sustain
(サステインレベル)
鍵盤を押さえている間持続し続ける音量を、パート1とパート2に対して共通に設定します。
設定値: -64∼+0∼+63
Release
(リリースタイム)
鍵盤を離してから音が消えるまでの時間を、パート1とパート2に対して共通に設定します。
設定値: -64∼+0∼+63
Song/Pattern File Utility RemotePerformance
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
パフォーマンス
パフォーマンスプレイ
パフォーマンスセレクト
パフォーマンスパートセレクト
パフォーマンスエディット
コモンエディット
Chorus Eff
Reverb Eff
Master EQ
Arp Switch
General
Name
パートエディット
Play Mode
Filter/EG
Arp Select
Receive Switch
ボイスエディット
Voice Insert Eff /
DrumKit Insert Eff
Voice LFO
Voice Ctrl Set
DrumKit Ctrl Set
Voice Name
DrumKit Name
ボイスジョブ
ボイスストア
パフォーマンスジョブ
Initialize
Recall
Copy
Bulk
パフォーマンスストア
補足説明
46
選択中のパフォーマンスの名前を設定します。カーソル[<]/[>]ボタンで文字入力位置を選択し、[DATA]ダイアルま
たは[INC/YES]/[DEC/NO]ボタンで文字を変更します。英数字を使って最大10文字で設定できます。
Volume
(ボリューム)
パート1とパート2に共通する音量を設定します。
設定値: 0∼127
Pan
(パン)
パート1とパート2に共通するパン(ステレオ定位)を設定します。
設定値: L63∼C∼R63
Assign1
(アサイン1)
Assign2
(アサイン2)
ASSIGN 1/2に割り当てた機能の設定値を相対的に増減します。
設定値: -64∼+0∼+63
NOTE
ASSIGN 1/2の機能は、ボイスエディットのCtrl Set画面(52ページ)で設定します。
Name (パフォーマンスネーム)
パラメーター名
説明
Song/Pattern File Utility RemotePerformance
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
パフォーマンス
パフォーマンスプレイ
パフォーマンスセレクト
パフォーマンスパートセレクト
パフォーマンスエディット
コモンエディット
Chorus Eff
Reverb Eff
Master EQ
Arp Switch
General
Name
パートエディット
Play Mode
Filter/EG
Arp Select
Receive Switch
ボイスエディット
Voice Insert Eff /
DrumKit Insert Eff
Voice LFO
Voice Ctrl Set
DrumKit Ctrl Set
Voice Name
DrumKit Name
ボイスジョブ
ボイスストア
パフォーマンスジョブ
Initialize
Recall
Copy
Bulk
パフォーマンスストア
補足説明
47
パートエディット
NOTE パフォーマンスパートセレクト画面の2ページ目以降で設定できるパラメーターと同名のパラメーターは、パートセレクトの
設定と連動しています。
1Part**
パートエディットであることを示しています。「**」欄には選択中のパートナンバーが表示されます。この画面でもカ
テゴリーボタン([1]∼[16])を押してパートを変更できます。
2編集画面
パートエディットの中の選択中の編集画面名が表示されます。
3ページアイコン
複数のページが存在していることを示すアイコンで、カーソル[u]/[d]ボタンを押すと、上/下のページが画面に表示
されることを示しています。
4パラメーター
編集対象のパラメーターを表示します。1ページごとにパラメーターが1つずつ表示されます。[DATA]ダイアルまた
は[INC/YES]/[DEC/NO]ボタンで、パラメーター値を変更できます。
手順
[EDIT]ボタン → カーソル[d]ボタンで「02:Part」を選択 → [ENTER]ボタン → カテゴリーボタン
([1]∼[16])でパートを選択 → カーソル[u]/[d]ボタンで編集画面を選択 → [ENTER]ボタン → 選択
した編集画面でパラメーター編集
Play Mode (プレイモード)
パラメーター名
説明
Volume
(ボリューム)
各パートの音量を設定します。
設定値: 0∼127
Pan
(パン)
各パートのパン(ステレオ定位)を調節します。
設定値: L63 (左端)∼C (センター )∼R63 (右端)
NoteShift
(ノートシフト)
各パートのピッチを半音単位で移調します。
設定値: -24∼+0∼+24
Detune
(デチューン)
各パートのピッチをわずかにずらすことで、デチューン効果を得ることができます。
設定値: -12.8Hz∼+0.0Hz∼+12.7Hz
ChoSend
(コーラスセンド)
各パートのコーラスエフェクトへ送る信号の量を設定します。値を大きくするとコーラスが深くなります。
設定値: 0∼127
RevSend
(リバーブセンド)
各パートのリバーブエフェクトへ送る信号の量を設定します。値を大きくするとリバーブが深くなります。
設定値: 0∼127
DryLevel
(ドライレベル)
各パートのドライレベル(システムエフェクトを通さないレベル)を設定します。
設定値: 0∼127
InsSw
(インサーションエフェク
トスイッチ)
インサーションエフェクトを有効にするパートを設定します。このスイッチをオンに設定すると、その
パートに割り当てられているボイスのインサーションエフェクトが有効になります。インサーションエ
フェクトは、最大で4パートまでかけることができます。
設定値: off、on
Mono/Poly
(モノ/ポリ)
各パートの発音モードを選択します。mono (モノ)は単音演奏用、poly (ポリ)は和音演奏用の発音方式です。
設定値: mono、poly
NOTE
ドラムボイスが選ばれているパートでは、Mono/Poly (モノ/ポリ)の設定はできません。
Part01*Play*Mode
a*********Volume=127
3
1
4
2
Song/Pattern File Utility RemotePerformance
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
パフォーマンス
パフォーマンスプレイ
パフォーマンスセレクト
パフォーマンスパートセレクト
パフォーマンスエディット
コモンエディット
Chorus Eff
Reverb Eff
Master EQ
Arp Switch
General
Name
パートエディット
Play Mode
Filter/EG
Arp Select
Receive Switch
ボイスエディット
Voice Insert Eff /
DrumKit Insert Eff
Voice LFO
Voice Ctrl Set
DrumKit Ctrl Set
Voice Name
DrumKit Name
ボイスジョブ
ボイスストア
パフォーマンスジョブ
Initialize
Recall
Copy
Bulk
パフォーマンスストア
補足説明
48
PortaSw
(ポルタメントスイッチ)
パート別にポルタメント効果をかけるかどうか設定します。
設定値: off、on
PortaTime
(ポルタメントタイム)
ポルタメントのピッチ変化にかかる時間を設定します。値を大きくするほどピッチの変化にかかる時間が
長くなります。
設定値: 0∼127
PB Upper
(ピッチベンド レンジ
アッパー )
PB Lower
(ピッチベンド レンジ
ロワー )
各パートにおいて、ピッチベンドホイールを上下方向に回したときに、ピッチがどれだけ変化するかをそ
れぞれ半音単位で設定します。
設定値: -48∼+0∼+12 (半音)
Assign1
(アサイン1 バリュー )
Assign2
(アサイン2 バリュー )
ノブ[C]/[D]のASSIGN 1/2に割り当てられた機能の設定値を編集します。
設定値: -64∼+0∼+63
NOTE
ASSIGN 1/2の機能は、ボイスエディットのCtrl Set画面(52ページ)で設定します。
Filter/EG (フィルター /EG)
パラメーター名
説明
Cutoff
(カットオフ)
各パートのボイスが使用しているフィルターのカットオフ周波数を設定します。
設定値: -64∼+0∼+63
Resonance
(レゾナンス)
各パートでのレゾナンス効果の強さを設定します。
設定値: -64∼+0∼+63
FEG Attack
(FEG アタックタイム)
FEG Decay
(FEGディケイタイム)
FEG Sustain
(FEGサステインレベル)
FEG Release
(FEGリリースタイム)
FEG Depth
(FEGデプス)
FEG (フィルター エンベロープ ジェネレーター )のタイムとレベル(カットオフ周波数の変化量)を設定し
ます。鍵盤を弾いた瞬間から、音が消えるまでの音色の時間的な変化を作ることができます。音色の変わ
り方は、上記の「Resonance」の設定にも関係します。
NOTE
FEGの詳細については、別PDFファイル「シンセサイザー パラメーター マニュアル」をご参照ください。
NOTE
ドラムボイスが割り当てられているパートには設定できません。
設定値: -64∼+0∼+63
AEG Attack
(AEGアタックタイム)
AEG Decay
(AEGディケイタイム)
AEG Sustain
(AEGサステインレベル)
AEG Release
(AEGリリースタイム)
AEG (アンプリチュード エンベロープ ジェネレーター )のタイムとレベルを設定します。鍵盤を弾いた瞬
間から、音が消えるまでの音量の時間的な変化を作ることができます。
NOTE
AEGの詳細については、別PDFファイル「シンセサイザーパラメーターマニュアル」をご参照ください。
NOTE
ドラムボイスが割り当てられているパートには「Sustain」と「Release」パラメーターは設定できませ
ん。
設定値: -64∼+0∼+63
パラメーター名
説明
Song/Pattern File Utility RemotePerformance
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
パフォーマンス
パフォーマンスプレイ
パフォーマンスセレクト
パフォーマンスパートセレクト
パフォーマンスエディット
コモンエディット
Chorus Eff
Reverb Eff
Master EQ
Arp Switch
General
Name
パートエディット
Play Mode
Filter/EG
Arp Select
Receive Switch
ボイスエディット
Voice Insert Eff /
DrumKit Insert Eff
Voice LFO
Voice Ctrl Set
DrumKit Ctrl Set
Voice Name
DrumKit Name
ボイスジョブ
ボイスストア
パフォーマンスジョブ
Initialize
Recall
Copy
Bulk
パフォーマンスストア
補足説明
49
各パートで使用する音源パートが、コントロールチェンジなどのMIDIメッセージを、受信する(「on」)か、しない
(「off」)かを設定します。
Arp Select (アルペジオセレクト)
パラメーター名
説明
Switch
(アルペジオスイッチ)
選択中のパートにおいて、アルペジオを有効にするかを設定します。アルペジオは最大で2パートまで有
効にできます。
設定値: off、on
Hold
(アルペジオホールド)
一度鍵盤を弾いたあと、鍵盤から指を離してもアルペジオが繰り返し鳴り続ける機能をオン/オフします。
各設定値について詳しくは、別PDFファイル「シンセサイザーパラメーターマニュアル」をご参照くださ
い。
設定値: sync-off (シンクオフ)、off、on
Category
(アルペジオカテゴリー )
アルペジオのカテゴリーを選びます。
設定値: 「本機のしくみ」のアルペジオカテゴリー (13ページ)をご参照ください。
Type
(アルペジオタイプ)
アルペジオのタイプを番号で選択します。
設定値: 別PDFファイル「データリスト」をご参照ください。
MIDI Out
(アルペジオMIDIアウト
プットスイッチ)
アルペジオ再生データをMIDI出力する(on)か、しない(off)かを設定します。
設定値: off、on
Receive Switch (レシーブスイッチ)
パラメーター名
説明
BankSel
(バンクセレクト)
パートに割り当てられているボイスにおいて、バンクセレクトのMIDIメッセージを受信するかどうかを設
定します。
PrgChange
(プログラムチェンジ)
パートに割り当てられているボイスにおいて、プログラムチェンジのMIDIメッセージを受信するかどうか
を設定します。
CtrlChange
(コントロールチェンジ)
コントロールチェンジメッセージを受信するかどうかを設定します。
NOTE
このパラメーターをオフにすると、コントロールチェンジに関するパラメーターはすべて設定できなくな
ります。
Vol/Exp
(ボリューム/エクスプ
レッション)
コントロールナンバー 7(ボリューム)/コントロールナンバー 11(エクスプレッション)のMIDIメッセージ
を受信するかどうかを設定します。
Pan
(パン)
コントロールナンバー 10(パン)のMIDIメッセージを受信するかどうかを設定します。
Sustain
(サステイン)
コントロールナンバー 64(サステイン)のMIDIメッセージを受信するかどうかを設定します。ドラムボイ
スが選択されているパートに対しては設定できません。
PB
(ピッチベンドホイール)
ピッチベンドホイール操作で発生するMIDIメッセージを受信するかどうかを設定します。
MW
(モジュレーション
ホイール)
モジュレーションホイール操作で発生するMIDIメッセージを受信するかどうかを設定します。
AS1
(アサイン1)
AS2
(アサイン2)
[KNOB FUNCTION]ボタンを押して[3段目の]ランプを点灯させている場合に、ASSIGN1、ASSIGN2
(ノブ3、4)を操作して発生するMIDIメッセージを受信するかどうかを設定します。
FS
(フットスイッチ)
別売のフットスイッチを[SUSTAIN]端子に取り付け、踏んだときに発生するMIDIメッセージを受信する
かどうかを設定します。
FC1
(フットコントローラー 1)
別売のフットコントローラーを[FOOT CONTROLLER]端子に取り付け、踏んだときに発生するMIDIメッ
セージを受信するかどうかを設定します。
FC2
(フットコントローラー 2)
フットコントローラー 2に対応するMIDIメッセージを受信するかどうかを設定します。
Song/Pattern File Utility RemotePerformance
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
パフォーマンス
パフォーマンスプレイ
パフォーマンスセレクト
パフォーマンスパートセレクト
パフォーマンスエディット
コモンエディット
Chorus Eff
Reverb Eff
Master EQ
Arp Switch
General
Name
パートエディット
Play Mode
Filter/EG
Arp Select
Receive Switch
ボイスエディット
Voice Insert Eff /
DrumKit Insert Eff
Voice LFO
Voice Ctrl Set
DrumKit Ctrl Set
Voice Name
DrumKit Name
ボイスジョブ
ボイスストア
パフォーマンスジョブ
Initialize
Recall
Copy
Bulk
パフォーマンスストア
補足説明
50
ボイスエディット
選択中のパートに割り当てられているボイスを編集します。
BC
(ブレスコントローラー )
ブレスコントローラーに対応するMIDIメッセージを受信するかどうかを設定します。
RB
(リボンコントローラー )
リボンコントローラーに対応するMIDIメッセージを受信するかどうかを設定します。
A.Func1
(アサイナブルファンク
ション1)
A.Func2
(アサイナブルファンク
ション2)
ASSIGNABLE FUNCTION 1ボタンと2ボタンに対応するMIDIメッセージを受信するかどうかを設定し
ます。
ChAT
(チャンネルアフター
タッチ)
アフタータッチに対応するMIDIメッセージを受信するかどうかを設定します。
手順
[EDIT]ボタン → カーソル[d]ボタンで「02:Part」を選択 → [ENTER]ボタン → カテゴリーボタン
([1]∼[16])でパートを選択 → カーソル[<]/[>]ボタンで「05」∼「08」の編集画面を選択 →
[ENTER]ボタン → 選択した編集画面でパラメーター編集
Voice Insert Eff (ボイス インサーション エフェクト)/
DrumKit Insert Eff (ドラムボイス インサーション エフェクト)
パラメーター名
説明
エフェクトカテゴリー
エフェクトタイプ
インサーションエフェクトのカテゴリーとタイプを設定します。
設定値: 設定できるエフェクトカテゴリーとタイプについては別PDFファイル「データリスト」を、各エ
フェクトタイプの詳しい解説については別PDFファイル「シンセサイザーパラメーターマニュアル」をご
参照ください。
Preset
(エフェクトプリセット)
各エフェクトタイプに用意されているエフェクトパラメーターのプリセットを選択できます。プリセット
を変更することで、エフェクトの設定を変えることができます。
NOTE
各エフェクトタイプのプリセットについては、別PDFファイル「データリスト」をご参照ください。
エフェクトパラメーター
エフェクトパラメーターは、選ばれているエフェクトタイプによって異なります。各エフェクトタイプで
設定できるエフェクトパラメーターについては別PDFファイル「データリスト」を、各エフェクトパラ
メーターの詳しい解説については別PDFファイル「シンセサイザーパラメーターマニュアル」をご参照く
ださい。
パラメーター名
説明
Song/Pattern File Utility RemotePerformance
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
パフォーマンス
パフォーマンスプレイ
パフォーマンスセレクト
パフォーマンスパートセレクト
パフォーマンスエディット
コモンエディット
Chorus Eff
Reverb Eff
Master EQ
Arp Switch
General
Name
パートエディット
Play Mode
Filter/EG
Arp Select
Receive Switch
ボイスエディット
Voice Insert Eff /
DrumKit Insert Eff
Voice LFO
Voice Ctrl Set
DrumKit Ctrl Set
Voice Name
DrumKit Name
ボイスジョブ
ボイスストア
パフォーマンスジョブ
Initialize
Recall
Copy
Bulk
パフォーマンスストア
補足説明
51
ノーマルボイスが割り当てられているときのみ表示される画面です。
Voice LFO (ボイスLFO)
パラメーター名
説明
Wave
(LFOウェーブ)
LFOの波形(ウェーブ)を選択します。
設定値:
tri (triangle) 三角波1
tri+ (triangle+) 三角波2
sawup ノコギリ波
sawdown ノコギリ波
squ1/4 (square1/4) 矩形波1/4
squ1/3 (square1/3) 矩形波1/3
squ (square) 矩形波
squ2/3 (square2/3) 矩形波2/3
squ3/4 (square3/4) 矩形波3/4
trpzd (trapezoid) 台形波
S/H 1 サンプルアンドホールド1
S/H 2 サンプルアンドホールド2
user 一部のプリセットボイスに設定されている特有のウェーブ。外部から
MIDIメッセージでオリジナルのウェーブに変更することもできます。
このMIDIメッセージについては、PDFファイル「データリスト」の
「MIDI Data Table」をご参照ください。
Speed
(スピード)
LFOウェーブの変化の速さを設定します。
設定値: 0∼63
TempoSync
(テンポシンク)
LFOウェーブの変化の速さを、アルペジオ/ソング/パターンの再生テンポと同期させるかどうかを設定し
ます。
設定値: off (同期させない)、on (同期させる)
TempoSpeed
(テンポスピード)
「TempoSync」=「on」のときに有効なパラメーターで、LFOウェーブの変化の速さを音符で設定しま
す。
設定値: 16th (16分音符)、8th/3 (8分音符の3連符)、16th. (付点16分音符)、8th (8分音符)、4th/3
(4分音符の3連符)、8th.(付点8分音符)、4th (4分音符)、2nd/3 (2分音符の3連符)、4th. (付点4分音
符)、2nd (2分音符)、whole/3 (全音符の3連符)、2nd. (付点2分音符)、4thx4 (4分音符4拍:4拍子での
全音符)、4thx5 (4分音符5拍)、4thx6 (4分音符6拍)、4thx7(4分音符7拍)、4thx8 (4分音符8拍)、
4thx16 (4分音符16拍)、4thx32 (4分音符32拍)、4thx64 (4分音符64拍)
NOTE
ここでの音符の長さは、内部クロック(Internal)または外部クロック(MIDI)によるテンポが基準となります。
PlayMode
(プレイモード)
LFOを繰り返し揺らし続ける(loop)か、1周期分揺れたところでストップする(one shot)かを設定します。
設定値: loop (ループ)、one shot (ワンショット)
KeyOnRest
(キーオンリセット)
鍵盤を押したときにLFOの発振がリセットされるかどうかを設定します。
設定値: off、each-on (イーチオン)、1st-on (ファーストオン)
RandomSpeed
(ランダムスピード)
「TempoSync」=「off」のときに有効なパラメーターです。LFOスピードをランダムに変化させます。
設定値: 0∼127
Delay
(ディレイ)
鍵盤を弾いてからLFOの効果が始まるまでの時間を設定します。
設定値: 0∼127
Fade In
(フェードインタイム)
鍵盤を弾いて「Delay」(上記)で設定された時間を経過したあと、LFOの効果がフェードインしていく時間
を設定します。
設定値: 0∼127
Song/Pattern File Utility RemotePerformance
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
パフォーマンス
パフォーマンスプレイ
パフォーマンスセレクト
パフォーマンスパートセレクト
パフォーマンスエディット
コモンエディット
Chorus Eff
Reverb Eff
Master EQ
Arp Switch
General
Name
パートエディット
Play Mode
Filter/EG
Arp Select
Receive Switch
ボイスエディット
Voice Insert Eff /
DrumKit Insert Eff
Voice LFO
Voice Ctrl Set
DrumKit Ctrl Set
Voice Name
DrumKit Name
ボイスジョブ
ボイスストア
パフォーマンスジョブ
Initialize
Recall
Copy
Bulk
パフォーマンスストア
補足説明
52
1つのボイスに対して最大6種類の異なるコントローラーセットを同時に設定できます。最初にカーソル[u]/[d]ボタ
ンでセット1∼6のいずれかを選択して[ENTER]ボタンを押すと、コントローラーセットの設定画面が表示されます。
Hold
(ホールドタイム)
LFOの効果が始まってから最大レベルに達したあとの持続時間を設定します。
設定値: 0∼126、hold (ホールド)
FadeOut
(フェードアウトタイム)
鍵盤を弾いて「Hold」(上記)で設定された持続時間を経過したあと、LFOの効果がフェードアウトしてい
く時間を設定します。
設定値: 0∼127
Dest1/2/3
(LFOセット1/2/3 コン
トロール デスティネー
ション)
LFOウェーブでコントロールする機能を選択します。セット1∼3の最大3種類の機能を設定できます。
設定値: 別PDFファイル「データリスト」の「Control List」をご参照ください。
NOTE
コントロールリストにある「Insertion Effect Parameter 1∼16」には、実際は現在選択中のエフェク
トタイプの実パラメーター名が表示されます。
該当するパラメーターが存在しないか設定されていないものには、パラメーター番号で表示されます。
Depth1/2/3
(LFOセット1/2/3 コン
トロールデプス)
LFOウェーブによるコントロールの深さを設定します。
設定値: 0∼127
Voice Ctrl Set (ボイス コントローラー セット)/
DrumKit Ctrl Set (ドラムボイス コントローラー セット)
パラメーター名
説明
Source
(ソース)
「Dest」(デスティネーション)で選んだ機能をコントロールするためのコントローラーを設定します。
設定値:
PB (ピッチベンドホイール)、MW (モジュレーションホイール)、AS1 (ASSIGN 1)、AS2
(ASSIGN 2)、FS (フットスイッチ)、FC1 (フットコントローラー 1)、FC2 (フットコントローラー 2)、
BC (ブレスコントローラー )、RB (リボンコントローラー )、AF1 (アサイナブルファンクション1)、
AF2 (アサイナブルファンクション2)、AT (アフタータッチ)
NOTE
ユーティリティーのController画面でフットスイッチにMIDIのコントロールナンバーの96以降を割り当
てると、ボイスのコントローラーセットの「Source」には設定できなくなります。
Dest
(デスティネーション)
「Source」(ソース)で選んだコントローラーでコントロールする機能を設定します。
設定値: 別PDFファイル「データリスト」の「Control List」をご参照ください。
Depth
(デプス)
「Dest」(デスティネーション)で選んだコントロール機能をコントロールする深さを設定します。
設定値: -64∼+0∼+63
コントローラーセットのデスティネーションの設定例
「Dest (デスティネーション)」において、よく使われる効果の設定例を紹介します。
音量をコントロールする Volume
ロータリースピーカーのスピードを切り替える Insertion Effect Parameter 1 (INSA:EfSpCtl) *1
ワウペダルの効果をかける Insertion Effect Parameter 1 (INSA:EfPdCtl) *2
上記の効果をさせたい場合、「Dest (デスティネーション)」の設定以外にも以下の設定が必要です。
*1ボイスエディットのVoice Insert Eff/DrumKit Insert Eff画面で、エフェクトタイプ=「Rotary Sp」
*2
ボイスエディットのVoice Insert Eff/DrumKit Insert Eff画面で、エフェクトタイプ=「VCM Pedal Wah」
パラメーター名
説明
Song/Pattern File Utility RemotePerformance
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
パフォーマンス
パフォーマンスプレイ
パフォーマンスセレクト
パフォーマンスパートセレクト
パフォーマンスエディット
コモンエディット
Chorus Eff
Reverb Eff
Master EQ
Arp Switch
General
Name
パートエディット
Play Mode
Filter/EG
Arp Select
Receive Switch
ボイスエディット
Voice Insert Eff /
DrumKit Insert Eff
Voice LFO
Voice Ctrl Set
DrumKit Ctrl Set
Voice Name
DrumKit Name
ボイスジョブ
ボイスストア
パフォーマンスジョブ
Initialize
Recall
Copy
Bulk
パフォーマンスストア
補足説明
53
編集したボイスをユーザーボイスとして保存する場合の名前を設定します
ボイスエディットの「Voice (DrumKit) Insert Eff」/「Voice LFO」/「Voice (DrumKit) Ctrl Set」/ 「Voice
(DrumKit) Name」の画面で、[JOB]ボタンを押すと、ボイスジョブ画面が表示されます。
ボイスエディット画面を表示させた状態で[STORE]ボタンを押すと、編集したボイスをユーザーボイスとして保存で
きます。以下のパラメーターを設定したら、[ENTER]ボタンを押して[INC/YES]ボタンを押すと、保存が実行されま
す。保存実行後は、パートエディットの編集画面を選択する画面に戻ります。
注記
[STORE]ボタンを押して「Clear edit Voice?」というメッセージが表示される場合は、[DEC/NO]ボタンを押してください。この
メッセージは、ボイスエディットをした状態でパフォーマンスストアを実行しようとした場合に表示されます。パフォーマンスストア
を実行すると、編集中のボイスデータは消去されるので、ご注意ください。
1ユーザーボイスナンバー
ボイスの保存先となるユーザーボイスのナンバーを選択します。
設定値: ノーマルボイスの場合: 001∼128
ドラムボイスの場合: 001∼008
2ボイスネーム
選択したユーザーボイスナンバーに現在保存されているボイスの名前が表示されます。保存を実行すると、編集中のボ
イスの名前に変更されます。
Voice Name (ボイスネーム)/
DrumKit Name (ドラムボイスネーム)
パラメーター名
説明
ボイスネーム 選択中のパートに割り当てるボイスの名前を設定します。カーソル[<]/[>]ボタンで文字入力位置を選択
し、[DATA]ダイアルで文字を変更します。英数字を使って最大10文字で設定できます。
Category
(ボイスカテゴリー )
ボイスが属するカテゴリーを設定します。カテゴリーとは音色の種類や特徴を一目でわかるようにするた
めのキーワードで、適切なカテゴリーを設定しておくと、多くのボイスの中から目的のボイスを短時間で
見つけ出せます。
設定値: ノーマルボイスの場合: AP、KB、ORG、GTR、BAS、STR、BRS、WND、LD、PAD、
CMP、CP、SFX、MFX、ETH、ドラムボイスの場合 :DR
NOTE
各カテゴリーについて詳しくは、「本機のしくみ」の「ボイスカテゴリー」(7ページ)をご参照ください。
ボイスジョブ
パラメーター名
説明
Recall
(リコール)
パートに割り当てられているボイスのエディット後、ユーザーボイスとしてストア(保存)
しないまま別のボ
イスに変更したり、パフォーマンスを変更したりすると、そのボイスを再度選んでもエディットした状態
には戻りません。このような場合に、リコール機能を実行すると、エディットの最終状態を呼び戻すこと(
リコール)ができます。「01:Recall」が表示されている画面で[ENTER]ボタンを押すと確認画面が表示さ
れるので、そのあとさらに[INC/YES]ボタンを押すとリコールが実行されます。
Bulk
(バルク)
現在選ばれているパートのデータを、コンピューターや外部MIDI機器などに送信(バルクダンプ)できます。
「02: Bulk」が表示されている画面で[ENTER]ボタンを押すと確認画面が表示されるので、そのあとさら
に[INC/YES]ボタンを押すとバルクダンプが実行されます。
NOTE
バルクダンプを行なうためには、デバイスナンバーが正しく設定されている必要があります。設定は、
ユーティリティー ([UTILITY] → カーソル[u]/[d]ボタンで「02: MIDI」を選択 → [ENTER] → カーソ
ル[u]/[d]ボタンで「DeviceNo」を選択 → [DATA]ダイアルで設定.)で行ないます。
ボイスストア
STORE*Voice 2
****U001:Initialize
21
Song/Pattern File Utility RemotePerformance
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
パフォーマンス
パフォーマンスプレイ
パフォーマンスセレクト
パフォーマンスパートセレクト
パフォーマンスエディット
コモンエディット
Chorus Eff
Reverb Eff
Master EQ
Arp Switch
General
Name
パートエディット
Play Mode
Filter/EG
Arp Select
Receive Switch
ボイスエディット
Voice Insert Eff /
DrumKit Insert Eff
Voice LFO
Voice Ctrl Set
DrumKit Ctrl Set
Voice Name
DrumKit Name
ボイスジョブ
ボイスストア
パフォーマンスジョブ
Initialize
Recall
Copy
Bulk
パフォーマンスストア
補足説明
54
パフォーマンスジョブ
パフォーマンスの初期設定データを呼び出す(イニシャライズする)ことができます。全パフォーマンスデータ、コモン
データ、各パート単位のデータなど、イニシャライズ(初期化)するデータの種類を指定できます。最初からオリジナル
のパフォーマンスを作る場合などに便利な機能です。この画面で[ENTER]ボタンを押し、さらに[INC/YES]ボタンを
押すと初期化が実行されます。
イニシャライズするデータの種類
All: パフォーマンスの全データ
Common: コモンエディットのデータ
Part1∼16: 指定したパートのパートエディットのデータ
PartAll: 全パートのパートエディットのデータ
GM: パフォーマンスの全データ。初期化すると、各パートのボイスをGMバンクのボイスに設定。
NOTE
本体には、GMボイスとして規定されたボイスが入ったGMバンクがあり、GM対応のソングデータをほぼ正常に再生できます。
パフォーマンスのエディット後、ストア(保存)しないまま別のパフォーマンスを選ぶと、そのパフォーマンスを再度選
んでもエディットした状態には戻りません。このような場合に、リコール機能を実行すると、エディットの最終状態を
呼び戻すこと(リコール)ができます。[JOB]ボタンを押したあと「Recall」を選択して[ENTER]ボタンを押すと、す
ぐに実行確認画面が表示されるので、[INC/YES]ボタンを押して、実行します。
手順 パフォーマンス画面(ボイスエディット画面以外)で[JOB]ボタン → カーソル[u]/[d]ボタンでジョブ
を選択 → [ENTER]ボタン → 選択したジョブ画面ごとの操作
Initialize (イニシャライズ)
Recall (リコール)
JOB*Initialize
Current*Perf*****All
イニシャライズ(初期化)するデータの種類
Song/Pattern File Utility RemotePerformance
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
パフォーマンス
パフォーマンスプレイ
パフォーマンスセレクト
パフォーマンスパートセレクト
パフォーマンスエディット
コモンエディット
Chorus Eff
Reverb Eff
Master EQ
Arp Switch
General
Name
パートエディット
Play Mode
Filter/EG
Arp Select
Receive Switch
ボイスエディット
Voice Insert Eff /
DrumKit Insert Eff
Voice LFO
Voice Ctrl Set
DrumKit Ctrl Set
Voice Name
DrumKit Name
ボイスジョブ
ボイスストア
パフォーマンスジョブ
Initialize
Recall
Copy
Bulk
パフォーマンスストア
補足説明
55
あるパフォーマンスのコモンデータやパートデータを、現在エディット中のパフォーマンスにコピーします。あるパ
フォーマンスが持っているデータを一部利用して、別のパフォーマンスを作成する場合に便利な機能です。
初めにコピー元のパフォーマンスを設定する画面(A)が表示されるので、コピー元のパフォーマンスを選択して
[ENTER]ボタンを押します。次にコピーするデータの種類を選択する画面(B)が表示されるので、コピー元とコピー先
それぞれのデータの種類を設定します。この画面で[ENTER]ボタンを押し、さらに[INC/YES]ボタンを押すと、コ
ピーが実行されます。
1コピー元のパフォーマンス
コピー元のパフォーマンスを選択します。「---(---): (Current)」が選択されていると、現在エディット中のパフォーマ
ンスがコピー元のパフォーマンスとなります。
設定値: Current、001∼128
2コピー元のデータの種類
コピー元となるパフォーマンスのデータの種類やパート番号を指定します。カーソル[<]ボタンを押してコピー元の設
定欄を選択し、[DATA]ダイアルを回してデータの種類を設定します。
設定値: common、part1∼16
3コピー先のデータの種類
コピー先となるパフォーマンスのデータの種類やパート番号を指定します。カーソル[>]ボタンを押してコピー先の設
定欄を選択し、[DATA]ダイアルを回してデータの種類を設定します。
設定値: common, part 1∼16
NOTE コモンデータとパートデータ間のコピーはできないので、コピー元またはコピー先の一方のデータの種類をコモンデータにす
ると、もう一方もコモンデータに自動的に切り替わります。また、一方をパートデータにした場合、もう一方は自動的にパー
ト1に設定されます。
現在選ばれているパフォーマンスのデータとパート1∼16のボイスエディットデータを、コンピューターや外部MIDI
機器などに送信(バルクダンプ)できます。[JOB]ボタンを押したあと「Bulk」を選択して[ENTER]ボタンを押すと、
すぐに実行確認画面が表示されるので、[INC/YES]ボタンを押して、実行します。
NOTE バルクダンプを行なうためには、デバイスナンバーが正しく設定されている必要があります。設定は、ユーティリティー
([UTILITY] → カーソル[u]/[d]ボタンで「02: MIDI」を選択 → [ENTER] → カーソル[u]/[d]ボタンで「DeviceNo」を選
択 → [DATA]ダイアルで設定)で行ないます。
Copy (コピー )
Bulk (バルク)
JOB*Copy*from
JOB*Copy*from
****part01 /x*part01
*001(A01):MXCategory 1
23
A
B
[ENTER]
Song/Pattern File Utility RemotePerformance
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
パフォーマンス
パフォーマンスプレイ
パフォーマンスセレクト
パフォーマンスパートセレクト
パフォーマンスエディット
コモンエディット
Chorus Eff
Reverb Eff
Master EQ
Arp Switch
General
Name
パートエディット
Play Mode
Filter/EG
Arp Select
Receive Switch
ボイスエディット
Voice Insert Eff /
DrumKit Insert Eff
Voice LFO
Voice Ctrl Set
DrumKit Ctrl Set
Voice Name
DrumKit Name
ボイスジョブ
ボイスストア
パフォーマンスジョブ
Initialize
Recall
Copy
Bulk
パフォーマンスストア
補足説明
56
パフォーマンスストア
この操作により、編集したパフォーマンス全体が保存されます。ただし、編集したボイスデータは保存されません。保
存実行後は、保存先のパフォーマンスのトップ画面になります。
注記
ボイスの編集後、ボイスストアをしていない状態でパフォーマンスストアを実行すると、編集したボイスデータは消えてしまいます。
大切なボイスデータは、パフォーマンスストアの前にボイスストア(53ページ)をしてユーザーボイスとして保存しておきましょう。
1パフォーマンスナンバー
現在編集中のパフォーマンスの保存先となるパフォーマンスナンバーを選択します。
2パフォーマンスネーム
選択したパフォーマンスナンバーに現在保存されているパフォーマンスの名前が表示されます。保存を実行すると、
コモンエディットのName画面(46ページ)で設定したパフォーマンスの名前に変更されます。
補足説明
ノブ[A]∼[D]に割り当てられる機能
[PART 1-2 LINK]ボタンがオン(ランプ点灯)の場合
ノブ[A]∼[D]の機能はパート1とパート2の両方に効果します。
1番上のランプが点灯している場合
2番目のランプが点灯している場合
手順 パフォーマンス画面(ボイスエディット画面以外)で[STORE]ボタン → 保存先を選択 → [ENTER]ボタ
ン → [INC/YES]ボタン
ノブ パラメーター 設定値 参照ページ
A CUTOFF (コモンエディットの「Cutoff」) -64∼+63 45ページ
B RESONANCE (コモンエディットの「Resonance」) -64∼+63 45ページ
C CHORUS (コモンエディットの「ChoSend」) 0∼127 45ページ
D REVERB (コモンエディットの「RevSend」) 0∼127 45ページ
ノブ パラメーター 設定値 参照ページ
A ATTACK (コモンエディットの「Attack」) -64∼+63 45ページ
B DECAY (コモンエディットの「Decay」) -64∼+63 45ページ
C SUSTAIN (コモンエディットの「Sustain」) -64∼+63 45ページ
D RELEASE (コモンエディットの「Release」) -64∼+63 45ページ
STORE*Performance
*001(A01):MXCategory
1 2
Song/Pattern File Utility RemotePerformance
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
パフォーマンス
パフォーマンスプレイ
パフォーマンスセレクト
パフォーマンスパートセレクト
パフォーマンスエディット
コモンエディット
Chorus Eff
Reverb Eff
Master EQ
Arp Switch
General
Name
パートエディット
Play Mode
Filter/EG
Arp Select
Receive Switch
ボイスエディット
Voice Insert Eff /
DrumKit Insert Eff
Voice LFO
Voice Ctrl Set
DrumKit Ctrl Set
Voice Name
DrumKit Name
ボイスジョブ
ボイスストア
パフォーマンスジョブ
Initialize
Recall
Copy
Bulk
パフォーマンスストア
補足説明
57
3番目のランプが点灯している場合
[PART 1-2 LINK]ボタンがオフ(ランプ消灯)の場合
ノブ[A]∼[D]の機能は選択中のパートにのみに効果します。
1番上のランプが点灯している場合
2番目のランプが点灯している場合
3番目のランプが点灯している場合
ノブ パラメーター 設定値 参照ページ
A VOLUME (コモンエディットの「Volume」) 0∼127 46ページ
B PAN (コモンエディットの「Pan」) L63∼C∼R63 46ページ
C ASSIGN1 (コモンエディットの「Assign1」) -64∼+63 46ページ
D ASSIGN2 (コモンエディットの「Assign2」) -64∼+63 46ページ
ノブ パラメーター 設定値 参照ページ
A CUTOFF (パートエディットの「Cutoff」) -64∼+63 48ページ
B RESONANCE (パートエディットの「Resonance」) -64∼+63 48ページ
C CHORUS (パートエディットの「ChoSend」) 0∼127 47ページ
D REVERB (パートエディットの「RevSend」) 0∼127 47ページ
ノブ パラメーター 設定値 参照ページ
A ATTACK (パートエディットの「AEG Attack」) -64∼+63 48ページ
B DECAY (パートエディットの「AEG Decay」) -64∼+63 48ページ
C SUSTAIN (パートエディットの「AEG Sustain」) -64∼+63 48ページ
D RELEASE (パートエディットの「AEG Release」) -64∼+63 48ページ
ノブ パラメーター 設定値 参照ページ
A VOLUME (パートエディットの「Volume」) 0∼127 47ページ
B PAN (パートエディットの「Pan」) L63∼C∼R63 47ページ
C ASSIGN1 パートエディットの「Assign 1」 -64∼+63 48ページ
D ASSIGN2 パートエディットの「Assign 2」 -64∼+63 48ページ
File Utility RemotePerformance Song/Pattern
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
ソング/パターン設定
ソング
パターン
58
ソング/パターン設定
ここでは、ソングやリズムパターンに関するパラメーターについて説明します。ここで設定したソングやパターンは、
[R/K](プレイ/ポーズ)ボタンを押すと再生され、[J](ストップ)ボタンを押すと停止します。
ソング
本体に接続したUSBフラッシュメモリー上のMIDIファイル(SMF)とオーディオファイル(WAVファイル)を、本機で
ソングとして再生できます。
1ソングの再生位置
選択したソングの再生位置を表示します。選択したソングがMIDIファイルの場合、小節と拍が表示されます。選択し
たソングがオーディオファイルの場合、分と秒が表示されます。
2File (ファイル)
本体に接続したUSBフラッシュメモリー上のMIDIファイルとオーディオファイルから、ソングとして再生させるファ
イルを選択します。
NOTE 本体で再生可能なMIDIデータはSMF (Standard MIDI File)フォーマット0のデータのみです。
NOTE 本体で再生可能なオーディオデータは、44.1kHz/16bit/ステレオのWAVEファイルのみです。
3WAV Volume (WAVボリューム)
2でオーディオファイルを選択した場合に、音量を調整します。ユーティリティー General画面の同パラメーター
(64ページ)と連動します。
設定値: 0∼127
手順 [EXT. SONG]ボタン → ソング画面でパラメーター編集
SONG**********001:01
a**File=MYSONG01.MID
s*****WAV*Volume=100
SONG**********001:01
1
2
3
File Utility RemotePerformance Song/Pattern
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
ソング/パターン設定
ソング
パターン
59
パターン
本体に内蔵されているリズムパターンを再生します。
1パターンの再生位置と長さ
選択したパターンの再生位置と長さ(小節数)を表示します。
2パターンパラメーター
編集対象となるパラメーターが、1ページごとに1つずつ表示されます。
手順 [PATTERN]ボタン → パターン画面でパラメーター編集
パラメーター名
説明
パターンカテゴリー
パターンナンバー
パターンネーム
パターンのカテゴリー /ナンバーを選択します。カーソル[<]/[>]ボタンを押して、カテゴリー表示欄ま
たはナンバー表示欄を選択し、別のカテゴリー /ナンバーのパターンに変更できます。
設定値: カテゴリー .....Rock、R&B、Elct、Jazz、Wrld、Orch
ナンバー .........カテゴリーによって異なります。
ボイスカテゴリー
ボイスナンバー
ボイスネーム
選択したパターンをどのボイスの音で鳴らすかを選択します。リズムパターンを変更すると、ここの
ボイスは自動的に、設定されたパターンに最適なドラムボイスになります。このボイスは選択中の
パフォーマンスのパート10のボイスとして設定されます。
設定値: 別PDFファイル「データリスト」の「Voice List」をご参照ください。
Volume
(ボリューム)
パターンの音量を調整します。パート10の「Volume」パラメーターと連動しています。
設定値: 0∼127
Pan
(パン)
パターンのパン(ステレオ定位)を設定します。パート10の「Pan」パラメーターと連動しています。
設定値: L63(左端)∼C(センター )∼R63(右端)
ChoSend
(コーラスセンド)
パターンのコーラスエフェクトへ送る信号の量を設定します。パート10の「ChoSend」パラメーター
と連動しています。
設定値: 0∼127
RevSend
(リバーブセンド)
パターンのリバーブエフェクトへ送る信号の量を設定します。パート10の「RevSend」パラメーター
と連動しています。
設定値: 0∼127
AutoKeyOnStart
(オートキーオンスタート)
鍵盤を弾くことでリズムパターンを再生させるかどうかを設定します。ここが「on」に設定されている
パフォーマンスに切り替えると、[R/K](プレイ/ポーズ)ボタンのランプがゆっくり点滅し、鍵盤を押す
とリズムパターンが再生されます。
設定値: off、 on
PATTERN*****01:01/04
aElct:132:Ambient
1
2
File Utility RemotePerformance Song/Pattern
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
ファイル
ファイル画面
Save
Load
Rename
Delete
Format
Memory Info
60
File(ファイル)
ファイル画面では、本体で作成したパフォーマンスやボイスなどのデータをUSBフラッシュメモリーに保存したり、
USBフラッシュメモリーからデータを読み込んだりできます。ファイル画面から[EXIT]ボタンを押すと、パフォーマ
ンス画面に戻ります。
ファイル操作で使われる用語
ファイルの機能や操作を理解するためには、用語に対する理解が必要です。ここでは、ファイル操作をするうえで知っ
ておくべき用語について説明します。
ファイル
メモリーやハードディスクに保存された、ひとまとまりのデータをファイルと呼んでいます。本機やコンピューターが
USBフラッシュメモリーにデータを保存したり、読み込んだりする場合には、すべてファイル単位でやり取りします。
ファイルには、次に説明するファイル名と拡張子が付けられています。
ファイル名
ファイルにつけた名前をファイル名といいます。本機では8文字までの英数字を使って設定できます。ファイル名は
ファイルを区別するために重要なもので、同じディレクトリー内では同じファイル名を付けることはできません。コン
ピューターではカナや漢字が使えたり、長い名前を付けられたりしますが、本機ではカナや漢字は記号に置き換えて表
示されます。また、8文字以上のファイル名の場合は6∼7文字目までしか表示されません。
拡張子
「.mid」や「.wav」などのように、ファイル名の最後に付けられる「ピリオド+3文字」を拡張子といいます。拡張子
はファイルの種類を示し、本機では自分で入力したり変更したりすることはできません。
ファイルサイズ
ファイルの大きさのことです。保存するデータ量によってファイルの大きさは異なります。ファイルサイズは、B (バ
イト)という単位で表します。サイズの大きなファイルやデバイスの容量を表す場合には、KB (キロバイト)やMB (メ
ガバイト)、GB (ギガバイト)という単位を使います。1KB=1024B、1MB=1024KB、1GB=1024MBとなりま
す。
ディレクトリー (Dir)
USBフラッシュメモリーの中で、ファイルを整理するための保管場所をディレクトリーと呼びます。コンピューター
では一般的にディレクトリーのことをフォルダーと呼びますが、両者はまったく同じものです。ディレクトリーには、
ファイル名と同じようにディレクトリー名が設定されます。ただし、ディレクトリー名には拡張子はありません。
ルートディレクトリー
USBフラッシュメモリーを開いたときに最初に表示される場所をルートディレクトリーと呼びます。
マウント
USBフラッシュメモリーを本機が認識して使用可能な状態にすることを指します。本機では、USBフラッシュメモ
リーをUSB TO DEVICE端子に接続することで自動的にマウントが実行されます。なお、マウントを解除することを
アンマウント(Unmount)と呼びます。
フォーマット
USBフラッシュメモリーを初期化することをフォーマットと呼びます。フォーマットすると、そのUSBフラッシュメ
モリーに保存されているすべてのファイルやディレクトリー (フォルダー )は消えてしまいます。
セーブ(Save)、ロード(Load)
USBフラッシュメモリーにデータを保存することをセーブ、USBフラッシュメモリーからファイルを読み込むことを
ロードと呼びます。本体の内部メモリーに本体上のデータを保存することは、ストアと呼びます。
File Utility RemotePerformance Song/Pattern
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
ファイル
ファイル画面
Save
Load
Rename
Delete
Format
Memory Info
61
ファイル画面
この画面で、本体のユーザーメモリー上のすべてのデータを「All (オール)」ファイル(拡張子:.X5A)としてUSBフ
ラッシュメモリー上に保存します。ファイル名を設定し、[ENTER]ボタンを押すとセーブが実行されます。
USBフラッシュメモリーに保存してあるファイルを、本体に読み込み(ロード)ます。
NOTE USBフラッシュメモリーのルートディレクトリーに「All」ファイルがない場合は、「File not found」というメッセージが表
示され、この画面を表示できません。
1File (ファイル)
ロードするファイルを選択します。USBフラッシュメモリーのルートディレクトリーにある「All」ファイルのみ選択
できます。ファイルを選択し、[ENTER]ボタンを押すと、ロードするファイルタイプを選択する画面が表示されます。
2Type (タイプ)
1で選択したファイル中のどのデータを読み込む(ロードする)かを設定します。設定したら[ENTER]ボタンを押しま
す。設定したタイプによって、次に表示される画面が異なります。
設定値: ロードできるファイルタイプは次の表のとおりです。
手順 [FILE]ボタン → カーソル[u]/[d]ボタンで編集画面を選択 → [ENTER]ボタン → 選択した編集画面
でパラメーター編集
Save (セーブ)
パラメーター名
説明
Name
(ファイルネーム)
USBフラッシュメモリーに保存するファイルの名前を設定します。カーソル[<]/[>]ボタンで文字入力位置を
選択し、[DATA]ダイアルまたは[INC/YES]/[DEC/NO]ボタンで文字を変更します。英数字や記号を使って
最大8文字で設定できます。
Load (ロード)
パラメーター名
説明
All
(オール)
「All (オール)」でセーブしたファイル(拡張子:.X5A)を、再度そのままロードします。
All without Sys
(オール ウィズアウト
システム)
「All (オール)」でセーブしたファイル(拡張子:.X5A)から、ユーティリティーのすべての設定を除外した
データをロードします。
FILE*Load
Type=************All
FILE*Load
*******File=STAGE_01
2
1
[ENTER][EXIT]
File Utility RemotePerformance Song/Pattern
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
ファイル
ファイル画面
Save
Load
Rename
Delete
Format
Memory Info
62
ファイルネームを変更します。
1File (ファイル)
リネームするファイルを選択します。USBフラッシュメモリーのルートディレクトリーにあるファイルのみ選択でき
ます。ファイル選択後、[ENTER]ボタンを押すと、名前を設定する画面が表示されます。
2Name (ネーム)
選択したファイルの名前を設定します。英数字を使って最大8文字のファイルネームを設定できます。ファイルネーム
に漢字などを使用したファイルを本体画面で表示させると、記号やカタカナが出て読めない表示になります。このよう
な場合、ファイルそのものをロード/セーブ/デリートすることはできますが、リネーム機能を使って、本体で扱える
ファイルネームに変更することをおすすめします。
Performance
(パフォーマンス)
「All (オール)」でセーブしたファイル(拡張子:.X5A)から、特定のパフォーマンスだけを取り出してロード
します。この設定の場合は、[ENTER]ボタンを押すと、ロードするパフォーマンス(「Src Performance」)
を選択する画面とロード先のパフォーマンス(「Dst Performance」)を選択する画面が表示されます。そ
れぞれ設定したら、[ENTER]ボタンで確定します。
NOTE
ロードされるのはパフォーマンスのみで、ユーザーボイスは含まれません。
Rename (リネーム)
パラメーター名
説明
Src*Performance
Dst*Performance
qw**Are*you*sure?***
e****[NO]/[YES]****r
001(A01):MXCategory
003(A03):Sirius
[EXIT]
[EXIT]
[ENTER]
[ENTER]
FILE*Rename
******File=STAGE_01
FILE*Rename
*****Name=[STAGE_01]
qw**Are*you*sure?***
e****[NO]/[YES]****r
1
2
[EXIT] [ENTER]
[EXIT] [ENTER]
File Utility RemotePerformance Song/Pattern
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
ファイル
ファイル画面
Save
Load
Rename
Delete
Format
Memory Info
63
USBフラッシュメモリーのルートディレクトリーにあるファイルを削除します。削除したいファイルを選択したあと、
[ENTER]ボタンを押すことにより、デリート(削除)を実行します。
USBフラッシュメモリーをフォーマット(初期化)します。新しいUSBフラッシュメモリーを、本体のファイル画面で
使用できるようにするためには、まずフォーマットが必要です。編集画面を選択する画面で、「05:Format」を選んで
[ENTER]ボタンを押すと、実行を確認する画面が表示されます。そのまま[INC/YES]ボタンを押すと、フォーマット
が実行されます。
注記
フォーマットを行なうとUSBフラッシュメモリー内のすべてのデータは消去されます。あらかじめ、データの有無をご確認ください。
1Free (フリー )
現在認識しているUSBフラッシュメモリーの空容量/全容量を表示します。
Delete (デリート)
Format (フォーマット)
Memory Info (メモリーインフォメーション)
FILE*Memory*Info
Free=867.9MB/955.0MB 1
File Utility RemotePerformance Song/Pattern
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
ユーティリティー
General
MIDI
Controller
Remote
ユーティリティージョブ
QuickSeup
Factory Set
Version
64
ユーティリティー
ユーティリティー画面では、システム全体に共通した設定を行ないます。 ユーティリティー画面から[EXIT]ボタンを押
すと、パフォーマンス画面に戻ります。
手順
[UTILITY]ボタン → カーソル[
u
]/[
d
]ボタンで編集画面を選択 → [ENTER]ボタン → 選択した編集画
面でパラメーター編集
General (ジェネラル)
パラメーター名
説明
MasterVolume
(マスターボリューム)
本体から出力されるサウンド全体のボリュームを設定します。
設定値: 0∼127
Note Shift
(ノートシフト)
本体の音源部で鳴るサウンド全体の音程を半音単位で調整します。
設定値: -24∼+0∼+24
Tune
(マスターチューン)
本体の音源部で鳴るサウンド全体のチューニングを調整します。ピッチをセント単位で微調整します。
設定値: -102.4 (414.7Hz)∼+0.0 (440.0Hz)∼+102.3 (466.8Hz)
NOTE
基準音であるA3の周波数は440Hzです。3∼4セント増加させると約1Hz周波数が増えます。
DirectMonitor
(ダイレクトモニタース
イッチ)
コンピューターなどと接続している際に、本体の音を直接OUTPUT [L/MONO]/[R]端子と[PHONES]端
子に出力させる(ダイレクトモニタリング)かどうかを設定します。本体の音(オーディオ信号)をUSB [TO
HOST]端子からコンピューターに出力し、コンピューターから本体に戻ってきた音だけを聞きたい場合に
は、オフに設定します。本体の音に、コンピューター上のVSTプラグインエフェクトをかけて鳴らしたい
場合などに利用できます。
設定値: off、on
DAW Level
(DAWレベル)
USB [TO HOST]端子からのオーディオ入力信号の音量を調節します。
設定値: 0∼127
WAV Volume
(WAVボリューム)
本体に接続したUSBフラッシュメモリーにあるオーディオファイルを本体で再生する場合の音量を調整しま
す。
ソングl画面の同パラメーター (
58ページ
)と連動します。
設定値: 0∼127
Octave
(オクターブシフト)
鍵盤の音高をオクターブ単位でアップ/ダウンします。パネル上のOCTAVE [−]/[+]ボタン操作と連動しま
す。
設定値: -3∼+0∼+3
Transpose
(トランスポーズ)
鍵盤の音程を半音単位で移調します。
設定値: -11∼+0∼+11
NOTE
本体の音源部が再生できる音程の範囲(C -2∼G8)を超えた場合は、1オクターブ上(または下)の音が発音
します。
VelCurve
(ベロシティーカーブ)
鍵盤を弾く強さに対するベロシティーの出方を決める、ベロシティーカーブを設定します。
設定値: norm、soft、hard、wide、fixed
norm (ノーマル).........鍵盤を弾く強さとベロシティーが比例しています。
soft (ソフト)...............全体に大きなベロシティーが出やすいカーブです。
hard (ハード) ..............全体に大きなベロシティーが出にくいカーブです。
wide (ワイド)..............キータッチの弱い部分ではベロシティーをおさえ、強い部分ではベロシティーを出
やすくしたカーブです。ダイナミックレンジが広く感じられます。
fixed (フィックス) .....鍵盤を弾く強さに関わりなく、一定のベロシティーで音源を鳴らしたい場合に使用
します。次の「FixedVelocity」で設定した値が、一定のベロシティー値となりま
す。
FixedVelocity
(フィックスベロシ
ティー )
鍵盤を弾く強さにかかわりなく、一定のベロシティーで音源を鳴らしたい場合に使用します。VelCurve
(ベロシティーカーブ)のパラメーターで「fixed」を設定した場合に限り、有効です。
設定値: 1∼127
LCD Contrast
(LCDコントラスト)
LCDのコントラストを調整します。
設定値: 1∼8
NOTE
[UTILITY]ボタンを押しながら[INC/YES]/[DEC/NO]ボタンを押すことでもコントラストを調整できま
す。
File Utility RemotePerformance Song/Pattern
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
ユーティリティー
General
MIDI
Controller
Remote
ユーティリティージョブ
QuickSeup
Factory Set
Version
65
KnobFuncDispSw
(ノブファンクション
ディスプレイスイッチ)
パネルの[KNOB FUNCTION]ボタンを押したときに、ノブ[A]∼[D]の機能とその設定値を表示するノブ
ファンクション画面を表示するかしないかを設定します。
設定値: off、on
KnobDispTime
(ノブ ディスプレイ
タイム)
パネル上のノブを操作したときに、操作したノブに割り当てられている機能とその設定値を表示するノブ
ファンクション画面を表示するかしないか、また表示する場合は何秒間表示させるかを設定します。
設定値: off、1 sec、1.5 sec、2 sec、3 sec、4 sec、5 sec、keep
off .................................ノブファンクション画面を表示しません。
1 sec∼5 sec............ノブを回すことにより、ノブファンクション画面を1∼5秒間表示し、その後自動的
に閉じます。
keep .............................ノブを回すことによりノブファンクション画面を表示します。任意のボタンを押す
と、ノブファンクション画面は閉じます。
StartUp
(スタートアップ)
電源を入れたときにトップ画面に表示されるパフォーマンスを設定します。
設定値: 1∼128
AutoOff
(オートパワーオフ
タイム)
本体が一定時間操作されなかった場合に、電源が自動的に切れるまでの時間を設定します。初期値は
「30min」です。
設定値: off (オートパワーオフ解除)、5min、10min、15min、30min、60min、120min (分)
NOTE
一番左端の鍵盤を押しながら電源を起動することで、このパラメーターを「off」に設定できます。この操
作により、自動的に「off」の設定が保存されます。
MIDI
パラメーター名
説明
MIDI IN/OUT MIDIメッセージの入出力口として、どの端子を使用するかを設定します。
設定値: MIDI、USB
NOTE
MIDIメッセージを外部機器と送受信する際、MIDI、USBの2種類の端子を同時に使うことはできません。
LocalCtrl
(ローカル コントロール
スイッチ)
ローカルオン/オフを設定します。ローカルオフにすると、本体の鍵盤/コントローラー部と音源部が内部的
に切り離され、鍵盤を弾いても音が出なくなります。ただし、ここでの設定には関係なく本体の演奏情報は
MIDI出力され、MIDI入力されたメッセージは本体音源部で処理されます。
設定値: off (切り離す)、on (接続する)
BankSel
(バンクセレクト)
本体と外部MIDI機器とのバンクセレクトの送受信に関する設定をします。on (オン)に設定しておくと、
外部MIDI機器から送られてくるバンクセレクトを本体で受信/認識し、またパネルのボタン操作によって、
本体からバンクセレクトを外部MIDI機器に送信します。
設定値: off、on
PgmChange
(プログラムチェンジ)
本体と外部MIDI機器とのプログラムチェンジの送受信に関する設定をします。on (オン)に設定しておくと、
外部MIDI機器から送られてくるプログラムチェンジを本体で受信/認識し、またパネルのボタン操作によっ
て、本体からプログラムチェンジを外部MIDI機器に送信します。
設定値: off、on
パラメーター名
説明
*Cut**Rez**Cho**Rev
(+34)*:00***40***12
+
[KNOB FUNCTION]ボタンを押したときに表示されるノブファンクション画面
qw**Common*Cutoff***
e*******(+15)******r
ノブを操作したときに表示されるノブファンクション画面
File Utility RemotePerformance Song/Pattern
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
ユーティリティー
General
MIDI
Controller
Remote
ユーティリティージョブ
QuickSeup
Factory Set
Version
66
CtrlReset
(コントローラー
リセット)
ボイスを切り替えた場合、コントローラー (モジュレーションホイール、フットコントローラー、ノブなど)
の値をそのまま使用する(hold)か、初期値に戻す(reset)かを設定します。
設定値: hold (ホールド)、reset (リセット)
「reset」にした場合のボイス切り替え時のコントローラーのリセット値は以下のとおりです。本体に搭載さ
れていないコントローラー (アフタータッチ、リボンコントローラー、ブレスコントローラー )についても外
部からMIDIメッセージを受信すれば、以下のとおり値を初期値に戻します。
ピッチベンド 中央 リボンコントローラー 中央
モジュレーションホイール 最小 ブレスコントローラー 最大
アフタータッチ 最小 アサイナブルファンクション オフ
フットコントローラー 最大 エクスプレッション 最大
フットスイッチ オフ
MIDI Sync
(MIDIシンク)
ソング/パターン/アルペジオの再生を、本体が持つ内部クロックで行なうか、本体と接続したコンピュー
ター上のDAWソフトウェアまたはMIDI機器のクロック(外部クロック)で行なうかを選択します。
設定値: internal、external、auto
internal (インターナル)....... 内部クロックで動作する状態です。本体を単独で使用したり、同期演奏のマス
ターとして使用したりする場合に、この設定にします。
external (エクスターナル).. MIDI入力されたMIDIクロックで動作する状態です。外部機器をマスターとす
る場合に、この設定にします。
auto (オート) ........................ 外部からMIDIクロックが入力されている場合、内部クロックは動作せず外部ク
ロックに従って音が鳴ります。外部からMIDIクロックが入力されない場合、
外部機器側で最後に設定されていたテンポで自動的に内部クロックが動作しま
す。外部機器側をマスターとして同期させている場合に、マスター側のMIDI送
信を止めて本体のアルペジオの再生をしたいときなどに、便利な設定です。
NOTE
外部クロックでソング/パターン/アルペジオの再生を行なう設定にした場合は、DAWソフトウェア/外部
MIDI機器側でMIDIクロックが本機に出力される設定にする必要があります。
ClockOut
(MIDIクロックアウト)
MIDIクロック(F8)のMIDI出力する(on)/しない(off)を設定します。
設定値: on、off
SeqCtrl
(シーケンサーコント
ロール)
スタート、コンティニュー、ストップを送受信するかどうかを設定します。
設定値: off、in、out、in/out
off................................. 送受信しません。
in .................................. 受信のみします。送信はしません。
out ............................... 送信のみします。受信はしません。
in/out.......................... 送受信します。
BasicCh
(ベーシック チャンネル)
パフォーマンス全体の送受信チャンネルを設定します。
設定値: 1∼16、off
NOTE
パフォーマンスのパート1∼16の送受信チャンネルは、この設定に関係なく、1∼16に固定されています。
DeviceNo.
(デバイスナンバー )
MIDIデバイスナンバーを設定します。外部MIDI機器とのバルクダンプやパラメーターチェンジなどのシス
テムエクスクルーシブメッセージの送受信を行なう場合、このナンバーを相手側機器のデバイスナンバーと
合わせる必要があります。
設定値: 1∼16、all、off
RcvBulk
(レシーブ バルク
スイッチ)
バルクダンプ受信を行なうかどうかを設定します。
設定値: protect (受信しない)、on (受信する)
BulkInterval
(バルクダンプ
インターバル)
本体のバルクダンプ機能を使った場合や、外部機器からバルクリクエストを受信した場合の、送信インター
バルタイムを設定します。
設定値: 0∼900ms (ミリ秒)
パラメーター名
説明
File Utility RemotePerformance Song/Pattern
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
ユーティリティー
General
MIDI
Controller
Remote
ユーティリティージョブ
QuickSeup
Factory Set
Version
67
システム全体に共通の、コントローラーアサインの設定をします。パネル上のノブや外部コントローラーなどには、
MIDIのコントロールチェンジナンバーを割り当てて使用できます。たとえば、ノブのASSIGN 1/2を使ってエフェク
トの深さをコントロールしたり、外部フットコントローラーを使ってモジュレーションをかけたりすることができま
す。これらのコントロールチェンジナンバーの割り当てをコントローラーアサインと呼びます。
NOTE 本体に搭載されていないコントローラーについては、外部シーケンサーや外部MIDIコントローラーなどによりコントロールで
きます。
Controller (コントローラー )
パラメーター名
説明
FS Pedal
(フットスイッチ
サステインペダル
セレクト)
リアパネルの[SUSTAIN]端子に接続するフットスイッチの種類を選びます。
FC3Aをお使いの場合
ハーフダンパー対応のFC3Aをお使いの場合、「FC3 Half On」を選んでください。ハーフダンパー演奏を
しない場合は、「FC3 HalfOff」を選んでください。
FC4A、FC5をお使いの場合
「FC4/5」を選んでください。FC4AやFC5では、フットスイッチを使ったハーフダンパー演奏はできませ
ん。
設定値: FC3 Half On、FC3 HalfOff、FC4/5
NOTE
外部MIDI機器からコントロールチェンジを使ってハーフダンパー演奏をすることもできます。その場合、
サステインペダルセレクトの設定は必要ありません。
FS
(フットスイッチ
コントロールナンバー )
[SUSTAIN]端子に取り付けたフットスイッチ操作で発生する、コントロールチェンジ ナンバーを設定しま
す。ここで設定したコントロールチェンジ ナンバーのMIDIメッセージを外部MIDI機器から受信した場合、
本体はフットスイッチが操作されたものとみなします。
設定値: off、1∼95、arp sw、play/stop、PC inc、PC dec、octave reset
NOTE
[SUSTAIN]端子にFC4A/FC5を接続し、「FS」=「Play/Stop」に設定することで、FC4A/FC5から
ソングやリズムパターンの再生/停止ができます。また「FS」=「PC inc」/「PC dec」に設定すること
で、FC4A/FC5からパフォーマンスナンバーの切り替えができます。ただし、これらの設定にしていると、
サステイン機能は使用できなくなるのでご注意ください。
AS1
AS2
(アサイン1/2
コントロールナンバー )
ノブのASSIGN 1/2を操作したときに発生するコントロールチェンジ ナンバーを設定します。ここで設定
したコントロール チェンジ ナンバーのMIDIメッセージを外部から受信した場合も、本体はASSIGN 1/2
ノブが操作されたものとみなします。
設定値: off、1∼95
FC1
(フットコントロー
ラー 1 コントロール
ナンバー )
[FOOT CONTROLLER]端子に接続したフットコントローラーを操作したときに発生するコントロールチェ
ンジ ナンバーです。ここで設定したコントロールチェンジ ナンバーのMIDIメッセージを外部から受信した
場合も、本体はフットコントローラーが操作されたものとみなします。
設定値: off、1∼95
FC2
(フットコントロー
ラー 2 コントロール
ナンバー )
フットコントローラー 2として外部から受信するコントロールチェンジ ナンバーを設定します。
設定値: off、1∼95
RB
(リボンコントロー
ラー コントロール
ナンバー )
リボンコントローラーとして外部から受信するコントロールチェンジ ナンバーを設定します。
設定値: off、1∼95
BC
(ブレスコントロー
ラー コントロール
ナンバー )
ブレスコントローラーとして外部から受信するコントロールチェンジ ナンバーを設定します。
設定値: off、1∼95
AF1
AF2
(アサイナブル ファン
クション1/2 コント
ロール ナンバー )
ASSIGNABLE FUNCTION 1/2ボタンとして外部から受信するコントロールチェンジ ナンバーを設定し
ます。
設定値: off、1∼95
File Utility RemotePerformance Song/Pattern
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
ユーティリティー
General
MIDI
Controller
Remote
ユーティリティージョブ
QuickSeup
Factory Set
Version
68
リモートの設定を行ないます。 パネルの[DAW REMOTE]ボタンを押してリモートモードに入った状態で[UTILITY]ボ
タンを押した場合は、このRemote画面だけが表示されます。
ユーティリティージョブ
外部接続に関するパラメーターの設定を、目的に合わせてプリセットから選択します。いくつかの設定画面にまたがっ
たパラメーターを、最適な設定に一度に変更できる機能です。[ENTER]ボタンを押すと、選択したプリセットが各パ
ラメーター値に適用されます。各プリセットの詳細は以下のとおりです。
設定値: St Alone (スタンドアローン)、DAW Rec (DAWレコード)、Arp Rec (アルペジオレコード)
Remote (リモート)
パラメーター名
説明
DAW Select
(DAWセレクト)
接続しているコンピューター上で使用しているDAWソフトウェアの種類を設定します。「DAW Select」を
切り替えたときに、リモート設定が確定されます。
設定値: Cubase、LogicPro、DigiPerf、SONAR
PrgChgMode
(プログラム チェンジ
モード)
パネルの[INC/YES]/[DEC/NO]ボタンを操作したときに、MIDIポート1に指定したプログラムナンバーを
送信する(PC)か、MIDIポート2にプログラムナンバーの増減を送信する
(remote)か、リモート対象が何か
によって「PC(プログラムチェンジ)」を送信するか「remote (リモート)」
を送信するかを自動的に切り替
える(auto)か、を設定します。「remote」の送信は、リモート対象がCubase上のVSTインストゥルメント
の場合のみ実行されます。
設定値: remote、PC、auto
NOTE
「DAW Select」が「Cubase」以外に設定されている場合は、「PrgChgMode」は「PC」に固定されます。
手順 [UTILITY]ボタン → [JOB]ボタン → カーソル[u]/[d]ボタンで編集画面を選択 → [ENTER]ボタン
→ 選択した編集画面でパラメーター編集 → [ENTER]ボタン
QuickSeup (クイックセットアップ)
St Alone DAW Rec Arp Rec
DirectMonitor (ダイレクトモニター スイッチ) on on on
LocalCtrl (ローカルコントロール) on off on
MIDI Sync (MIDIシンク) internal auto auto
Clock Out (クロックアウト) on off off
MIDI Out (アルペジオMIDIアウトプットスイッチ) on off on
File Utility RemotePerformance Song/Pattern
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
ユーティリティー
General
MIDI
Controller
Remote
ユーティリティージョブ
QuickSeup
Factory Set
Version
69
この画面で[ENTER]ボタンを押すと、本体内蔵のユーザーメモリー (17 ページ)を工場出荷時の状態に戻すファクト
リーセットが実行されます。この画面にある「PowerOn Auto」パラメーターの設定は、ファクトリーセットを実行
すると、自動的に保存されます。
注記
ファクトリーセットを実行すると、現在のユーザーメモリーのボイス/パフォーマンスのデータや、ユーティリティーでのシステム設定
の内容が、すべて工場出荷時の設定に書き換えられてしまいます。大切なデータを失わないようにご注意ください。また、必要な設定
内容は前もってUSBフラッシュメモリーなどに保存されることをおすすめします。
NOTE ファクトリーセットを実行する手順について詳しくは、取扱説明書をご参照ください。
1PowerOn Auto (パワーオン オート ファクトリーセット)
オンに設定すると、電源を入れるたびに自動的に工場出荷状態に戻ります。通常は、オフにしておきます。
設定値: off、 on
注記
「PowerOn Auto」を「on」にしてファクトリーセットを実行すると、電源を入れ直すたび、自動的にファクトリーセットを実行する
ように設定されます。自動的にファクトリーセットを実行しない設定に戻すには、「off」に設定した状態でファクトリーセットを実行
します。
本体のバージョンとコピーライトを表示します。1ページ目の右下に表示されている「Firm: *.**」が本体のバージョン
です。
Factory Set (ファクトリーセット)
Version (バージョン)
JOB*Factory*Set
****PowerOn*Auto=off 1
JOB*Version
BBoot:1.00*Firm:1.00a
File Utility RemotePerformance Song/Pattern
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
リモートモード
リモート画面
ノブ[A]∼[D]の機能の
切り替え
コントロールテンプレート
の切り替え
ユーティリティー設定
70
リモートモード
リモートモードでは、DAWソフトウェアやVSTi (ソフトウェア音源)をパネル操作でリモートコントロールできます。
リモートコントロールできるDAWソフトウェアは、Cubase、Logic Pro、SONAR、Digital Performerの4種類で
す。また、本機では、VSTiの操作に最適な機能をノブ[A]∼[D]に割り当てるコントロールテンプレートが50個用意さ
れています。リモート画面では、設定されたコントロールテンプレートのノブ[A]∼[D]の機能の表示や設定値の変更、
コントロールテンプレートの切り替えができます。ここでは、リモート画面上で表示されるパラメーターや設定できる
機能について説明します。
NOTE リモートモードから抜ける場合は、[DAW REMOTE]ボタンを再度押します。
NOTE コントロールするソフトウェアの設定はユーティリティーのRemote画面(68ページ)で行ないます。
NOTE リモートコントロールできるDAWソフトウェアのバージョンについては、取扱説明書の「仕様」をご参照ください。
リモート画面
リモート画面上には、基本的にノブ[A]∼[D]で割り当てられる機能が表示されます。
1ノブアイコン
ノブ[A]∼[D]に割り当てられたDAWソフトウェアのパラメーターにおいて、現在コンピューター側で設定されている
値をイラストで表示します。本体のノブが示す値と一致していないときは、反転表示になります。反転表示の状態で本
体のノブを回してもすぐにはパラメーターの値は変更されません。ノブを回して現在の値を通過すると、本体のノブを
動かした結果がパラメーター値に反映され、現在の値と本体のノブの値が一致します。
2パラメーター名
ノブ[A]∼[D]に割り当てられている機能が表示されます。ノブを操作すると、割り当てられている機能の設定値が表示
され、一定時間経過すると、機能名の表示に戻ります。また、[PART 1-2 LINK]ボタンをオンにすることで、常に設
定値が表示される状態になり、もう1度押すと機能名の表示に戻ります。割り当てられる機能は、Cubase専用のリ
モートコントロールになる「Remote」設定か、コントロールチェンジになる「CC」設定かによって異なります。こ
の設定はMX49/MX61 Remote Editorで切り替えができます。
「Remote」設定の場合 (Cubaseの場合のみ)
CubaseのVSTiパラメーターがノブ[A]∼[D]に割り当てられ、パラメーター名の最初の8文字が画面に表示されます。
[SHIFT]ボタンを押しながら[DAW REMOTE]ボタンを押すと、パラメーター名が左方向にスクロールして、8文字以
上の名称も確認できます。
ノブ[A]∼[D]を回すと、ポート2にMIDIメッセージが送信され、ノブに割り当てられたCubaseのVSTi上のパラメー
ターが変化します。このとき、本機の画面上にはパラメーターの値が一定時間表示されます。
「CC」設定の場合
ノブ[A]∼[D]でコントロールできるコントロールチェンジナンバーが表示されます。ノブ[A]∼[D]を動かすと、ポート
2にコントロールチェンジメッセージが送信され、DAW上のVSTiの機能をコントロールします。
NOTE 「DAW Select」(68ページ)がCubase以外の場合や、「MIDI IN/OUT」(65ページ)が「MIDI」に設定されている場合は、
「CC」設定に固定されます。
手順
[DAW REMOTE]ボタンを押します。
jQC1 Cuto***jQC2 Reso 2
jQC3 Bit***jQC4 Sub
1 2
ノブ[A] ノブ[B]
ノブ[C] ノブ[D]
File Utility RemotePerformance Song/Pattern
MX49 MX61 MX88 リファレンスマニュアル
リモートモード
リモート画面
ノブ[A]∼[D]の機能の
切り替え
コントロールテンプレート
の切り替え
ユーティリティー設定
71
ノブ[A]∼[D]の機能の切り替え
1つのコントロールテンプレートには、ノブ[A]∼[D]に割り当てる機能が3セット用意されており、[KNOB
FUNCTION]ボタンによってそのセットの切り替えができます。
コントロールテンプレートの切り替え
カテゴリーボタンの[KEYBOARD]ボタンまたは[PIANO]ボタンを押すと、テンプレートの切り替えができます。
[KEYBOARD] /[PIANO]ボタンにより、テンプレートナンバーが増減します。テンプレートを切り替える画面が表示
されてから一定時間が経過すると、ノブに割り当てられている機能が表示されている画面に戻ります。本体上でコント
ロールテンプレートを切り替えると、Remote Editor上のテンプレートも切り替わります。
NOTE Remote Tools をコンピューターにインストールしていれば、リモート対象のDAWがCubaseの場合、Cubase上でVSTiを
切り替えると、本機上のコントロールテンプレートも連動して切り替わります。
NOTE コントロールテンプレートを編集したり、新たなテンプレートを作成したい場合は、MX49/MX61 Remote Editorを利用し
ます。テンプレートを変更した場合は、本機のリモートモードにおいて[STORE]ボタンを押すと、編集したテンプレートを含
む50個のテンプレートがまとめて本体に保存されます。
ユーティリティー設定
リモートモードで[UTILITY]ボタンを押すと、リモートモード専用のユーティリティー設定ができます。設定内容は
ユーティリティーモードのUTILITY Remote画面(68ページ)と連動しています。
Remote*Template
03:HALionSonicSE
Manual Development Group
©2012 Yamaha Corporation
2017年4月 改訂 MW-B0