Apple AirPort Express Base Station AirMac 設定ガイド User Manual Air Mac 5.1 Port Setup Guide
User Manual: Apple AirPort Express Base Station AirMac Express 5.1 - 設定ガイド
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AirMac Express 設定ガイド 目次 5 6 8 8 10 11 12 第 1 章: はじめに AirMac Express について AirMac ソフトウェアについて AirMac Express を使用するために必要なもの AirMac Express を電源につなぐ AirMac Express のステータスランプ 次のステップ 13 第 2 章: AirMac Express を使用する 13 AirMac Express をブロードバンド・インターネット・サービスで使用する 15 AirMac Express と AirTunes を使用して iTunes のミュージックライブラリをステレオで再生 する 16 既存のワイヤレスネットワークで AirMac Express を使って、ホームオーディオに音楽をスト リーム配信する 21 AirMac Express を使って USB プリンタを共有する 22 既存の AirMac Extreme ネットワークまたは AirMac Express ネットワークのワイヤレス通信範 囲を拡張する 24 AirMac Express を AirMac Extreme ネットワークで使用する 25 第 3 章: AirMac Express を設定する 27 AirMac ユーティリティを使用する 3 29 29 31 31 新しいワイヤレスネットワークを設定する インターネット接続環境を設定する/共有する 既存のワイヤレスネットワークに接続する 既存の AirMac Extreme ネットワークまたは AirMac Express ネットワークのワイヤレス通 信範囲を拡張する 32 詳細なオプションを設定する 35 第 4 章: AirMac Express をさまざまな場所で使用する 39 第 5 章: ヒントとトラブルシューティング 44 AirMac Express の配置に関する注意事項 45 AirMac への干渉を引き起こすもの 47 47 47 48 48 49 50 51 51 52 第 6 章: 追加情報/サービス/サポート インターネットでのサービス/サポート オンスクリーンヘルプ 保証サービスを利用する AirMac Express のシリアル番号が印刷されている場所 付録: AirMac Express の仕様 AirMac Express の安全に関するヒント 湿気のある場所を避ける 自分で修理しない 取り扱いについて 53 法規制の順守に関する情報 4 目次 1 はじめに 1 AirMac Express をご購入いただきありがとうございます。ご使 用の際にはこのガイドをお読みください。 AirMac Express を使用すると、ブロードバンドインターネット接続環境をネットワーク上の複数 「 iTunes」のミュージックライ のワイヤレス LAN につながっているコンピュータで共有したり、 ブラリをホームオーディオで再生したり、さまざまなことができます。 AirMac Express の AirTunes 機能を使うと、「iTunes」のミュージックライブラリをリモートス ピーカーから再生できます。 AirMac Express では、次のことができます:  自宅でワイヤレスネットワークを設定し、ワイヤレスのインターネット接続環境を提供できま す。1 つのインターネット接続を 10 台までのコンピュータ間で同時に共有できます。家族全員 が同時にインターネットに接続できます。  AirMac Express をホームオーディオやアンプ内蔵スピーカーに接続し、AirMac または AirMac Extreme カードを搭載した Macintosh 、あるいは対応する Windows(XP または 2000)のワ イヤレス LAN につながっているコンピュータから、AirTunes を使って「iTunes 」のミュージッ クライブラリをホームオーディオで再生できます。  Ethernet ネットワークにワイヤレスで接続するように設定できます。 AirMac または AirMac Extreme を装備した Macintosh コンピュータ、あるいは Windows( XP または 2000)コン ピュータは、ケーブルを使って接続しなくても、ネットワーク全体にアクセスできます。 5  AirMac Expressを既存の AirMac Extremeまたは AirMac Express ワイヤレスネットワークに追 加して、 ネットワークのワイヤレス通信範囲を拡張できます。ワイヤレスで複数のベースステー ションを接続することを WDS( Wireless Distribution System)といいます。  USB プリンタを AirMac Express に接続できます。ワイヤレスまたはケーブルで接続されている AirMac ネットワーク上の対応するすべてのコンピュータは、このプリンタを使用できます。  カスタムプロファイルを作成して最大で 5 つまでの場所の設定を保存できます。旅行先に AirMac Express を持って行き、ホテルの部屋などでブロードバンドネットワークにすばやく接 続できます。 AirMac Express について AirMac Express の底面には次の 3 つのポートがあります:  Ethernet ポート( G):DSL モデムまたはケーブルモデムを接続する場合、または既存の Ethernet ネットワークに接続する場合に使用します  アナログおよび光デジタル・オーディオ・ステレオ・ミニジャック( -):AirMac Express を ホームオーディオまたはアンプ内蔵スピーカーに接続する場合に使用します 6 第1 章 はじめに  USB ポート(d ):AirMac Express に対応するプリンタを接続する場合に使用します ステータスランプ AC プラグアダプタ USB ポート Ethernet ポート リセットボタン オーディオ出力ポート (アナログおよび光デジタル オーディオ・ミニジャック) ポートの隣にあるのはリセットボタンで、AirMac Express の問題を解決する場合に使用します。 AirMac Express の側面にあるステータスランプは、現在の状況を示します。 第1章 はじめに 7 AirMac ソフトウェアについて AirMac Express では、AirMac Express CD に収録されている AirMac ソフトウェアを使用します。 AirMac ユーティリティ 「 AirMac ユーティリティ」を使って、ワイヤレスネットワークを作成したり、インターネッ トに接続したり、USB プリンタを共有するように AirMac Express を設定できます。AirMac Express を既存の AirMac Express または AirMac Extreme ワイヤレスネットワークに接続 して、ネットワークのワイヤレス通信範囲を拡張することもできます。これを WDS といい ます。 「 AirMac ユーティリティ」を使えば、 AirMac Express とワイヤレスネットワークを すばやく簡単に設定できます。 AirMac Extreme ベースステーションと AirMac Express ベー は、 「 AirMac ユーティリティ」 スステー ションの設定と管理のための拡張 ツールでもあります。ネットワーク、ルー ティ ング、およびセキュリティの設定や、その他の詳しい設定を調節するときは、 「 AirMac ユー ティリティ」を使用してください。 Z メニューバーの AirMac ステータスメニュー ほかの AirMac ネットワークにすばやく切り替えたり、現在のネットワークの信号の品質を 監視したり、コンピュータ間のネットワークを設定したり、AirMac を開始または停止した りするときは、AirMac ステータスメニューを使用します。ステータスメニューは、Mac OS X を使用するコンピュータで利用できます。 AirMac Express を使用するために必要なもの Macintosh を使用して AirMac Express を設定するには、次のものが必要です:  AirMac カードまたは AirMac Extreme カードが取り付けられている Macintosh コンピュータ  Mac OS X v10.4 以降 8 第1 章 はじめに Windows PC を使用して AirMac Express を設定するには、次のものが必要です:  プロセッサ速度が 300 MHz 以上の Windows PC  Windows XP Home または Professional コンピュータのサウンドを AirMac Express に接続されたステレオで再生するには、 「iTunes 」が 必要です。最新バージョンの「iTunes 」を使用していることを確認するには、 www.apple.com/jp/itunes にアクセスしてください。 AirMac Express は、IEEE 802.11b または 802.11g の規格に準拠したワイヤレス対応のコンピュー タで使用することができます。AirMac Express を設定するには、コンピュータが上記の条件を満 たしている必要があります。 第1章 はじめに 9 AirMac Express を電源につなぐ AirMac Express を電源に接続する前に、DSL またはケーブルモデムに接続された Ethernet ケー ブル(インターネットに接続する場合)、ステレオに接続されたオーディオケーブル(「iTunes」 のミュージックライブラリの曲を再生するために AirTunes を使用する場合)、対応する USB プ リンタに接続された USB ケーブル(USB プリンタでプリントする場合)など、適切なケーブル を使用するポートに接続します。 使用するすべての装置のケーブルを接続したら、必要に応じて、AC プラグアダプタを接続しま 「電源」スイッチはありません。 す。AirMac Express を壁のコンセントに差し込みます。 AC プラグアダプタ 10 第1 章 はじめに AirMac Express を壁のコンセントに差し込むと、起動中にステータスランプが緑色に点滅してか らオレンジ色に点灯します。起動が完全に終了すると、緑のステータスランプが点灯します。 AirMac Express のステータスランプ 以下の表に AirMac Express の LED 表示とその意味を説明します。 ランプ 表示状態/説明 消灯 AirMac Express の電源が入っていません。 緑の点滅 AirMac Express が起動中です。 参考: 「AirMac ユーティリティ」の「AirMac」設定の「ベースステー ション」パネルにある「ステータスランプ」ポップアップメニューか ら「動作時に点滅」を選択した場合、ステータスランプが緑で点滅す ることで、正常動作を示します。 緑の点灯 「 AirMac AirMac Express に電源が接続され、正常に動作しています。 ユーティリティ」の「ベースステーション」パネルにある「ステータ スランプ」ポップアップメニューから「動作時に点滅」を選択した場 合、ステータスランプが、通常の動作を示す緑で点滅することがあり ます。 オレンジの点滅 AirMac Express はネットワークまた はインターネットへの接続を確 立できません。 42 ページの「AirMac Express のステータスランプが オレンジ色に点滅する」を参照してください。 オレンジの点灯 AirMac Express は起動シーケンスを完了中です。 オレンジと緑の点滅 起動の問題 が発生している可能性があります。 AirMac Express は再 起動し、再度試行します。 第1章 はじめに 11 次のステップ 「 AirMac ユーティリティ」を使って、インターネット接続、ス AirMac Express を接続した後は、 テレオ、USB プリンタ、または既存のネットワークを使用できるように設定します。 AirMac Express のさまざまな使いかたの例とワイヤレスネットワークの設定方法については、 13 ページの「 AirMac Express を使用する」を参照してください。 設定の過程について詳しくは、25 ページの「AirMac Express を設定する」を参照してください。 12 第1 章 はじめに 2 AirMac Express を使用する 2 この章では、AirMac Express のさまざまな使いかたについて説 明します。 この章では、AirMac Express の使いかたに合わせた設定の例を示します。また、AirMac Express ネットワークをすばやく設定し、実行するために必要な作業についても簡単に説明します。 AirMac Express をブロードバンド・インターネット・サービスで使用 する ネットワークとインターネット接続環境を提供するように AirMac Expressを設定すると、AirMac カードまたは AirMac Extreme カードが搭載された Macintosh コンピュータと 802.11b および 802.11g のワイヤレスが装備されたコンピュータから、ワイヤレス AirMac ネットワークにアク セスして、ファイルを共有したり、ゲームで遊んだり、Web ブラウザやメールアプリケーション などのインターネットアプリケーションを使用したりできます。 13 このネットワークの構成 DSL モデムまたはケーブルモデム G Ethernet ポート インターネットへ このネットワークの設定方法 1 Ethernet ポート(G)を使用して DSL またはケーブルモデムを AirMac Express に接続します。 2 「AirMac ユーティリティ」を使用して新しいネットワークを設定します。(詳しくは、25 ページ を参照。 ) AirMac を使用するコンピュータおよびその他のワイヤレス LAN 用のカードやアダプタを使用す るコンピュータは、AirMac Express を通じてインターネットに接続されます。 ワイヤレス LAN につながっているコンピュータは、 AirMac Express を通じて互いに通信可能 です。 14 第2 章 AirMac Express を使用する AirMac Express と AirTunes を使用して iTunes のミュージックライ ブラリをステレオで再生する お持ちのステレオに装備されているコネクタの種類に応じて、 Toslink- ミニ・デジタル光ファイ バーケーブル、ステレオミニ - デュアル RCA ケーブル、またはステレオミニ - ステレオミニケー ブルを使って AirMac Express をステレオに接続し、AirTunes を使ってワイヤレスで「iTunes」 のミュージックライブラリの曲を再生できます。 このネットワークの構成 RCA オーディオ 光デジタルオーディオ入力端子 入力端子(左、右) または オーディオ出力 iTunes がインストール ポート されたコンピュータ オーディオセット Toslink- ミニ・デジタル 光ファイバーケーブル または ステレオミニ - デュアル RCA ケーブル または 第2章 AirMac Express を使用する 15 このネットワークの設定方法 1 お持ちのステレオに装備されているコネクタの種類に応じて、デジタル光ファイバーケーブル、 アナログ・ステレオミニ - デュアル RCA 、またはステレオミニ - ステレオミニをステレオ・ミニ ジャック( - )に接続して、AirMac Express をホームオーディオまたはアンプ内蔵スピーカーに 接続します。 参考:AirMac Express でアンプ内蔵 USB スピーカーを使用することはできません。ステレオ・ ミニジャック・コネクタ付きのアンプ内蔵スピーカーを使用してください。 2 「AirMac ユーティリティ」を使用して新しいネットワークを設定します。(詳しくは、25 ページ を参照。 ) 3 コンピュータで「iTunes」を 開き、「 iTunes」ウインドウの右下の角にあるスピーカーのポップ アップメニューから使用するステレオまたはスピーカーを選びます。 AirMac Express のワイヤレス通信範囲内にあるワイヤレス LAN につながっているコンピュータ で iTunes 4.6 以降を使って、ワイヤレスで音楽をストリーム配信できます。AirMac Express に 音楽を配信できるのは、一度に 1 台のコンピュータのみです。一度に複数の AirMac Express に 音楽を配信することはできません。 参考:AirMac Express をステレオのフォノジャックに接続しないでください。 既存のワイヤレスネットワークで AirMac Express を使って、ホーム オーディオに音楽をストリーム配信する AirMac Express をワイヤレスネットワークに接続し、AirTunes を使って「iTunes 」のミュージッ クライブラリの曲をステレオで再生することもできます。AirMac Express を既存のネットワーク に接続すると、AirMac Express をネットワークのワイヤレス通信範囲内の別の部屋に置くことが できます。 16 第2 章 AirMac Express を使用する このネットワークの構成 AirMac Extreme DSL モデムまたは ベースステーション ケーブルモデム インターネットへ オーディオ出力ポート オーディオセット Ethernet ポートへ ワイヤレスネットワークに接続するには、Macintosh のメニューバーにある AirMac ステータス メニューを使用します。Windows コンピュータの場合、AirMac ネットワーク名(SSID)が表示 されるまでポインタをワイヤレス接続アイコンの上に置きます。複数のネットワークが表示され た場合は、リストから選択します。 第2章 AirMac Express を使用する 17 別の方法で AirMac Express をホームオーディオに接続することもできます。 オーディオ出力ポート オーディオセット DSL モデムまたは ケーブルモデム インターネットへ お使いのコンピュータに、AirMac Extreme カードが搭載されているか、Windows 用の互換性の あるワイヤレスカードが搭載されている場合は、 AirTunes を使って、AirMac Express に接続さ れたステレオで「iTunes」のミュージックライブラリを再生できます。 18 第2 章 AirMac Express を使用する AirMac Express をインターネットに接続し、ネットワークに接続するコンピュータにインター ネット接続環境を提供することもできます。 AirMac Express をホームオーディオに接続すると、 AirMac Extreme カードを搭載したネットワーク上のコンピュータまたは対応する 802.11b また 「 iTunes」のミュージックライブラリをステレオ は 802.11g カードを搭載したコンピュータは、 で再生できます。 Ethernet ポート オーディオ出力ポート DSL モデムまたは ケーブルモデム オーディオ セット インターネットへ 第2章 AirMac Express を使用する 19 別売のオーディオケーブルと電源コード 別売の AirMac Express Stereo Connection Kit with Monster Cables を購入 すると、AirMac Express をホームオーディオやアンプ内蔵スピーカーに接続できます。このキットには、アナロ グ・ステレオミニ - デュアル RCA コネクタケーブル、Toslink デジタル光ファイバーケーブル、 および電源コードが含まれています。 ステレオミニ - デュアル RCA ケーブル Toslink- ミニ・デジタル 光ファイバーケーブル 電源コード  ステレオで標準のアナログケーブルが使用されている場合は、アナログケーブルをホームステ レオに接続します。  ステレオにデジタルToslink ポートがある場合は、デジタル光ファイバーケーブルを接続します。  電源コンセントから離れた場所に AirMac Expressを配置する場合は、 電源コードを接続します。 20 第2 章 AirMac Express を使用する AirMac Express を使って USB プリンタを共有する USB プリンタを AirMac Express に接続すると、ワイヤレスネットワーク上のすべてのコンピュー タがそのプリンタを使用できます。 このネットワークの構成 共有プリンタ d USB ポート このネットワークの設定方法 1 USB ケーブルを使ってプリンタを AirMac Express の USB ポート(d)に接続します。 2 新しいネットワークを設定するか、既存のネットワークに接続するために、「AirMac ユーティリ ティ」を使用します。 第2章 AirMac Express を使用する 21 ワイヤレス LAN につながっているコンピュータは、 Mac OS X v10.2.7 以降または Windows 2000 または Windows XP を使用して、プリンタにプリントできます。 Mac OS X を使用するコンピュータからプリンタを使用するには: 1 「プリンタ設定ユーティリティ」(「アプリケーション」フォルダの「ユーティリティ」フォルダ にあります)を開きます。 2 リストからプリンタを選びます。 目的のプリンタがリストにない場合は、「追加」をクリックし、ポップアップメニューから 「Bonjour」を選んだ後で、リストからプリンタを選びます。 Windows コンピュータからプリンタを使用するには: 1 AirMac Express に付属の CD から Bonjour for Windows をインストールします。 2 画面に表示される指示に従って、プリンタを接続します。 既存の AirMac Extreme ネットワークまたは AirMac Express ネット ワークのワイヤレス通信範囲を拡張する 別の AirMac Express を接続して、既存の AirMac Extreme ネットワークまたは AirMac Express ネットワークのワイヤレス通信範囲を拡張できます。ベースステーションまたは AirMac Express を既存のネットワークに追加すると、WDS( Wireless Distribution System)と呼ばれるシステ ムが設定されます。 AirMac ネットワークがインターネットに接続されている場合、コンピュータは、AirMac ネット ワークに接続して、インターネット接続を共有できます。 22 第2 章 AirMac Express を使用する このネットワークの構成 家族の個室など ダイニングルーム リビングルーム DSL モデムまたは AirMac Extreme ケーブルモデム ベースステーション インターネットへ このネットワークの設定方法 1 インターネットに接続されている AirMac Extreme ベースステーションまたは AirMac Express に よって設定された、既存の AirMac ネットワークが必要です。このベースステーションは、 メイ ンベースステーションと呼ばれ、インターネット接続を AirMac Express と共有します。 2 ネットワークに接続してその通信範囲を拡張するために、「 AirMac ユーティリティ」を使用しま ) す。(詳しくは、25 ページを参照。 両方のベースステーションは、クライアントコンピュータとインターネット接続をワイヤレスで 共有します。また、クライアントコンピュータが Ethernet によって接続されている場合は Ethernet を使って共有します。 第2章 AirMac Express を使用する 23 AirMac Express を AirMac Extreme ネットワークで使用する 下の図は、前述のすべての例を 1 つのワイヤレスネットワークで構成した場合を示しています。 家族の個室など リビングルーム Ethernet ポートへ インターネットへ オーディオ出力ポートへ USB ポートへ AirMac Extreme DSL モデムまたは ベースステーション ケーブルモデム このネットワークの設定方法  新しいネットワークを設定して AirMac Express のすべての機能を利用するために、「AirMac ユーティリティ」を使用します。 24 第2 章 AirMac Express を使用する 3 AirMac Express を設定する 3 この章では、AirMac ソフトウェアを使用した AirMac Express の設定とその手順について説明します。 前の章の図を使用すると、AirMac Express を使用する場所や、 AirMac ネットワーク上で設定す る機能を決めるときに役に立ちます。次に、この章の説明を参考にすると、AirMac Express およ び AirMac ネットワークを簡単に設定できます。 「AirMac ユーティリティ」では、次のことができます:  ワイヤレスLANにつながっているコンピュータの相互通信に使用する新しいワイヤレスネット ワークを設定します。AirMac Express をベースステーションとして設定し、インターネットに 接続する場合は、ワイヤレス LAN につながっているコンピュータでインターネット接続を共有 することもできます。  AirMac Express を既存のワイヤレスネットワークに接続し、AirTunes を使って「iTunes」の ミュージックライブラリをホームステレオやアンプ内蔵スピーカーで再生したり、共有する USB プリンタを接続したりします。  AirMac Express を既存の AirMac Extreme または AirMac Express ネットワークに接続し、 AirMac Express をワイヤレスブリッジとして使用してワイヤレスネットワークの通信範囲を 拡張します。これは WDS(Wireless Distribution System )と呼ばれます。 25 AirTunes を使って「iTunes 」のミュージックライブラリの曲を再生したり、新しいネットワーク か、既存のネットワークに接続しているかにかかわらず、設定する任意の種類のネットワークで USB プリンタを共有したりできます。 複数の AirMac Express を使用する場合は、1 台をリビングルームのステレオに接続し、もう 1 台 を書斎のアンプ内蔵スピーカーに接続できます。AirTunes を使用すると、家の中の場所に応じ て、いずれかの AirMac Express に「iTunes」のミュージックライブラリをストリーム配信でき ます。 「iTunes 」のスピーカーのポップアップメニューから、使用する AirMac Express の名前を 選びます。 この章では、 「 AirMac ユーティリティ」の設定アシスタントを使った AirMac Express のネット ワークとその他の機能の設定の概要について説明します。ワイヤレスネットワークの詳細および 「AirMac ユーティリティ」の高度な機能については、www.apple.com/jp/support/airmac にあ る製品ドキュメント「AirMac 802.11n ネットワーク構成の手引き」を参照してください。 この製品ドキュメントでは、次の 2 つの点に関する詳細を説明しています:  AirMac Extreme 802.11n ベースステーションでの「 AirMac ユーティリティ」の使用方法  「AirMac ユーティリティ」を使った AirMac Express 802.11g ベースステーションの設定方法 参考:大部分のネットワークの設定作業は「AirMac ユーティリティ」の設定アシスタントを使っ て実行できます。詳細なオプションを設定するには、 「 AirMac ユーティリティ」の「ベースス テーション」メニューから「手動設定」を選択します。詳しくは、32 ページの「詳細なオプショ ンを設定する」を参照してください。 26 第3 章 AirMac Express を設定する AirMac ユーティリティを使用する ワイヤレスネットワークとインターネットへのアクセスに AirMac を使用するように AirMac Express を設定するには、「AirMac ユーティリティ」の設定アシスタントを使います。「AirMac ユーティリティ」は、AirMac Express CD に収録されているソフトウェアをインストールすると きにインストールされます。 Mac OS X v10.4 以降を使用する Macintosh の場合: 1 「アプリケーション」フォルダの「ユーティリティ」フォルダにある「AirMac ユーティリティ」 を開きます。 2 ベースステーションを選択して、「続ける」をクリックします。 3 画面に表示される指示に従って、AirMac Express とワイヤレスネットワークを設定します。 Windows XP(Service Pack 2 がインストール済みのもの)を使用するコンピュータの場合: 1 「スタート」>「すべてのプログラム」>「AirMac 」にある「AirMac ユーティリティ」を開きます。 2 ベースステーションを選択して、「続ける」をクリックします。 第3章 AirMac Express を設定する 27 3 画面に表示される指示に従って、AirMac Express とワイヤレスネットワークを設定します。 「AirMac ユーティリティ」の設定アシスタントには、使用するネットワークの種類や設定する サービスに関する一連の質問が表示されます。設定アシスタントに従って、設定するネットワー クに適した設定を実行できます。 AirMac Express を使ってインターネットに接続する場合は、ISP (インターネット・サービス・ プロバイダ)のブロードバンド回線のアカウント、または既存の Ethernet ネットワークによる インターネット接続が必要です。サービスプロバイダから特定の情報(固定 IP アドレスや DHCP クライアント ID など)を受け取っている場合は、「 AirMac ユーティリティ」で入力しなければ ならないことがあります。この情報を用意してから、 AirMac Express を設定してください。 28 第3 章 AirMac Express を設定する 新しいワイヤレスネットワークを設定する 「AirMac ユーティリティ」の設定アシスタントを使用して、新しいワイヤレスネットワークを設 定できます。設定アシスタントは、ネットワークに名前を付けたり、パスワードでネットワーク を保護したり、その他のオプションを設定したりするために必要な手順を示します。 ネットワーク上で USB プリンタを共有する場合: 1 プリンタまたはハードディスクを AirMac Express の USB ポート(d )に接続します。 2 「AirMac ユーティリティ」を開きます。 Macintosh コンピュータの場合は「アプリケーション」 フォルダの「ユーティリティ」フォルダにあり、Windows XP を使用するコンピュータの場合は 「スタート」>「すべてのプログラム」>「AirMac 」にあります。 3 画面に表示される指示に従って、新しいネットワークを設定します。 インターネット接続環境を設定する/共有する ネットワーク上の複数のワイヤレス対応コンピュータでインターネット接続を共有する場合は、 AirMac Express のインターネット接続を共有するように設定する必要があります。設定が完了し た後は、コンピュータは AirMac ネットワークを通じてインターネットにアクセスできます。ベー ステーションはインターネットに接続し、AirMac ネットワークを介して各コンピュータに情報 を転送します。 「AirMac ユーティリティ」を使用してベースステーションを設定する前に、DSL モデムまたは ケーブルモデムを AirMac Express の Ethernet ポート( G)に接続します。インターネットの 利用が可能な既存の Ethernet ネットワークを使用して、イ ンターネットに接続する場合は、 AirMac Express を Ethernet ネットワークに接続します。 「AirMac ユーティリティ」の設定アシスタントを使用して、 ISP 設定を入力し、AirMac Express をほかのコンピュータとどのように共有するかを設定します。 第3章 AirMac Express を設定する 29 1 変更するワイヤレスネットワークを選択します。 Macintosh で、メニューバーにある AirMac ステータスメニューを使用します。Windows XP を 使用するコンピュータの場合、AirMac ネットワーク名(SSID )が表示されるまでポインタをワ イヤレス接続アイコンの上に置きます。複数のネットワークが表示された場合は、リストから選 択します。 アップルのベースステーションのデフォルトネットワーク名は、 「AppleNetworkXXXXXX」です。 XXXXXX は、AirMac ID (MAC(Media Access Control)アドレスとも呼ばれます)の最後の 6 桁の番号になります。AirMac ID は、AirMac Express の電源プラグ側にプリントされています。 2 「AirMac ユーティリティ」を開きます。 Macintosh コンピュータの場合は「アプリケーション」 フォルダの「ユーティリティ」フォルダにあり、Windows XP を使用するコンピュータの場合は 「スタート」>「すべてのプログラム」>「AirMac 」にあります。 3 ベースステーションを選択して、「続ける」をクリックします。 4 画面に表示される指示に従って、AirMac Express のインターネット接続環境を設定および共有し ます。 「AirMac ユーティリティ」を使用すると、ベースステーションとネットワークをすばやく簡単に 設定できます。ネットワークへのアクセスを制限したり、DHCP の詳細オプションを設定するな ど、ネットワークの追加オプションを設定したい場合は、 「 AirMac ユーティリティ」の「ベース ステーション」メニューから「手動設定」を選択します。 30 第3 章 AirMac Express を設定する 既存のワイヤレスネットワークに接続する 「AirMac ユーティリティ」を使用して、既存のワイヤレスネットワークに接続できます。AirMac Express をホー ムステレオ に接続する と、ワイヤレ スネットワー ク上のコン ピュータか ら AirTunes を使って、「iTunes」のミュージックライブラリの曲をステレオで再生できます。 USB プリンタを AirMac Express に接続すると、ネットワーク上のすべてのコンピュータがそのプリ ンタを使用できます。 「AirMac ユーティリティ」を使用する前に、オーディオケーブルをステレオに、USB ケーブルを プリンタに必ず接続してください。 1 「AirMac ユーティリティ」を開きます。 Macintosh コンピュータの場合は「アプリケーション」 フォルダの「ユーティリティ」フォルダにあり、Windows を使用するコンピュータの場合は「ス タート」>「すべてのプログラム」>「AirMac 」にあります。 2 画面に表示される指示に従って、AirMac Express とワイヤレスネットワークを接続します。 既存の AirMac Extreme ネットワークまたは AirMac Express ネット ワークのワイヤレス通信範囲を拡張する 既存の AirMac Extreme または AirMac Express ワイヤレスネットワークの通信範囲は、WDS で 設定することによって拡張できます。ワイヤレス LAN につながっているコンピュータでネット ワークに接続してインターネット接続を共有し、ファイルを共有したり、ネットワークゲームで 遊んだりすることができます。AirMac Express をホームステレオに接続すると、ワイヤレスネッ トワーク上のコンピュータから AirTunes を使って、 「iTunes 」のミュージックライブラリの曲を ステレオで再生できます。USB プリンタを AirMac Express に接続すると、ネットワーク上のす べてのコンピュータがそのプリンタを使用できます。 m 「AirMac ユーティリティ」を開き、画面に表示される指示に従って、AirMac Extreme ネットワー クまたは AirMac Express ネットワークの通信範囲を拡張します。 第3章 AirMac Express を設定する 31 WDS を使用してネットワークの通信範囲を拡張すると、全体的なネットワークパフォーマンス が低下する可能性があります。 詳細なオプションを設定する 詳細なオプションを設定するときは、「AirMac ユーティリティ」を使って AirMac Express を手 動で設定できます。高度なセキュリティオプション、非公開ネットワーク、DHCP リース時間、 アクセス制御、送信電波の強さ、ユーザアカウントの設定など、ベースステーションをより詳細 に設定することができます。 詳細なオプションを設定するには: 1 変更するワイヤレスネットワークを選択します。 Macintosh で、メニューバーにある AirMac ステータスメニューを使用します。Windows XP を 使用するコンピュータの場合、AirMac ネットワーク名(SSID )が表示されるまでポインタをワ イヤレス接続アイコンの上に置きます。複数のネットワークが表示された場合は、リストから選 択します。 アップルのベースステーションのデフォルトネットワーク名は、 「AppleNetwork XXXXXX」で す。XXXXXX は、AirMac ID( MAC (Media Access Control)アドレスとも呼ばれます)の最後 の6 桁の番号になります。AirMac IDは、AirMac Express の電源プラグ側にプリントされています。 2 「AirMac ユーティリティ」(Macintosh の場合は「アプリケーション」フォルダの「ユーティリ ティ」フォルダにあり、Windows XP を使用するコンピュータの場合は「スタート」>「すべて のプログラム」>「AirMac」にあります)を開きます。 3 リストに複数のベースステーションが表示される場合は、設定するベースステーションを選びま す。目的のベースステーションが表示されない場合は、 「再スキャン」をクリックして使用可能 なベースステーションをスキャンしてから、目的のベースステーションを選びます。 32 第3 章 AirMac Express を設定する 4 「ベースステーション」メニューから「手動設定」を選択します。パスワードの入力を求められ た場合は、パスワードを入力します。 「AirMac ユーティリティ」の手動設定機能の詳細と使用手順については、 www.apple.com/jp/airmac にある製品ドキュメント「AirMac Extreme 802.11n ネットワーク構 成の手引き」を参照してください。 この製品ドキュメントでは、次の 2 つの点に関する詳細を説明しています:  AirMac Extreme 802.11n ベースステーションでの「 AirMac ユーティリティ」の使用方法  「AirMac ユーティリティ」を使った AirMac Express 802.11g ベースステーションの設定方法 第3章 AirMac Express を設定する 33 4 AirMac Express をさまざまな場所で 使用する 4 AirMac Express では複数の場所の設定を保存できるため、さま ざまな場所へ簡単に移動できます。 AirMac Express では、「プロファイル」と呼ばれる設定を最大 5 つまで保存できます。プロファ イルには、AirMac Express の設定(iTunes スピーカー名およびパスワードなど)とネットワー ク情報(ネットワーク名およびパスワードなど)が含まれます。 プロファイルは、AirMac Express をある場所から別の場所に移動する場合に便利です。たとえ ば、AirMac Express を自宅で使うためにあるプロファイルであれば、AirTunes を使って「iTunes」 のミュージックライブラリの曲をホームステレオで再生し、PPPoE を使ってインターネットに接 続するといった設定になるでしょう。AirMac Express をホテルで使うためには別のプロファイ ル、たとえば DHCP を使ってインターネットに接続するといった設定になります。 35 Macintosh では「アプリケーション」フォルダの「ユーティリティ」フォルダに、Windows XP を使用しているコンピュータでは「スタート」>「すべてのプログラム」>「AirMac」に ある 「AirMac ユーティリティ」を使って、 プロファイルの作成、編集、名称変更、および削除を行います。 新しいプロファイルを作成するには: 「ベースステーショ 1 AirMac ユーティリティを開き、リストで「AirMac Express」を選択してから、 ン」メニューから「手動設定」を選択します。 2 必要に応じて、ベースステーションのパスワードを入力します。 3 「ベースステーション」メニューから「プロファイルを管理」を選択します。 36 第4 章 AirMac Express をさまざまな場所で使用する 4 「追加」をクリックして新しいプロファイルを作成し、プロファイルに名前を付けて「OK」を ク リックします。 5 ネットワーク名、リモートスピーカー名、パスワード、インターネットの接続方法などのオプ ションを設定します。 6 オプションの設定が終了したら、「アップデート」をクリックします。 リストにプロファイルが追加されると、 「AirMac ユーティリティ」ウインドウの下部で「プロ ファイル」ポップアップメニューが表示されます。 既存のプロファイルを編集するには: 1 「AirMac ユーティリティ」を開き、リストで「AirMac Express」を選択してから、 「ベースステー ション」メニューから「手動設定」を選択します。 2 必要に応じてパスワードを入力します。 3 「プロファイル」ポップアップメニューから、編集したいプロファイルを選択します。 4 プロファイルのオプションを編集します。オプションの編集が終了したら、「アップデート」を クリックしてプロファイルを保存し、AirMac Express で有効にします。 第4章 AirMac Express をさまざまな場所で使用する 37 5 ヒントとトラブルシューティング 5 この章では、AirMac Express を使用する上でよくあるトラブル をすばやく解決できる方法を紹介します。 AirMac Express ソフトウェアで適切な AirMac ハードウェアを見つけられない お使いのコンピュータに AirMac カードまたは AirMac Extreme カードが取り付けられているこ とを確かめてください。カードを取り付けたばかりの場合は、コンピュータの電源を切って、カー ドが正しく取り付けられていることを確かめてください。AirMac のアンテナがカードにしっか りと接続されていることを確かめてください(アンテナがしっかり接続されると、カチッという 音がします) 。カードのもう一端が AirMac カードスロットのコネクタに確実に差し込まれている ことを確かめてください。 Windows コンピュータを使用している場合は、ワイヤレスカードまたはアダプタが正しく取り 付けられていることを確かめてください。接続の確認方法については、コンピュータに付属の説 明書を参照してください。 39 iTunes のミュージックライブラリの曲をステレオで再生できない 次の点を確認してください:  AirMac Express が電源コンセントに接続されていること、コンピュータのワイヤレス通信範囲 内にあること、適切なケーブルを接続していることを確かめてください。また AirMac Express ネットワークへの接続ができているか、確認してください。  「iTunes」のスピーカーのポップアップメニューから「 AirMac Express」を選択していること を確かめてください。  iTunes 4.6 以降を使用していることを確かめてください。 音楽の再生中に音が聞こえない 音楽は再生されている( 「 iTunes」ウインドウの上部にある進行状況バーが動いている)のに、何 も聞こえない場合は、次のことを確認してください:  AirMac Express に接続されたスピーカーから音楽を再生しているときに、「 iTunes」の環境設 定の「オーディオ」パネルで「リモートスピーカーの音量を iTunes から制御できないようにす る」チェックボックスにチェックマークを付けている場合は、 「iTunes」ウインドウの下部にあ るポップアップメニューでリモートスピーカーが選択されていること、リモートスピーカーの 音量が小さくなっていないことを確かめてください。 ネットワークや AirMac Express のパスワードを忘れてしまった AirMac Express をリセットすることで、 AirMac ネットワークや AirMac Express のパスワード をデフォルトに戻すことができます。以下の手順に従ってください: 1 まっすぐに伸ばしたクリップの先端を使って、リセットボタンを 1 秒間押し続けます。 2 AirMac ネットワークを選択します。  Macintosh の場合、メニューバーにある AirMac ステータスメニューで、AirMac Express で構 成されたネットワークを選択します(ネットワーク名は変更されません)。 40 第5 章 ヒントとトラブルシューティング  Windows 2000 または Windows XP を使用するコンピュータの場合、AirMac ネットワーク名 (SSID)が 表示されるまでポインタをワイヤレス接続アイコンの上に置きます。複数のネット ワークが表示された場合は、リストから選択します。 3 「AirMac ユーティリティ」を開きます( Macintosh コンピュータの場合は「アプリケーション」 フォルダの「ユーティリティ」フォルダにあり、 Windows XP または Windows 2000 を使用す るコンピュータの場合は「スタート」>「すべてのプログラム」>「 AirMac 」にあります)。 4 AirMac Express を選択して、「設定」をクリックします。 5 ダイアログが表示されたら、以下の項目を変更します:  AirMac Express のパスワードをリセットします。  暗号化機能を使用して AirMac ネットワークのパスワード保護を有効にします。暗号化機能を使 用する場合は、AirMac ネットワーク用の新しいパスワードを入力してください。 6 「OK」をクリックします。 新しい設定を読み込むため、AirMac Express が再起動します。 AirMac Express が応答しない AirMac Express のプラグを電源コンセントから外し、もう一度接続してみてください。 AirMac Express が完全に応答しなくなった場合は、 AirMac Express を出荷時の設定にリセット する必要があります。これにより、設定した内容はすべて消去され、AirMac Express の設定が購 入時の状態に戻ります。 第5章 ヒントとトラブルシューティング 41 AirMac Express のステータスランプがオレンジ色に点滅する Ethernet ケーブルが適切に接続されていないか、AirMac Express が AirMac ネットワークの通信 圏外にあるか、インターネット・サービス・プロバイダで問題が発生している可能性があります。 DSL モデムまたはケーブルモデムを使ってインターネットに接続している場合は、そのモデムが ネットワークまたはインターネットへの接続を失っている可能性があります。モデムが適切に動 作しているように見える場合でも、モデムを電源から切断し、数秒間待ってから、再度接続して みてください。モデムを再度電源に接続する前に、 AirMac Express が Ethernet を介してモデム に直接接続されていることを確認してください。 AirMac Express が WDS( Wireless Distribution System)で設定されている場合は、WDS リン クが中断している可能性があります。 参考:AirMac Express がワイヤレスクライアントとして設定されていて、接続対象のネットワー クがアクセス制御リスト ( ACL)で保護されている場合、 ネットワークに接続するためには AirMac Express がその ACL に含まれていなければなりません。 ランプがオレンジ色に点滅する理由について詳しくは、「AirMac ユーティリティ」を開き、ベー スステーションを選択して、「ベースステーション」メニューから「手動設定」を選択してくだ さい。必要に応じてベースステーションのパスワードを入力してから「ベースステーションの状 況」をクリックすると、点滅するランプに関する情報が表示されます。 AirMac Express を出荷時の設定に戻すには: m まっすぐに伸ばしたクリップの先端を使って、リセットボタンを 10 秒間押し続けます。 AirMac Express が次の設定で再起動されます:  AirMac Express は DHCP を使って IP アドレスを取得します。  ネットワーク名が「Apple Network XXXXXX 」に戻ります(「X 」は英数字です)。  AirMac Express のパスワードが「public」に戻ります。 42 第5 章 ヒントとトラブルシューティング 「AirMac ユーティリティ」を使って AirMac Express のプロファイルを作成した場合は、 AirMac Express をリセットしてもプロファイルは維持されます。 AirMac Express を出荷時の設定に戻し、設定したすべてのプロファイルを削除する必要がある場 合は、次のように操作します: 1 AirMac Express のプラグを電源コンセントから取り外します。 2 AirMac Express のプラグを電源コンセントに差し込んだまま、まっすぐに伸ばしたクリップの先 端を使ってリセットボタンを押し続けます。 ステータスランプが点滅したら、ベースステーションをリセットします。 プリンタが応答しない AirMac Express の USB ポートにプリンタを接続していて、AirMac ネットワークのコンピュータ がプリントできない場合は、次の操作を実行してください: 1 プリンタのプラグが電源に接続されていて、電源が入っていることを確かめます。 2 ケーブルが、プリンタと AirMac Express の USB ポートにしっかりと接続されていることを確かめ ます。 3 プリンタがクライアントコンピュータの「プリンタリスト」で選択されていることを確かめます。 Mac OS X v10.3 以降を使用する Macintosh でこれを行うには:  「アプリケーション」フォルダの「ユーティリティ」フォルダにある「プリンタ設定ユーティリ ティ」を開きます。  プリンタがリストにない場合は、「追加」をクリックします。  ポップアップメニューから「Bonjour 」を選びます。  プリンタを選択して「追加」をクリックします。 第5章 ヒントとトラブルシューティング 43 Windows XP または Windows 2000 を使用するコンピュータでプリンタを選択するには:  「スタート」メニューから「プリンタと FAX」を開きます。 「プリンタのインストール」を  プリンタを選択します。目的のプリンタがリストにない場合は、 クリックして、画面に表示される指示に従います。 4 プリンタの電源を切り、数秒間待ってから、もう一度電源を入れます。 Windows を使用するコンピュータでプリンタを設定する方法について詳しくは、22 ページの 「Windows コンピュータからプリンタを使用するには」を参照してください。 AirMac ソフトウェアをアップデートしたい アップルでは、AirMac ソフトウェアを定期的にアップデートしています。 ベースステーションソフトウェアをアップデートするには: 1 「アプリケーション」フォルダの「ユーティリティ」フォルダにある「AirMac ユーティリティ」 を開きます。 2 AirMac ユーティリティのメニューから「アップデートを確認」を選択します。 3 ダウンロード可能なすべてのファームウェア・アップデートをダウンロードする場合は、「ダ ウ ンロード」をクリックします。お使いのベースステーション固有のファームウェアを選択する場 合は、 「詳細情報を表示」をクリックします。 4 ファームウェアをダウンロードしたら、「アップデート」をクリックしてベースステーションに インストールします。複数のベースステーションをアップデートする場合は、「詳細情報を表示」 をクリックして、アップデートしたいベースステーションを選択してください。 AirMac Express の配置に関する注意事項 次の推奨事項は、AirMac Express で最大のワイヤレス通信範囲および最適なネットワーク範囲を 実現するために役に立ちます。 44 第5 章 ヒントとトラブルシューティング  大きな家具や壁などの障害物がほとんどない空きスペースに、AirMac Express を配置してくだ さい。金属面から離して配置してください。  AirMac Expressを家具の裏に配置する場合は、AirMac Expressと家具の間に 3 cm以上の空間を 空けてください。  AirMac Express を 3 面以上の金属面に囲まれている場所に配置しないでください。  ステレオを配備した部屋に AirMac Express を配置する場合は、AirMac Express をオーディオ ケーブル、ビデオケーブル、または電源ケーブルで取り囲まないようにしてください。ケーブ ルが片側に集まるように AirMac Express を配置してください。 AirMac Express とケーブルの 間にできるだけ広い空間を維持してください。  AirMac Express をステレオの裏に配置する場合は、AirMac Express をステレオのどちらか一方 の隅に配置してください。ステレオの裏の中央に配置しないでください。  電子レンジ、2.4 GHz のコードレス電話、またはその他の干渉源から 7.5 m 以上離れた場所に AirMac Express を配置してください。 AirMac への干渉を引き起こすもの 干渉源を遠ざければ、トラブルが起きる可能性は少なくなります。以下のものは、AirMac 通信 への干渉を引き起こします:  電子レンジ  DSS(Direct Satellite Service )の無線周波数  ある種の衛星用アンテナに付属する古い同軸ケーブルは干渉を引き起こすことがあります。装 置の製造元に問い合わせて、新しいケーブルを入手してください。  電線、鉄道架線、発電所などの大規模な電気設備 第5章 ヒントとトラブルシューティング 45  2.4GHz 帯で使用されるコードレス電話機。電話機または AirMac 通信に問題がある場合は、ベー スステーションまたは AirMac Express が使用するチャンネルを変更してください。  近接したチャンネルを使用している隣接したベースステーション。たとえば、ベースステーショ ン A をチャンネル 1 に設定している場合は、ベースステーション B をチャンネル 6 以上に設定 しなければなりません。 46 第5 章 ヒントとトラブルシューティング 6 追加情報/サービス/サポート 6 AirMac Express の使いかたに関する追加情報は、ハードディス ク、Web 、およびオンスクリーンヘルプで参照できます。 インターネットでのサービス/サポート AirMac Express の最新情報については、 www.apple.com/jp/airmacexpress にアクセスしてく ださい。 AirMac Express のユーザ登録を行うには( AirMac Express CD に収録されているソフトウェアを インストールしたときに登録しなかった場合)、www.apple.com/jp/registration にアクセスし てください。 AirMac のサービスおよびサポート情報、製品についての情報や意見の交換、最新のアップルソ フトウェアのダウンロードについては、www.apple.com/jp/support/airmac にアクセスしてく ださい。 日本国外でのサポートについては、www.apple.com/jp/support にアクセスして、ポップアップ メニューから国を選んでください。 オンスクリーンヘルプ m AirMac の使いかたについて詳しい情報を見るには、「 AirMac ユーティリティ」を開き、 「ヘルプ」>「AirMac ユーティリティヘルプ」と選択します。 47 保証サービスを利用する 製品が損傷したり、正しく機能しない場合は、このガイド、オンスクリーンヘルプ、およびイン ターネットのサービス/サポートの指示に従ってください。 それでも装置が機能しない場合は、www.apple.com/jp/support にアクセスして保証サービスの 利用方法に関する説明を参照してください。 AirMac Express のシリアル番号が印刷されている場所 シリアル番号は AirMac Express の表面に印刷されています。 48 第6 章 追加情報/サービス/サポート 付録 AirMac Express の仕様 AirMac の仕様  ワイヤレスデータ通信速度:理論最大値 54 Mbps(メガビット/秒)  通信可能範囲:通常の使用で最大 45 m (環境によって変わります)  周波数帯域:2.4 GHz(ギガヘルツ)  ワイヤレス出力:15 dBm(公称値)  規格:802.11 DSSS 1 および 2 Mbps 規格、802.11b、および 802.11g 仕様 インターフェイス  内蔵 10/100Base-T 用の RJ-45 Ethernet LAN コネクタ( G)  USB( Universal Serial Bus )プリンタ接続用(d)  アナログ/光デジタル 3.5 mm ミニジャック  AirMac Extreme 動作環境  動作時温度:0° C 〜 35° C(32° F 〜 95° F)  保管時温度:–25° C 〜 60° C (–13° F 〜 140° F)  相対湿度(稼働時):20%〜 80 %の相対湿度  相対湿度(保管時):10 %〜 90%の相対湿度(結露しないこと)  稼働時高度:0 〜 3,048 m( 0 〜 10,000 フィート)  保管時高度(最大):4,572 m(15,000 フィート) 49 外形寸法と重量  高さ:94 mm  幅:75 mm  厚さ:28.5 mm  重量:189 g ハードウェア・アドレス AirMac には次の 2 つのハードウェア・アドレスがあり、これらはケースの側面に印刷されてい ます:  AirMac ID:ワイヤレスネットワーク上でAirMac Express を識別するために使用されるアドレ スです。  Ethernet ID:これは MAC アドレスとも呼ばれます。AirMac Express をインターネットに接続 するときに、このアドレスを ISP に知らせなければならない場合があります。 AirMac Express の安全に関するヒント  AirMac Expressを電源コンセントから取り外さない限り、電源を完全に切ることはできません。  AirMac Express をコンセントに接続したりコンセントから取り外すときは、必ず側面を持って ください。プラグの金属部分をさわらないでください。  AirMac Express は高電圧の機器であるため、電源コンセントから取り外しているときでも絶対 にケースを開けないでください。AirMac Express の修理が必要な場合は、47 ページの「追加 情報/サービス/サポート」を参照してください。  コネクタをポートに無理に差し込まないでください。コネクタとポートが簡単に結合しない場 合は、それらが適合していない可能性があります。コネクタがポートに適合していること、ま た、コネクタとポートを正しい向きで合わせていることを確かめてください。 50 付録 AirMac Express の仕様  別売の電源コードを使う場合は、AirMac Express が電源コードでつり下げられた形にならない ように設置してください。  AirMac Express を使っているときにケースが温かくなるのは異常ではありません。AirMac Express のケースは、内部の熱を外部に移す冷却面の役目をします。 湿気のある場所を避ける 警告:感電や怪我を防止するため、水の近くや湿気のある場所で AirMac Express を使用しない でください。  飲み物、洗面台、浴槽、シャワー室など、水気のある場所から離れたところに AirMac Express を設置してください。  AirMac Express を直射日光や雨などの湿気にさらさないでください。  AirMac Express に食べ物や液体をこぼさないように注意してください。こぼしてしまった場合 は、ふき取る前に AirMac Express を電源コンセントから取り外してください。 食べ物や液体をこぼしてしまった場合は、修理のために装置をアップルに送付してください。 詳 しくは、47 ページの「追加情報/サービス/サポート」を参照してください。 自分で修理しない 警告:AirMac Express のケースを開けたり、分解したりしないでください。感電の危険があり、 また製品保証が無効になります。内部には、お使いの方がご自身で修理できる部品はありません。 付録 AirMac Express の仕様 51 取り扱いについて AirMac Express は、不適切な保管や取り扱いによって損傷する場合があります。AirMac Express を持ち運ぶときは、落とさないように注意してください。 52 付録 AirMac Express の仕様 法規制の順守に関する情報 FCC Declaration of Conformity This device complies with part 15 of the FCC rules. Operation is subject to the following two conditions: (1) This device may not cause harmful interference, and (2) this device must accept any interference received, including interference that may cause undesired operation. See instructions if interference to radio or television reception is suspected. Radio and Television Interference This computer equipment generates, uses, and can radiate radio-frequency energy. If it is not installed and used properly—that is, in strict accordance with Apple’s instructions—it may cause interference with radio and television reception. This equipment has been tested and found to comply with the limits for a Class B digital device in accordance with the specifications in Part 15 of FCC rules. These specifications are designed to provide reasonable protection against such interference in a residential installation. However, there is no guarantee that interference will not occur in a particular installation. You can determine whether your computer system is causing interference by turning it off. If the interference stops, it was probably caused by the computer or one of the peripheral devices. If your computer system does cause interference to radio or television reception, try to correct the interference by using one or more of the following measures:  Turn the television or radio antenna until the interference stops.  Move the computer to one side or the other of the television or radio.  Move the computer farther away from the television or radio.  Plug the computer into an outlet that is on a different circuit from the television or radio. (That is, make certain the computer and the television or radio are on circuits controlled by different circuit breakers or fuses.) If necessary, consult an Apple Authorized Service Provider or Apple. See the service and support information that came with your Apple product. Or, consult an experienced radio/television technician for additional suggestions. Important: Changes or modifications to this product not authorized by Apple Inc. could void the EMC compliance and negate your authority to operate the product. This product was tested for FCC compliance under conditions that included the use of Apple peripheral devices and Apple shielded cables and connectors between system components. It is important that you use Apple peripheral devices and shielded cables and connectors between system components to reduce the possibility of causing interference to radios, television sets, and other electronic devices. You can obtain Apple peripheral devices and the proper shielded cables and connectors through an Apple-authorized dealer. For non-Apple peripheral devices, contact the manufacturer or dealer for assistance. Responsible party (contact for FCC matters only): Apple Inc., Product Compliance, 1 Infinite Loop M/S 26-A, Cupertino, CA 95014-2084, 408-974-2000. 53 Industry Canada Statement This Class B device meets all requirements of the Canadian interference-causing equipment regulations. Cet appareil numérique de la Class B respecte toutes les exigences du Règlement sur le matériel brouilleur du Canada. VCCI クラス B 基準について Europe — EU Declaration of Conformity Complies with European Directives 72/23/EEC, 89/336/ EEC, 1999/5/EC. For more information, see www.apple.com/euro/compliance. European Union — Disposal Information This symbol means that according to local laws and regulations your product should be disposed of separately from household waste. When this product reaches its end falloff, take it to a collection point designated by local authorities. Some collection points accept products for free. The separate collection and recycling of your product at the time of disposal will help conserve natural resources and ensure that it is recycled in a manner that protects human health and the environment. 54 www.apple.com/jp/airmac www.apple.com/jp/support/airmac © 2007 Apple Inc. All rights reserved. Apple 、Apple ロゴ、Bonjour、iTunes、 Mac、Macintosh、および Mac OS は、米国その他の国で登録された Apple Inc. の 商標です。 AirMac、AirMac Extreme、 AirMac Express および AirTunes は Apple Inc. の商標です。 J034-4344-A Printed in XXXX
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